こんにちは♪
ご質問の意図を正確に読み取りきれなかったので、まずはご回答させて頂きます。
読み違いがありましたら補足頂ければと思います。
まずはじめに、
>これらの傾向は生まれつきの要素が強いのか?
>育ち方の影響が強いのか?
「どちらが強いか」と比較することは、構造上、できません。
その比較を行なうために、自分で実験計画をたてると仮定してみて下さい。どのような有効な方法があるでしょうか?
1000人の乳児をさらってきて隔離して環境をコントロールして親の脳も調べたおして数十年にわたる実験を行う以外に、やりようがないはず。
仮にさらってきて実験したとしても、「環境が影響している」「遺伝も影響している」という、当たり前の二つの結論が出るだけで、「環境の影響と遺伝の影響を比べてどちらが」というような比較は不可能です。
量的に比較可能なものではないからです。
ただ、環境をこうするとこうなりやすいとか、遺伝がこうだとこうなりやすい、ということなら研究可能でしょう。
>こういうかんじの研究過程、結果が読める書籍などを紹介していただけたらば嬉しいです。
ご質問が、「環境か遺伝か」という問題なら、先ほど述べた理由により、「まともな研究があるはずがない」という回答になります。
もちろん、「環境と遺伝の両方が影響する」というのは大昔に確立された常識ですし、環境と遺伝の複雑な絡み合いについても本当に大量に研究されているはずですが、今の段階では投稿者さんの想定している対象が大きすぎてアドバイスが難しいです。
対象が大きくても、どこかの一般向け新書やビジネス書、啓蒙書を探せば「テレビで育った子はコミュニケーション型にならない!」とか「昔のように大家族で育つとこうなる。たくさんの子どもと砂場で遊ぶとこうなる」とかしたり顔で書いているものはいくらでも見つかるでしょうが、きちんとした実験に基づく分析となると、どうしてもマクロな視点ではあり得ないので、もう少し対象を絞る必要があるのです。
もしそうではなく、ご質問が、投稿者さんの分類に関するものでしたら、
「脳の元気と状況」というのが確かに大雑把で、やはりアドバイスが難しいです。
人が一人でいるときと集団でいるときでどう違うか、という見地に落ち着くならば社会心理学や集団力学ですし、
人によってどんなタイプがあるか、という見地に落ち着くならば臨床心理学とか、心理テストを行なう分野ですし、
まず、分野を決定することからして厳しい感じです。
なお、人のタイプ分けにはかなりたくさんのものがあって、もう腐るほど実験されつくしてます。パーソナリティとか、尺度、心理尺度などのキーワードで専門書を探してもらえれば、入門レベルから専門レベルまで大量に出ているのがわかるはずです。その中に、「集団」「個人」に関する尺度はめいっぱい埋もれています。
投稿者さんの知識欲(発案→実現?)を満足させるには、むしろ実際に実験計画をたてて実験した方が早いかもしれません。
もし実験予定があるなら、以下に示すようなことをもっと突き詰めて、そぎ落として、何が疑問として残るかを検討していく必要があります。
言い換えれば、これだけでは研究として成立しません。
>(1)一人で居る時、活性化しやすい人
長期的?
>(2)他人と居る時、活性化しやすい人
反射的?
長期と反射は対義語として不適当では。
自律・反射(反応)とか、長期・短期のペアがより適当かと思いました。
さて、長期・短期と読み替えることにして考えてみましたが、
一人でいるときに脳が活性化する人と、
他人といるときに脳が活性化する人とで、長期・短期を決するには、論拠が足りないように思います。
一人でいるとき、ずっと脳が眠っていて、ときどき鬼のように活性化するタイプがあるかもしれません(個人型、短期的)。
他人といるとき、たとえば長期にわたって生活を共にしている間じゅう、ずっと活性化しているタイプがあるかもしれません(共有型、長期的)。
検討が必要です。
それから、
脳の元気と一概に申しましても、脳とは、何も全体がいっせいに活性化するわけではありません。
用途に応じて、その用途に合った部位の脳が、選択的に活性化します。
ということは、そもそも、
一人でいるときに活性化する部位と、他人といるときに活性化する部位では違う、という可能性があります。
それならば、その「脳の活性化」の程度は何を基準とするのか?という問題が残ります。
特に、量を比較する場合には、質が異なるというのは根底を揺るがす大問題です。
以上、ご参考になりますか?
投稿日時 - 2004-06-04 09:33:08
>ただ、環境をこうするとこうなりやすいとか、遺伝がこうだとこうなりやすい、ということなら研究可能でしょう。
あ、そうそう、そうゆうことです(^_^;)。
(うそくさいですか、そーですか。)
なるほど、ひとこと「活性化」といっても曖昧でしたね
。
僕が思っていた活性は、題名にあるように「全体的になんか元気だな」ということです。
活性する脳の場所が違う場合も、人によってこっちの方が活性しやすいということがありますよね?
好みが。
一般に活性するほうを選ぶと思います。
どっちも好きだよ、という人もいます。僕がそうです。
でもどうしても偏りがありますよね。
ひとと話してても自分の考えにしか集中してねーって人もいますね。それは(1)です。
で、その選択の傾向は生まれつきの要素も強いのかな?と思ったのです。
もしそうなら、努力や無理強いはマイナスになることが多くなっちゃうんじゃ?と。
投稿日時 - 2004-06-04 19:49:01
お礼
たいへん参考になりました。
ありがとうございますm(_ _)m
研究ってたいへんなんですね。
でも双子研究ではどうなんでしょう?
一卵性と二卵性でくらべれば1000人さらうことも、環境を完全にコントロールしなくても「だいたいは解かる」よう気もしなくもありません。
投稿日時 - 2004-06-04 19:48:53
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回答(2)
ヒトの性格傾向や知能、行動、気質、形質等に、遺伝的要因や環境的要因はどのように関係しているか、という問題を扱う学問分野は人間行動遺伝学や差異心理学で、研究には家系研究や双生児研究などがあるようです。先駆的な研究者は、19世紀の遺伝学者のF.ゴールトン(Gaoton)のようです。
一卵性双生児は共有している遺伝子が100%、二卵性双生児は普通の兄弟姉妹と同様に共有している遺伝子は50%です。一卵性双生児同士と二卵性双生児同士の相関を比較して、共有環境での遺伝的要因の影響を検討するようです。また、離れて育った一卵性双生児同士と一緒に育った一卵性双生児同士の相関を比較して、共有遺伝子での環境的要因の影響を検討するようです。
しかし、離れて育った双生児のサンプル確保はなかなか難しいようです。また、環境的要因の影響は適切に見積もることはほとんどできないとされているようです。同じ環境といっても親友や友人関係、転機などの経験までまったく同じにはできません。同じ家庭で育つ双子でもいつも一緒にいるわけではないですし、別々のクラスになったり、違う高校や大学へ進学したりしますから。遺伝的要因にしても、エンドウ豆のマルとシワのように一つの形質に一つの遺伝子が関与しているのではなく、複数の遺伝子が関与しているだろうとされているようです。
ですから研究結果は相関の高低、相関の相違といった形になっています。たとえば、「身体的特徴はきわめて相関が高く、環境的な要因よりもほとんど遺伝的な要因で決定されている」とか「毎週教会に通うといった宗教的態度は、違う環境で育っても相関が高い」といった具合です。つまり、一つの形質に複数の遺伝子や環境が総合的に働いて形成されているというのが通説のようです。
以上は手元の資料を参考にしましたが、残念ながらおすすめできそうな参考文献がありません。
投稿日時 - 2004-06-06 10:31:51
なるほど。
やはり調査は難しいんですね。
なにか新たな研究方法が見つかれば・・・。
ありがとうございました。
投稿日時 - 2004-06-07 04:48:53
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