いいワインと悪いワインの基準は
- 最近、ワインを飲み始め、ワインスクールで教えている方やワイン輸入業者などのお話を聞く機会があるのですが、疑問に思うことがあります。
- ワインとは言えないような作り方をしているとか、劣化したワインが美味しくないと言われるのは理解できます。
- それらに該当しなければ、あとはそのワインが持つ個性で、飲む人の好みの問題だと私は思ってしまいます。
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いいワインと悪いワインの基準は
最近、ワインを飲み始め、ワインスクールで教えている方やワイン輸入業者などのお話を聞く機会があるのですが、疑問に思うことがあります。 それは、彼らが言うこのワインは美味しいとか美味しくないとか、このワインは買わない方がいいとかというコメントです。 ワインとは言えないような作り方をしているとか、劣化したワインが美味しくないと言われるのは理解できます。 それらに該当しなければ、あとはそのワインが持つ個性で、飲む人の好みの問題だと私は思ってしまいます。 多少ワインを飲むせいで、いいワイン教えてよと知人に言われるのですが、自分の好きなワインがわかっても、いいワインかどうかの判断はつきません。 輸入業者が言う「いいワイン」と「悪いワイン」を飲ませてもらったことがありますが、15000円のいいワインはおいしいと思わなかったですし、1500円の悪いワインは個性の強いワインと思いましたが、まずいとは思わなかったです。 外食していると、例えばサラダの場合、昨日の残ったレタスを持ち越したなとか、野菜の味を殺すドレッシングだなとか、有機野菜を使っているなとかはわかります。 これみたいに、ワインも飲み慣れていないからわからないだけで、飲み続けていれば、いいワイン悪いワインがわかるようになるのでしょうか?
- stmok
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お礼もいただけず ご納得いただけてないようので、再回答いたします。 ご質問は、 ワインの味の違いはワインの持つ個性、好みの問題で、いいワインと悪いワインの基準はないのではないか ということですよね。 まず、葡萄の種類だけでも、味は違いますから、そういう言い方も可能でしょうね。 しかし、過去数十年の間にワインが量産化されて、ワイン本来の持つ味を失ってきた ことはご存知でしょうか。 そもそも、ワインは同じ品種の葡萄をどこの畑でどうつくっても「同じ個性」には ならない。個性を生かす作り方と個性を殺す作り方があるのだと思います。 一般的に、農薬をできるだけ使わず、手をかけて育て、果実も選別して樽も選び 発酵方法も工夫されたワインはその結果が味に反映されます。 本来こう作れば美味くなるという作り方を「醸造家」が経験を積み重ねて作ってきて いるのだと思います。 加えて、その年の気候。ワインの当たり年と不作の年。それを個性といったらあまりに がさつな言葉の使い方といわざるをえません。 2003年は暑い年で、ブルゴーニュワインにとっては早く熟していい年とはいえない のですが、これも飲む時期を選べば美味しく飲める。 天候に恵まれて、完熟で濃縮度の高いぶどうが収穫された年はそれだけ、高品質のワイン となります。ボルドーやシラーではワインも色素、タンニンが強く、豊潤なワインと なり若いときは堅く荒々しい凝縮した味わいとなります。 それだけ、エレガントになるのに時間がかかります。 反対にヴィンテージの弱い年のワインは熟成するのも早く、飲み頃を早く迎えます。 >彼らが言うこのワインは美味しいとか美味しくないとか、このワインは買わない方がいいとかというコメントです。 私のなじみのワインショップのバイヤーは、私の好みを知っています。以前勧めたワインで 何が好まれたかを知っていて、「それは、お好みにあわないかもしれない」とか 言いますが、自分が仕入れたワインを美味しくないとはいいません。テーブルワインと して丁度いいとか、(まだ飲み頃ではないから)しばらくセラーで寝かしたほうがいいと いうこともあります。 >ワインとは言えないような作り方をしているとか、 量産化で酸化防止剤を山ほど使っているとか?農薬漬けの畑で作っているとか? ってだいたい安くでまわっているワインのほとんどはそんなものです。 >劣化したワインが美味しくないと言われるのは理解できます。 そんなもの売っているショップはありません。レストランでもブショネは気をつかいます。 >それらに該当しなければ、あとはそのワインが持つ個性で、飲む人の好みの問題だと私は思ってしまいます。 それは、そうなんですがワインを楽しむには (1)自分の好みを知る (2)ワインの味を知る (3)料理とのマリアージュ の3つを考えねばなりません。 (3)については一流のレストランで一流のソムリエの力をかりないと 本当の至福のマリアージュというのは体験できません。 7月の暑い日、芝大門の近くのホテルでランチでいただいたフォアグラのパテに ソムリエが出してきたシャンパンが絶妙に美味かった。あとで調べたら タテルヨシノというレストランで若林さんというワイン雑誌によくでてくる有名 ソムリエでした。 >輸入業者が言う「いいワイン」と「悪いワイン」を飲ませてもらったことがありますが、15000円のいいワインはおいしいと思わなかったですし、 それこそ、お好みにあわなかっただけでしょう?その品種がお好みにあわなかった。 >1500円の悪いワインは個性の強いワインと思いましたが、まずいとは思わなかったです。 まずくはないでしょう。タンニンや酸味のバランスがお口にあったのでしょう。 ただし、ブーケやアロマに感動することはなかっただろうと思います。 15000円クラスは、おそらくもう少し寝かせたらタンニンがおちついてエレガントに なるかあるいは、ヴィンテージが古いだけでピークを過ぎたワインかもしれません。 また気分を害されるかもしれませんが、日本では本当にいいワインはまず、ワイン業者からレストランに卸されます。 次が百貨店や大手のワインショップ。街場のワインショップに出回るのがその下の品質で スーパーなどのワイン売り場はさらに質の劣るもの。 ブルゴーニュで15000円クラスというと微妙です。生産者によってブルゴーニュの味は まちまちすぎます。この価格帯ならニューワールドのもの、あるいはボルドーのセカンド ラベルを買うべきかもしれません。
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いい、ご質問ですね。 私は、ワインを飲み始めて20年もたっていませんが、ワインの良し悪しは判る。 >それらに該当しなければ、あとはそのワインが持つ個性で、飲む人の好みの問題だと私は思ってしまいます。 昔通いつめたワインバーのオーナーがこう言ってました。 「ワインというものは、下から上を見上げてもわかりません。上から下を見下ろした時世界観がつかめるのです」 これは至言だなと思います。先日、家でセラーで保存しておいたDRCのエシェゾー2001年を友人夫妻を招いて 開けました。友人が1995年のオーパスワンを持ってきたので、対抗してあけたのですが、 エシェゾーは夢のようにロマンチックな味わいでした。 上から下を見下ろすとはこういうことかと。いくら安いワインを1000本飲んでもワインの世界は見えてこない。 >ワインも飲み慣れていないからわからないだけで、飲み続けていれば、いいワイン悪いワインがわかるようになるのでしょうか? ワインが判るとは、飲みなれることとは無関係です。富士山の裾野をいくら歩いても富士山がわかる わけではありません。 変な言い方ですけど、いいワインというのは「いい女」という言い方ににてます。 グレース・ケリーという女優さんがいましたが、美形で上品で若くしてなくなりました。 グレース・ケリー並みのワインもあれば、AKB48クラスのワインもあるのです。 たとえば、ブルゴーニュでもシャンボール・ミュジニーという畑とヴォーヌ・ロマネという畑では まるで別物の味。シャンボールミュジニーは軽やかでロマンチック。ヴォーヌ・ロマネは気品があって 澄んだ味わい。 悪いワインというのは、確かにあって、ひとつは保存が悪い。温度管理が悪いと味が落ちます。 あとは澱がまわないように、あとはよく空気にふれて開かせるなど。 ワインスクールにいかれていたら、ブショネはご存知でしょう。 安いワインがダメとはおもいません。オーストラリアのヤラバレーのコールドストリームヒルズ・リザーブ などはとても美味しいですし、カリフォルニアのフラワーズやエチュードも美味しいです。 ただ、これらは同じピノ・ノワールでもブルゴーニュとはあきらかに違う。 これをテロワール(土)の違いというのですが、さらには同じ畑でも生産者が違えば全く違います。 アンリ・ジャイエという生産者のワインづくりについて書かれた本があります。 先のDRCのエシェゾーを作った生産者で故人です。 いい女とそうでない女の差は歴然としてしています。ワインも同じです。ぜひ本当にいいワインを 飲んでください。 いえ、効果なヴィンテージのものを買うのでなく、セラーを買って5年最低でも寝かせて飲んでみてください。 ワインというのはお金と時間をかけるだけの価値のある趣味です。 また、どこかでお話する機会があればいいですね。 あ、そうそう。友人のオーパスワンは温度管理がよくなかった。聞けば米国で買ってきてクローゼットに ずっとしまってあったそうで、ほんとうはデキャンタージュをしっかりしたら、もっと楽しめたはず。 美味しかったですけどね。 高みを知ってから飲めばスペインワインでも自分でよさがわかるようになると私は思います。 良し悪しは距離感です。
お礼
すみません。事情がありしばらく見ていませんでした。今、拝読させていただきました。 わかりやすく、丁寧なご説明ありがとうございます。 >「ワインというものは、下から上を見上げてもわかりません。上から下を見下ろした時世界観がつかめるのです」 なるほど。これは分かる気がします。 数年前までは、安売りしているスーパーで食材を買っていたのですが、そこの約3倍で売っている高いスーパーに変えたら、味、鮮度、添加物などに敏感になりました。 >グレース・ケリー並みのワインもあれば、AKB48クラスのワインもあるのです。 私は女なので、女の例えはピンときませんが(笑)、この例えは分かる気がします。 私は、身近さをアピールしているAKBよりも、近寄り難くても実力派のオペラ歌手の方が好きです。 >いえ、効果なヴィンテージのものを買うのでなく、セラーを買って5年最低でも寝かせて飲んでみてください。 金持ちではないので、安いワイン2本買うよりいいワイン1本買いたいと思います。あとセラーもですね。 >また、どこかでお話する機会があればいいですね。 ええ、ぜひ。試飲会とかワイン関係のイベントに私はよく出没しています(笑)。
- qwe2010
- ベストアンサー率19% (2122/10775)
いいワインと、悪いワインは、人が決めた物。 どれがいいのかは、教えて貰いながら、たくさん飲んでいれば有る程度、判るようになります。 しかし、おいしいか、そうでないかは、それぞれの人が感じる物で、その感じ方はみんな違います。 これは他の飲み物、食べ物にも言えることではないかと思います。 おいしいと言える物でも、何度も飲んでいれば、おいしいと思えなくなります。 最後に残るのは、値段が高いか、安いか、気持ちよく酔えるかどうかだけ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 食べ物では、人がおいしいと評価するものは大抵共通しています。 人気店に行くと、それほどおいしくないと思うことはあっても、一口も食べられないほど激マズということはありません。 なので、ワインにも共通する何かがあると思います。 共通する何かがなければ、いろいろなコンクールで入賞しているワインは存在しないはずです。 とりあえず、今はいろいろ飲んでみることにします。ありがとうございました。
- kimamaoyaji
- ベストアンサー率26% (2801/10378)
ワインの産地で、ワインの特性はある程度決まります、その産地としては出来が良いか、悪いかその年でだいたい決まるので、その当たりの知識があれば産地と年号で良し悪しの目あすになるので、それを言われているのではないでしょうか、実際の味はテイスティングしなければ判りませんが、輸入や管理酒蔵の信頼性などで失敗が無ければ、ほぼそれで判ると言う事を教えてもらいました、昔フランスの酒蔵廻りをしたときの説明ですが、私はさほど知識も無いので、本を見ながら、この間飲んだのはこういうワインだったのかと言う程度で、味もおいしいかまずいか(好み)しか判りませんが。
お礼
>輸入や管理酒蔵の信頼性などで失敗が無ければ、ほぼそれで判ると言う事を教えてもらいました これは初耳です。 ワイナリーをいくつか見学しましたが、設備はワイナリーによって全然違いましたし、ワイン作りのこだわっているポイントもまったく違っていました。 設備やコンセプトによって、違うワインができてくるのだと思っていましたが、そこではあまり大きな違いを生まないということですね。 それだと、2つのネゴシアンが同じ畑からぶどうを仕入れたら、同じ味になるということになりますね。
補足
お礼を書き忘れました。 ご回答ありがとうございました。
- nihonsumire
- ベストアンサー率27% (822/3030)
趣味、嗜好は、個人の価値観や好みで決まるものだとみなさんがおっしゃる通りだと思います。ただ、美味しいと皆が思うワインは、確かにあると思います。ですから、財布が許すくらいの、高くて美味しいといわれるワインを飲んでみる、安いワインも飲み比べてみましょう。 そうしたプロセスを踏んで、あなたなりの基準が出来あがってくるのではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 自分では1000円から5000円のワインしか買いません。 この価格帯だとドングリの背比べでしょうか。 数万円のワインが、テイスティングで3,500円とかで飲めるワイン屋さんが近くにあるらしいので、いつか行ってみます。
- hamazo2004
- ベストアンサー率27% (292/1068)
私はワインはあまり好きではなく、詳しくも無かったですが、ある場所でものすごくおいしいワインに出会いました。詳しい話はここでは書けませんが奥が深いと思いました。「ワインも飲み慣れていないからわからないだけで、飲み続けていれば、いいワイン悪いワインがわかるようになるのでしょうか?」「色々な銘柄を飲み続ければ」を付き足しますが、そのとおりです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 色々な銘柄もですか。試飲会にいっぱい行きたいと思います。 私はおいしいワインは何度も出会っていますが、ものすごくおいしいワインには出会ったことはありません。 いつか出会いたいと思います。
金額や他人の意見に拘らず、自分が「いい物」「旨い」と思ったのが自分にとって良いワインです。 それが他人に対して同じ結果になるかどうかは別問題。 モノの判断基準は人によってそれぞれ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 最終的には、自分が好きなワインがいいワインというのは、私も思います。 でも、輸入業者とか、コンクールの審査員とか、ワインを評価する人たちは、いったい何を基準に評価しているのかさっぱりわかりません。 でも、きっと基準なり傾向をこれらの人たちは持っているのではないかと思います。 単なる好奇心でこの基準や傾向を知りたいのです。
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