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身分・経済格差が固定化している社会の対外競争力は?

身分や経済力の差が固定化している社会、たとえば、貴族の子女は貴族に、農民の子女は農民に、というような社会を想定します。 また、その社会では、貧しい貴族が、豊かな貴族になることも、貧農が豪農になることもありません(同じ身分間での経済力格差も引き継ぎます)。 その固定化は、身分制などの法制度によるものでも、事実上のものでもかまいません。 とりあえず、子供からすると自分の将来は、自分の努力などと関わりなく基本線は決まっている社会を考えます。 このような社会では、「人生大逆転」が発生しえないので、熾烈な競争が起きず、経済成長も限定的になるような気がします。 そうすると、このような固定化がなく、他の大きな支障もなく、順調に経済が成長している外国と比較すると、経済力の差が広がっていくのではないかと思います。 このような想定は、かなり素朴なイメージによるものですので、こういうことをもっと詳しく検討したときには、異なる結果になるかもしれません。 こういうことを真面目に考えた、統計学、社会学、経済学などの研究業績(書籍や論文)はあるのでしょうか。 お詳しい方、教えてください。

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noname#214164
noname#214164
回答No.3

昔のソビエト、中国と北朝鮮などの社会・共産主義の政治経済書籍が参考になると思います。ちょうどあなたの考え通り、経済発展が遅れ、民主・資本主義の流れが起きて今に至るわけです。

Le-Livre
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 おっしゃるとおり、共産圏に関する研究も参考になるのかもしれません。 おすすめの書籍があれば、ぜひ教えてください。

その他の回答 (6)

  • kaitara1
  • ベストアンサー率12% (1119/8875)
回答No.7

具体的な資料は知りませんが、階層が固定していたイギリスでは国難に際して上層階級の人が義務的に戦場に赴いたので戦死者が多かったというような話を聞いた記憶があります。昔の日本でも武士階級が列強の脅威に対して真剣に反応していたこととも共通するように思います。少しずれるかもしれませんが、現在の自民党も政権保持に関して固定された格差状態を享受していますが、この固定された格差状態を日本を良くすることに利用できるか、あるいは反対なのかは意見が分かれるところではないでしょうか。「絶対権力は必然的に腐敗する」というようないささか抽象的な言い方も参考になるように思います。

Le-Livre
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • titelist1
  • ベストアンサー率25% (712/2750)
回答No.6

そのような時代が江戸時代と思われがちですが、元禄時代の終わりまでは違っています。江戸初期から100年間で人口は2倍に増え経済発展が続きました。元禄地震から宝永地震で海岸線の新田開発が止まり、天候不順で飢饉も続発したからです。その後の人口は増えていません。それに引き換え戦国時代は内戦で競争が激しく戦死者がいても人口は増えて経済発展したのです。新田開発や金銀鉱山の発掘も盛んだったのです。身分の固定化が行なわれても環境が整えば経済発展できたのです。 格差が広がって日本の競争力が落ちているのではないかとの発想が質問の根底にあるように思いますが、格差は発展の原動力なのです。負けまいとすることや、のし上がろうとする競争の気持が発展を生むのです。人間には能力差があるので格差は仕方がないのですが、次の世代までの格差の固定化はよろしくありません。それはやる気を失ってしまいます。日本がそのような社会ではなっていないと思います。

Le-Livre
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >格差が広がって日本の競争力が落ちているのではないかとの発想が質問の根底にあるように思います 実のところ、そのような発想に基づいて、本質問をしたわけではないのです(ごめんなさい)。 「全く」というと、語弊があるかもしれませんが、この質問は、日本の現状を憂えてのものではなく、もっと一般的(普遍的)なレベルの問題について考えていたときに出てきたものです(この質問の視点は、「日本社会」にではなく、「社会一般」にあります)。 考えていても、私一人では、深いところまで分からないので、“研究者レベル”では、どのように解されているかを知りたくなり、質問をした、というわけです。 特に、この質問のような因果関係の立証は、N=K問題(説明されるべき事例の数と説明の数が等しくなってしまう問題)に陥りやすそうですし、また、格差の固定/流動以外の変数をそろえるのにも相当なテクニック(あるいは知恵)が必要な気がしています。 そこで、こういうことを踏まえた、社会学や統計学等による調査がすでになされていないかな? あったらラッキーだな、というわけで、研究業績の有無をお聞きしたわけです。 このような問題意識を、titelist1さんの >身分の固定化が行なわれても環境が整えば経済発展できたのです というの回答に引き付けて考えると、 (1)当時の身分の固定化の態様・程度はどのようなものだったのか、あるいは、身分が固定化していたといいうるのか、というそもそもの問題(定義や事実認識などの問題)はもちろん、 (2)かりに、身分の固定化以外の条件を同じにしたとしても、同程度の経済発展しかできなかったのか、身分の固定化がなければ、相対的により経済発展したのか(できたのか)という問題(その他の変数をそろえるという問題) などについては、慎重に検討されなければならないように思うのです(なお、付言すると、質問文にもあるとおり、私の質問は、身分の固定化があると経済発展しないのではないか? ということではなく、身分の固定化があると経済発展が限定的になり、固定化していないところと比べて「相対的に」経済格差が生まれるのではないか? ということです)。 そういったわけで、質問のような因果関係に関する研究業績があれば、ぜひ教えてください。

  • kohichiro
  • ベストアンサー率21% (306/1447)
回答No.5

>このような固定化がなく、他の大きな支障もなく、順調に経済が成長している外国と比較すると、経済力の差が広がっていくのではないかと思います。このような想定は、かなり素朴なイメージによるものですので、 イギリスから始まった産業革命はヨーロッパ全体に及び、西欧に比べて後進的だったロシアなどにおいても、帝政の末期には貴族制度、農奴の制度も実質的に崩れていき、西欧に続いて社会の活性化が起こり経済も発展していきました。経済と社会制度は車の両輪というか相互に影響しあうもののようです。チェーホフなどの文学作品を読めばそういったことが理解できます。近代史は世界経済の発展拡大が大きな特徴ですが、仰る「想定」は、実際に起こったことであり、比較的簡単な論理的思考で理解が出来るものです。 >こういうことをもっと詳しく検討したときには、異なる結果になるかもしれません。 そういった真逆思考も面白いとは思います。あながち正しいかもしれません。どうしてそう考えられるのか、その論理的な証明ができればまじめに研究されているかたも居られるかもしれませんね。私見ではいまのところ身分が固定化された古いままの社会で、そのために経済が発展したという例はないと思います。

Le-Livre
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 おっしゃるように、半ば必然にも思える両者の関係について、これが因果関係にあるのか(身分の固定・流動が独立変数、経済発展の度合いが従属変数になっているのか)を研究した論文(業績)をご存知でしたら、教えてください。 社会学者が研究してそうなテーマだとは思うのですが…。

Le-Livre
質問者

補足

お礼コメントで、独立変数と従属変数が出てくる箇所は、不正確な表現でしたので、以下のように訂正します。ごめんなさい。 (身分の固定・流動が独立変数とし、経済発展の度合いが従属変数としたときに、他の変数の影響を考慮したとしてもなお共変関係が認められ、独立変数が時間的に先行しているといえるか)

  • kaitara1
  • ベストアンサー率12% (1119/8875)
回答No.4

社会の力を野球のチームで考えてみると、それぞれのポジションを受け持つ選手が、おのおのの役割を果たせなくてもそのまま選手として居座ることが固定された格差に相当すると思います。この場合の格差というのはポジション間の優劣上下ではなく試合に勝つためにそういう風にふるまうかの違いです。投手は打てない球を投げるかどうか、捕手は難しい球をうまく受け取るかどうか、などなどです。要するにあなたのおっしゃる固定された格差というのは適当でない選手が適当でないポジションに居座っているということで試合に勝てるはずがないことは明白ではないでしょうか。

Le-Livre
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 おっしゃるとおりで、私の素朴な理解、イメージでは、「明白」のように感じられるのですが、本当にそうなのか(本当にそんな単純な話なのか)を研究した論文(業績)があれば、ぜひ教えてください。

  • kaitara1
  • ベストアンサー率12% (1119/8875)
回答No.2

格差という言葉には優劣上下の意味が含まれますが、世代ごとに個人の能力が平等に評価される場合でも格差という概念は有効です。世襲制度と格差社会は別のものと考えたほうがよいと思う。世襲制度でも各人が自分の職分をわきまえていれば強力な体制ができるはずです。

Le-Livre
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >世襲制度と格差社会は別のもの もちろんおっしゃるとおりなのですが、この質問における私の関心対象は、格差社会に対する世襲制の寄与度とか、格差社会を縮小すべきとする根拠の探究、などではなく、格差が存在することは所与の前提として、格差が固定化された社会と、格差が流動的な社会で、経済発展(や、その他の要素)に違いは生まれるか、ということです。 >世襲制度でも各人が自分の職分をわきまえていれば強力な体制ができるはず このようなことを詳しく研究した文献があれば、教えてください。

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

ヒンズー教におけるカーストが、身分(ヴァルナ)だけではなく、職業(ジャーティ)も制限するように細分化されて存在する形で後世にまで引き継がれていく仕組みを持っていることから、 その職業として存在しなかったIT業界が、世界の自転の3極としてアメリカ・ヨーロッパ・インドに拠点を置いて24時間業務の連続性を実現したときに、 IT業界への就職にはカーストのしがらみが存在しえなかったことから、多くの優秀な人材をインドで発掘し、既存のカーストにしばられない労働者を生み出した、 という点については、上記程度の概論をはじめとして、その経緯などを詳細に研究したものが、宗教学から経済学、社会学としてたくさん存在すると思いますよ。 ヒンズー教 カースト 職業 IT - Google 検索 http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%92%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BC%E6%95%99+%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88+%E8%81%B7%E6%A5%AD+IT

Le-Livre
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ヒンズー教とIT業界に関する研究があるんですね。 図書館で探してみます。 他にもあれば、ぜひ教えてください。

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