人質、イスラム国の目指すものは？

質問

ニュースでイスラム国（英語では州みたいな表現）に拉致された日本人はその活動の記録を少しだけ見た限りでは、言うなれば、弱い人々を助けるサムライの心を持った、正義の人ではないかと思います。

イスラム国はその様な、政府とは関係ない、無私の立派な人でも殺害の対象にするのでしょうか？　あるいは人質交換の道具にするのでしょうか？

イスラム国は何を目指しているのでしょう。　イスラム国の正義とはどのようなものか？　人質の問題から見えてくるのは善悪無差別にやっているように思えます。（実際は違うことを祈ります。）

もし、後藤さんが殺害されたら、沢山のサムライが新たに生まれ、またシリアに向かうような気がします。明治維新のさきがけとなった、吉田松陰を彷彿とさせます。（自分の死を厭わず、何かのきっかけを作った。）
自分にはサムライの心は無いですが、何かしら義憤のようなものは持ち合わせているつもりです。イスラム国の発生に限らず、物事には原因と結果が必ずあると思いますが、その様な立派な人を殺害するのであれば、それなりの覚悟をもってやろうとしているのでしょうか？

どなたか推測でも良いですので、ご教示頂けないでしょうか？

回答No.7

moritaroh · ベストアンサー

湯川氏や後藤氏への賛辞は個人の判断ですので否定はいたしませんが、国際社会の問題や国家間の関係などを考えるうえで、もはや「正義」という言葉自体が意味のない議論になるのではないか、と思います。

別にイスラム国を支持するわけではありませんが、ただ単純な善悪無差別の凶悪なテロリスト集団とは少しわけが違います。
イスラム国は、フセイン時代のイラク政権を担っていたイラクの高官（軍や公務員など）や周辺のイスラム諸国の富裕層、知識階級などが、再度組織化したものがベースになっている、とも言われています。
簡単に言えば、アメリカなどとの戦乱ばかりしている既存のイスラム国家はもう嫌だし、かといってこれまでさんざん空爆やらしてきたアメリカなどを迎合したくもない、というイスラム諸国の一般市民の多数派的感情の中に、戦乱や内紛後のインフラ整備、学校や医療機関の復旧などを急いだ現在のイスラム国のベースとなる組織の支持が急速に集まり、既存のイスラム国家とも親アメリカ派閥とも異なる第3の勢力となった、ということだと思います。

イスラム国を表すもうひとつの要素は、これまで、イスラム圏のテロリストの多くは、イスラム教のムハンマドの血族の正当性を主張する（ある意味で、第二次大戦前の日本の天皇崇拝に近い感覚）の「シーア派」ではなく、どちらかといえばこれまで穏健派などと言われてきた、一般市民の生活習慣や多数派的意見を重んじる「スンニ派」である、ということです。
ですので、このところ続くテロなどばかりがクローズアップされてしまっていますが、既存のイスラム政権による国王などを主導とした独裁制政治に比べれば、イスラム国における多数派的意見でもある規律さえ守れば、市民はわりと安定して平穏な生活ができるので、イスラム圏の国々では一般市民の支持層が多いとも言われています。

何を説明したいかと言うと、国際社会におけるアメリカ主導での反イスラム的な風潮に則れば、イスラム国は害悪なのですが、彼らイスラム国にとっての平穏無事な生活から考えれば、アメリカなどの国際政治や、政府や王族などの利権ばかりを独占する既存のイスラム政権こそ害悪である、というわけで、どれが正義か悪であるかなど、立場を変えれば一瞬で180度変わってしまうようなものです。

で、彼らがなぜ「テロ」を行うのか、と言えば、彼らが「国」を名乗っても、国際社会がその正当性を認めてくれないからです。
これにはいろいろな意味があって、まずは法的な手続き上の問題もあります。既存のイスラム政権がまだ残っているのに、内政的な政治力や経済力もありますが、主に武力などを行使してクーデターをおこすような形で勢力を拡大するイスラム国の、国境をまたいでの「独立合併」を既存のイスラム政権は認められないでしょう。
また、イスラム国の経済力を支えるのは莫大な石油資源から得られる利益です。アメリカなど国際社会にしてみれば、新興の第3勢力として脅威になりつつあるイスラム国に、石油資源を独占されたくない、という思惑もあるのかもしれません。

あくまで憶測と個人的な見方ですが、イスラム国をただのテロ集団のように考えるのは過小評価だと思います。
もっと凶悪な軍事国家と見るか、その真裏にある、平穏無事な生活を送りたいイスラム社会の一般市民の多数派的意見を見るか、解釈は分かれると思います。

余談ばかりとなりましたが、湯川氏の拉致・殺害（されたと思われる）は、良くも悪くも自業自得です。彼は、自分が立ち上げた軍事会社という呼称の自営業者（元はただのミリタリーマニア）で、ビジネスとしてそれを軌道に乗せたいと思い、従業員もいなければ本人にも軍事的知識が皆無の状態で紛争中のシリアに向かったとの見解がなされています。
後藤氏については、もともとジャーナリストとして紛争地域などで取材をしていたこともあり、その彼も、自分の飯のネタのためにシリアに行き、たまたまそこで数回であったとされる湯川氏の拉致に関して、半ば独断で釈放の交渉に向かったようなものです。
彼らが友人関係にあり、友情で結ばれていたとしたら、その救出に向けての心意気は美談になるのかもしれません。ただ、イスラム国にしてみれば、彼らを生かしたまま利用できるのであれば生存させておくかもしれませんが、何か問題が起きたときに「見せしめ」のような形で国際社会に向けてのカードとして切っていく、いわば手駒にしているようなものです。

後藤氏については、実は日本政府側が秘密裏に湯川氏の釈放に向けて用意したエージェントで、その交渉に失敗したのだとか、の噂話もありますが、しかし、もしも彼がそんな任務を持っていたとしたら、あのタイミングで安倍さんの中東訪問＋発言はなかったでしょうね。

ざっくりまとめると、湯川氏の釈放のために向かった後藤氏は「弱い人々を助けるサムライの心を持った、正義の人」でもいいのですが、
それと同じくらい、イスラム国の戦闘員というのは、イスラム諸国の中で「弱い人々を助ける心を持った、正義の人」だったりするのです。

余談ですが、武士道の、主君への忠義のために華々しく散る、という一般的な認識はほぼ誤解です。
武士は、主君に恵まれれば生き永らえることのできる「一般武士」に向けた「転職（主君替え）の勧め」の書であって、武士道の立身出世の極意とは、波風起こさず目立たずに、なおかつ、優れた手腕で政治力のある主君の元に就く方法と、そういった主君を見分ける方法だったりします。
サラリーマンが、より自分の年収が安定する仕事を探すために、キャリアアドバイザーなどに相談するのと武士道の書は一緒です。
ですから「弱い人々を助ける心」がサムライの心なのではなく、「己の無力を知り己を弁えた行動をとる」のが本来のサムライの心です。
第二次大戦中の「特攻精神」や正義のために自分を省みない「自己犠牲」は、実際にはサムライの概念ではありません。

お礼

>「正義」という概念は。。。
おっしゃるとおり世界には沢山の異なった正義があるようですね。ただ、お互いの正義には何らか通じるものがあるようにも思えます。

＞ただ単純な善悪無差別の凶悪なテロリスト集団とは少しわけが違います。。。
私も実態はわかりませんがそのような感じを受けております。

＞イスラム国を表すもうひとつの要素は穏健派などと言われてきた、一般市民の生活習慣や多数派的意見を重んじる「スンニ派」である、ということです。。。。
知りませんでした、本質は優しい人々なのかも知れないですね。規律さえ守れば、市民はわりと安定して平穏な生活ができるのであれば支持をうけやすいのかもしれないですね。

＞それと同じくらい、イスラム国の戦闘員というのは、イスラム諸国の中で「弱い人々を助ける心を持った、正義の人」。。。。。
これは理解できます。　しかし、後藤さんは日本からの戦闘員ではないですね。　それがわかった時点で解放しても良いのではという気がします。

＞武士道の、主君への忠義のために華々しく散る。。。。
だいぶ以前に新渡戸稲造の 「武士道」　について読んだ事がありますが疲れて途中で読むのを休んでしまいました。確か、アメリカ人の奥さんの力を借りて英語に翻訳したものだったと思います。まだその真意をつかむところまでは読んでいませんが、おっしゃる通りの内容なのかもしれません。　私のもっていたイメージとは違ったものかもしれないですね。

　本題ですが、今後のイスラム国を精神的に理解できるようになるように、後藤さんの解放を切に祈ります。今日は生まれて初めてお寺と神社に行ってイスラム国と後藤さんとの平和をお参りしてきました。お賽銭は50円でしたが他の人のために祈ったのは生まれて初めてです。（これでも真剣なつもりです）
漫画的な発想ですが、仲たがいしている神様の仲介ができるのはお釈迦様のような位置づけの方が適しているのではないかと思います。
団塊の世代の人間が、大勢世界に放浪に向かった時期がありましたが、私もそのうちの一人でした。　さすがに加藤さんが行かれた場所はいろんなうわさがあって行きませんでした。
アラブの人々とも話す機会がありましたが基本的に人間は皆、優しいと思ったのが実感です。男同士が目の前ではげしくキスをしたのにはびっくりですが、「いとこ」　だと言っていました。　ホモの関係ではなく習慣とのことです。（宗教も含め習慣は否定するものでは無いと実感しました。）
勿論、欧米の人々は他人にやさしくするのが習慣になっていますが、そのような優しい同士が、宗教が絡むと簡単に敵同士になる。信じがたいことですが本当のことです。　
改めてジョン・レノンの世界に宗教（国境）が無かったら。。。の歌詞を思い起こします。

一刻も早い、後藤さんの解放をイスラム国と世界の今後の為に祈ります。　政府との折り合いがつかなかったら、どこからかひょっこりと後藤さんが生きて現れるようなその様な粋な男気のある（この言葉は嫌いな人も多いかもしれないですがあえて使います）　計らいができるようなイスラム国であれかしと祈ります。

moritarohさん には色々と沢山のことを教えて頂き、書き込みも多かったので、ベストアンサーといった判定をすべきではないのかもしれませんが、事実を正確に見極められている感じがしましたのでその様にさせていただきます。
ありがとうございました。

回答No.9

bonky653

西郷隆盛の西南戦争みたいなもんじゃないですか。
アルカイダの残党とイラクのフセイン政権下の旧軍人が寄り合い所帯で最後の抵抗を試みてると思われます。
追い詰められた連合赤軍が最後の抵抗をしたあさま山荘事件とも取れますね。

お礼

＞追い詰められた連合赤軍が最後の抵抗をしたあさま山荘事件とも取れますね。
いま、追い詰められている状況だということでしょうか。　傍目には増殖しているように見えます。　軍人の給料が確か　月給40万円程度とのこと。　バルカン半島のあたりでは金持ちの国を除けば破格の値段のようにも思えます。
ありがとうございました。

回答No.8

hekiyu

"イスラム国はその様な、政府とは関係ない、無私の立派な人でも
殺害の対象にするのでしょうか？　
あるいは人質交換の道具にするのでしょうか？"
　↑
彼らは戦争をしているのです。
戦争には手段を撰びません。
勝てばよいのです。
勝てば、どんな非道いことをしても、それは正義に
なります。
負ければ、何もしなくても悪魔にされて
しまいます。

”イスラム国は何を目指しているのでしょう。”
　　　　↑
欧米によってめちゃくちゃにされたイスラム世界を
建て直そうというのです。

”イスラム国の正義とはどのようなものか？”　　
　　　　　↑
現在の中東の混乱を作ったのは欧米です。
また、現在も欧米に搾取され続けています。
イラク戦争では無実の罪で１０万ものイラク人が
殺されました。
欧米は石油利権を手に入れほくほく顔です。

石油の宝庫リビアで内紛が起こると軍事介入して
治めますが、石油小国シリアで何万もの市民が殺されて
も知らん顔です。

欧米はイスラエルを建国させ、数百万のパレスチナ難民が
発生しましたが、イスラム諸国は有効な手を打てません。

だからイスラムが団結して、欧米に対抗しよう、
というのが彼らの正義です。

”その様な立派な人を殺害するのであれば、それなりの
　覚悟をもってやろうとしているのでしょうか？”
　　　　　↑
トップの指導者はともかく、多くの人間は職もなく、
行き詰まっているのでやっているのでしょう。
つまり貧しいのでやっているだけです。
こういう人間が大量発生することが問題なのです。
こういう人間には覚悟などありません。
ただ暴れたいだけです。

お礼

＞彼らは戦争をしているのです。戦争には手段を撰びません。勝てばよいのです。勝てば、どんな非道いことをしても、それは正義になります。負ければ、何もしなくても悪魔にされてしまいます。

これは同意はできませんが、勝てば官軍　は事実かもしれないですね。　日本も　負けた結果、あらゆる点（良い所でさえも）で悪者にされたところがあるようですね。
また、「戦争には手段を撰びません。」　といった部分にも同意できません。　戦争をしていても、戦略として、どこか必ず自分たちの理解者とのコネクションを持っているのが正しい手段と思います。
イスラム国は加藤さんを殺害することにより、ものすごく沢山の理解者を失うことになるのです。

＞トップの指導者はともかく、多くの人間は職もなく、行き詰まっているのでやっているのでしょう。。。。

その様な人ばかりとは思えません。本当に正しいと思ってやっている人も沢山いると思います。　でも自分もそうですが、人は思い込みから実際とかけ離れる場合が多々あります。その様な群集心理でなければいいのですが。。。
ご意見、ありがとうございます。

回答No.6

GIANTOFGANYMEDE

サムライ？正義？
やめてくださいよ。そんなもんじゃないでしょう。

湯川被告（あえて被告と呼びます）がイスラム国に拘束された経緯、自身のフェイスブックの書き込みを見れば、準軍事活動を行っていたことは明らかでしょう。
もし北朝鮮の工作員が武装して日本に密入国して日本と敵対する勢力と協力して戦闘に参加したり情報提供したらどうなると思いますか？
その場合、外患誘致罪で死刑です。懲役刑はありませんし、ましてや本国に送還などありえません。
外患誘致罪はオウムも真っ青の刑法上最大の重罪です。

外国人が日本でやれば死刑。日本人が外国でやって死刑になったら「殺害」で、非人道と詰る。
そんな馬鹿な話はありません。
それではダブルスタンダードもいいところでしょう。

まあ、死刑囚の身柄を金銭で引き渡そうというイスラム国も大概ですが、死刑方法が残酷だというだけで冷静な観察力を失う日本のマスコミもハチャメチャです。
それに死刑方法については我々日本人はあまり言わないほうがいいと思いますね。日本だって諸外国から死刑方法が残酷だと批判されているのですから。そして日本人の80％は死刑を支持しています。

また後藤被告についても一部マスコミで報じられているとおり湯川被告の救出が目的だとしたら、やはり犯罪です。
先のたとえで言えば、日本で外患誘致罪で死刑宣告を受けた北朝鮮工作員を救出しに来た北朝鮮人という図式です。
北朝鮮が帰してくれと言ってホイホイ帰しますか？無いでしょう。
万一そんなことになれば北朝鮮政府の正気を疑うことでしょう。

湯川被告と同じようにイスラム国に行こうとして未遂で終わった北大生は私戦予備罪・陰謀罪の容疑で逮捕されました。
彼もサムライですか？立派な人ですか？
私には全く理解できません。

お礼

＞サムライ？正義？
私利私欲でないのは自分にも分かります。　又、そこに生活する弱い人々の為になるだろうことをやりに行ったと思っていおります。
その為に、自分の命をもいとわない、これは自分には到底できないことです。　これは冒頭にも書きましたが、明治維新のさきがけとなった、吉田松陰を思い起こしました。
その行動を見ると自分のような凡人には、きちがい沙汰としか思えませんが、歴史は動いたようです。　ベースに　自分の為にやったのではない　ところにサムライのイメージを重ねました。

＞イスラム国に行こうとして未遂で終わった北大生は。。。
本当のことは存じませんが、彼は自分の主義主張を果たしに（場合によっては殺人も辞さない気持ちで）行こうとしていたのではないでしょうか。
でも色んな考えがありますね。
ありがとうございました。

回答No.5

rikukoro2

イスラム国に関してはwikiに詳しく乗ってますが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%9B%BD

　基本は宗教国家です。
政府とは関係ない、無私の立派な人であろうとイスラム教徒でない以上　攻撃対象です。
　イスラムの教え（コーラン）にはイスラム教以外の国家へ攻撃、占領する事は良いこととされてます（いわゆるジハード）

　イスラム国においては善とはアラーの教えであり、アラーの教えに背く者は全て悪です。

イスラム国においては
　異教徒であれば殺しても正義、奴隷にして性奴隷にしてもそれは正義なんです。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/09/13/british-female-jihadists-are-running-brothels-full-of-captured-sex-slaves_n_5816870.html

　イスラムの教えに従わない者は全て悪であるのです。

お礼

＞イスラムの教え（コーラン）にはイスラム教以外の国家へ攻撃、占領する事は良いこととされてます（いわゆるジハード）。。。
＞イスラムの教えに従わない者は全て悪であるのです。

これは自分の勝手な思いですが、イスラムの教えといわれるものが、本当にそれが創始された時点からその様なないようであったかという事にかなり疑問を持っています。　基は日々の生活の知恵として伝えてきたものではないかと思います。
仏教にしても宗教全般に言えることですが、当時の権力者の都合の良い方向に少しづつ修正されたのではないかと思います。（敵を前にして恐れないような、またそれを正当化するような）

ご教示頂いたイスラムの世界にしていこうという集団であれば時代に逆行していると思います。　自分の一番の思いはその集団が悪いわけではなく、すごい貧困がその集団を作っているのではないかということです。　日本でもそうだった時期があったように聞いています。　今では足元を鳩がえらそうに逃げずに歩き回っていますが、以前は10ｍほど近づくと逃げていたときがありました。昔に比べると日本も裕福で平和になったものだと思います。

コーランのジハードの方面の教えが息づいていることは、その人たちにとってそれがまだ必要だからだと思います。　それだからといって加藤さんを殺害の対象にして良いわけにはならないと思います。

イスラム国に関するURL、ありがとうございました。　土地の問題は名が深いですね。日本でもお隣の家との小さな境界線でも裁判のもとになったりしますね。

＞　イスラムの教えに従わない者は全て悪であるのです。
これは全てのイスラム教徒がそうだと言う訳ではないように思います。 神が殺し合いを推奨しているはずは無く、生きている人間がその様な決まりを神の名で定めていったのではないでしょうか。　でも成り立ちはわからないですね。

ご教示、ありがとうございました。

回答No.4

SPROCKETER

新しい国が出来ると、革命家やテロリストが大勢集まって来ますし、その国を操ろうとして外国からスパイや工作員が集まって来ます。玉石混合の状態から国作りが始まるわけで、混沌とした状況で最強硬派が権力を握っている場所に行くのは殺害される危険を覚悟の上でしょう。

　自国では貧困に苦しんでテロをやっていた人達が、イスラム国では急に市民生活が出来るまでに裕福になっているわけですし、生活が変わると人も変わるわけで、国家建設と革命達成の為には何でもやるという考えになっているはずです。

　国家の敵であるスパイや工作員は情報を知り過ぎているので殺害しないと危険ですし、空爆を続けている米国に情報を流されて、重要拠点の位置が知られては困るわけで、殺されるのは当然かもしれませんね。

　今まではニートやフリーターだった人が、急に部長や重役並みの生活が出来るようになり、主導権も与えられるようになったら、人が変わるのは当然でしょう。殺さなければ殺される紛争地域です。油断していると国が無くなるわけですからね。

　映画やアニメでは定番の男の夢とロマンの世界でしょうが、現実は荒くれ男が集まる命懸けの場所です。命を捨てている人間でなければ、イスラム国には来ないでしょうね。

　こういう国はしばしば権力者が暴走しがちで、どこまで国が膨張するのかわかりません。周辺国が警戒するのは、その為でしょう。

　日本と比較すると、国が発行している紙幣の８０％は１％の人達に独占され、残りの２０％が９９％の人達に分配されるわけで、それも平等というわけではありません。そういう状況が続く限り、生活が良くなるわけがないと考える人達が革命を志すわけです。

お礼

＞混沌とした状況で最強硬派が権力を握っている場所に行くのは殺害される危険を覚悟の上でしょう。
その通りと思います。　ただ、混沌としているかどうかは今の時点ではわからない気がします。少なくとも、リーダーがいて、高度な技術を駆使し、組織として機能しているようにも見えます。
＞米国に情報を流されて、重要拠点の位置が知られては困るわけで、殺されるのは当然かもしれませんね。
加藤さんはスパイ行為よりも、子供たちのような弱者の生活に興味をもたれているように見受けられます。　仮に何かの拠点を見てしまったとしてもその拠点を移す場所はかなりありそうですので、相手方にとって、大きな問題にはならないような気がします。（実のところはわかりませんが）
＞ニートやフリーターだった人が、急に部長や重役並みの生活が出来るようになり、主導権も与えられるようになったら、人が変わるのは当然でしょう。
多くの人々が貧困が原因で参加しているという風に認識しています。ニートやフリーターといったものよりももっと深刻な生活を強いられていたようにも聞いています。
＞現実は荒くれ男が集まる命懸けの場所。。。
必ずしも荒くれ男が集まるところとは限らないような気がします。基本は自分の大切にしているものを守るための行動ということは少しは理解できます。　そうは言っても、加藤さんのような人を殺害の対象にしてはいけないと思います。
亡くなれば、日本だけの損失ではなく、地球の損失になる人の一人ではないかと思います。

ご教示頂いたのは人間の　さが　に関するものと理解しましたし、実際におきうることでしょうね。
ありがとうございました。

回答No.3

area_99

大オスマントルコの復古です。

東は新疆ウイグル自治区から、西は北アフリカまで。

お礼

オスマントルコまでさかのぼるんですか？　　バルカン半島の火薬庫といわれたあたりを中心にくすぶり続けているのでしょうか？　
自分には、直接的には　単に貧困や差別が元になっているような気がしてなりません。自分も子供のころは相当な貧困を経験したのでなんとなくそのような気がします。
ありがとうございました。

回答No.2

area_99

湯川は、シリアで反政府組織の護衛をしてイシスに襲撃されて捕縛され、家族が保釈金ｗ支払わないのでみ鍵限られて処刑されました。
後藤は、シリアの現地ガイドに売られてイシスに捕縛されました。家族が保釈金の支払いを拒否したので、まもなく処刑されると思います。

どちらも己の身勝手さが招いた悲劇です。

多分精神が歪んでいたのでしょう。
まともな人なた行きません。

お礼

イスラム国が国家としての形成を目指しているのであれば、正義の人を何かの交換材料にして殺害すべきではないと思います。　国家の成り立ちに影を作るだけだといった感じがします。　心ある集団であれば、無条件に釈放すべきです。。。といった気持ちです。
ご意見、ありがとうございます。

回答No.1

noname#218778

湯川氏の死は安倍によるISISへの宣戦布告に対する報復です。後藤氏がどういう人物か分かりませんがISISにしてみれば敵国の人間であり、復古主義のISISはこちらの常識が通用する相手ではありません。また、縁もゆかりもない地球の反対側まで行く人はそうそういないと思います。後藤さんが殺されたとして、その後に一体何をしに行くんでしょうか。イスラム国を倒すといっても軍隊でも連れて行かないと無理ですし。

お礼

ありがとうございます。
＞後藤さんが殺されたとして、その後に一体何をしに行くんでしょうか。
仕返しに行くという発想ではないです。　死を覚悟して弱い人を助けに行くという人が増えるのではという事です。（余計な騒ぎになりそうですが）