静電場の電位と電場について

このQ&Aのポイント
  • 静電場の電位と電場に関する基本的な概念について質問します。
  • 電気学における静電場における点電荷から距離によって変化する電場と電位についての疑問を解決したいです。
  • 具体的な境界条件を与えることで、点電荷からの距離が0の場合でも有限の値を持たせることは可能なのでしょうか?
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静電場での電位に関して

電磁気学を勉強しています. 基本的な部分で混乱してしまったので,質問します. 空間上に点電荷Qがあるとします.この点電荷から距離rだけ離れた場所での電場と電位は,それぞれ下記で表されると思います. E(r)=Q/4πεr^2 V(r)=Q/4πεr r→∞のとき,E,V→0となり,r→0のとき,E,V→∞になるかと思います. 数学的には,理解できるのですが,物理的は意味合いがイメージできません. 現実世界ではr=0のときでも,有限の値を持つと思うのですが,それはどのように表せるのでしょうか? 境界条件として,ただしE(0)=A,V(0)=Bなどというように,定数項が与えられるのでしょうか? よろしくお願いします.

質問者が選んだベストアンサー

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noname#204582
noname#204582
回答No.1

r=0となる事象についての質問ですよね。 電荷がかかっている場所そのものの電荷の数値は計測できません。 理論上計算できないのももちろんですが、計測自体、現在の科学ではできないのです。 1^-10nmもの狂いもなく、電荷磁場を測れはしません。 理論物理で提言している学者が確かいたとは思いますが、学術的に認められた論文ではなかったのではないでしょうか(曖昧で済みません)。 質問文におけるAもしくはBの値となる、ゼロ地点の電荷を計測できる機械が存在しないはずです。

temo891
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます. お返事が遅くなってすみません. 私の理解が追い付いていないと考えていたのですが,そもそも計測できる項目ではなかったのですね. ご回答が最も早かったので,ベストアンサーにさせて頂きます.

その他の回答 (1)

noname#221368
noname#221368
回答No.2

 まず電位については、これは電場を計算する数学的便利手段とみなせるので、r=0でV=∞が気に食わないなら、v(0)=0と定義し直す事は、常に可能です。電位は、電位差だけに物理的意味があるからです。そうしてもr=0近傍でのvの挙動が扱いにくい事実は変わりませんけれど・・・。  なので本質は電場Eの方にあります。古典論では、r=0で∞でも良いのだ、という事になっています。というのは、電場はr=0で∞であっても、r=0にいる電荷量は有限の値である事を(1Cとか2Cになる事を)、示せるからです。  そして工学的応用などでは点電荷はほとんど用いず、電荷密度で処理するので(つまり、点電荷を薄めて使うので)、あまり問題になりません。点電荷の使用はほとんど、理論の基礎を学ぶ時だけです。  もっともこの話はその後、電荷の自己場の話へとつながっていきます。点電荷の持つ電気エネルギーを量子論で計算すると、∞になります。これはさすがにおかしいと、意見は一致しています。  それで電子などは本当は点ではなく、有限の大きさではないのか?と試みたのですが、今度は相対論との整合性が取れません。けっきょく未だに未解決です。  で、どうしているかというと、途中をすっとばすと「くりこみ理論」を使っています。  電子の経験的に妥当な大きさというのは現実に観測でき、要するにちょっと離れた距離での電気エネルギーも現実に測定可能です。  電子の自己場が∞になるという事は、それが計算不能でじつは不定という事です。そこで、点からちょっと離れた地点の自己エネルギーに測定された値を使用してやると、その外側では全部うまくいくという事態になります(・・・何故か(^^;))。けっきょく、あなたのイメージに沿う形なんですよ。  当面それで何とかなる訳です。#1さんの仰るように、その点そのものずばりを観測する機械はないからです。そのような観測は、量子論から不可能なのがわかっています。

temo891
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます. 電磁気学は,完成された学問だと思っていたのですが,まだ未解決な問題あるのですね. 大変勉強になりました.

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