セイコーの防水能力について

質問

セイコー ランドマスター SBDB005という時計を買ったのですが、防水能力が日常生活用強化防水10barとなっています。
説明書には日常生活用強化防水10barは水泳OKと書いてあるのですが、実際の話、本当に大丈夫なのでしょうか？
海外ブランドのダイバーウォッチなどは100m防水とか300m防水となっていても、あまり信用してはいけないなどと言う方もいて、セイコーの水泳OKというのもイマイチ不安です。
実際にセイコーの日常生活用強化防水10barをお使いの方、いかがでしょうか？
普通に水泳時も着けていますか？
ご教示の程、宜しくお願いします。

回答No.3

マレンヌ（@Marennes） · ベストアンサー

はじめまして。拙い知見ですがよろしくお願いします。

＞セイコー ランドマスター SBDB005を購入・・・日常生活用強化防水10barは水泳OKと書いてあるのですが、実際の話、本当に大丈夫なのでしょうか？

SEIKOの時計についてのアプローチで、主観経験も含め・・・。

先ずSEIKOの防水基準
http://www.seiko-watch.co.jp/support/faq/product/waterproof.php

JISでは、日常生活用の防水表示はbar（気圧）表示で、潜水用の場合はｍ（メートル）表示をすることになっています。
一般社団法人　日本時計教会： 防水時計におけるJISに基づく圧力・防水に関する規格
http://www.jcwa.or.jp/knowledge/qa/qa15.html

100ｍ防水は変な話ですが大体の時計は『10気圧日常生活防水』と言う表記…この場合は、過度の圧力変動が無く、ゆっくり沈めて10気圧（100ｍ）静止状態で大丈夫という意味です。
・いきなり水道水の蛇口でジャー！っと水圧かけたら、その圧力変動に耐えれるか…
・急な潜水による圧力変動に対応するか？

こうした規定はないです。というかそういった設定ではない規格です。
要は10気圧・10bar・100ｍ、静かに潜水させて静止状態、更に過度の流体変動（水圧の加圧減圧変化）がないことが基本手条件と認識しています。

だから、ダイバーズのような特殊な仕様（JISの設定も変りますよね）で変動の圧力とスピードも考慮して耐水性の評価をしているのです。『日常生活用 強化防水時計』と『潜水時計』の根本的違いです。

ここで、10気圧防水と100m防水の場合の規定は次のようになります。

＜10気圧防水＞（JIS B7021）：日常生活防水
・10気圧防水腕時計のJIS規格試験は、1分以内で10barまで加圧して10分間保持した後、1分以内に大気圧まで戻します。これで問題ない事。
即ちこの時間帯で10bar（10気圧）で耐えれること。これは変動圧力に耐えれると言う意味。私が前記したゆっくり静かに100m（理論上の10気圧）でなら大丈夫ということです。

＜100m防水＞（JIS B7023）：潜水防水
・1分以内で1.25倍の圧力（100m潜水防水の場合は12.5bar）まで加圧して1時間保持した後、1分以内に0.3barまで戻し、これで合格すれば100m防水として確立します。

このように、JISの設定の範囲としても条件が微妙にあります（さらに潜水時計は塩水での機能も保証）。

また、水泳に耐える条件も、JIS及び日本時計教会の内容にあります。それに従ってメーカー（SEIKO）はカタログ上okとされてます。これはJISの試験内容含め全部に従って水中等で実施した結果合格しているので明記してる事です。

なので、メーカーとして普通に海水浴やプールでなら大丈夫の範疇になります。もちろん正規メンテナンス状態が必須条件ですネ。

ちなみにですが、水泳（クロール）時の掌にかかる圧力について研究論文があります。実測で掌に計測装置（圧力センサー）を付けてるそうですが、この結果で問題ないレベルとの事です（0.06気圧）。これも位置データと論文となりますが、実測としての次元ですので参考になるかと思ってます（但し絶対的な評価とは解釈してません。その評価は製造側のメーカーでしか規定や断言できないのですから）

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こうした点から、防水時計とはいっても仕切りが違うので用途で大丈夫？が生じると思います。現状のメーカーの規定ではokとなっている。一般的な水泳の条件ならば大丈夫とされてるので、基本は許容と思います。
ただ、データは大丈夫でも万一の怖さがあるので実際使うかどうかで個人の判断が生じます。

これは愚例で・・・以前水泳や海（自力で泳ぐ範囲）で使用した事あります（SEIKOのお値頃針式クロノグラフ：10気圧防水）。水泳は4種目で合計1000m以上は泳いでます（過去競泳をしていたのもあってこの程度はとっくに現役終わっていても泳ぎます）。でも特に問題は無しでした。ただパッキン類は常にSEIKOで定期的交換してたと言う前提。
（大丈夫だろうとあんまり気にもせず使っていました（汗））

色々規定や文献、愚例も挙げましたが、現状ではメーカーの取扱説明書の規定もあり大丈夫と想定してます。但し、念のためその時計に対し使用条件や問題の有無や可否はメーカーに確認されてはと存じます。仮に壊れた時の保証もあります。

余談ですが私は正直今水泳等の条件での日常生活防水時計は20気圧（ランドマスター旧型：SBCW009）。主観の裕度と故障も最悪は考慮してます。理由はどんな想定外の条件で故障するか？生活防水のレベルと潜水防水の差があるからです。ここで挙げたデータの蓄積や妥当性が一般使用者レベルでは無く正当な評価できないから。また壊れないだろうとは思ってますが絶対もないから。ここはごく個人の仕切りです。そうした用途なら最初から潜水時計を考える方向性にもなりえますし・・・。
また今自分の所有するSEIKOの日常生活防水の腕時計の殆どが交換備品の問題や、メンテナンスokでも時計価格の事があるからです（みみちちい話ですが）。使う時はメーカーの保証範囲を確認の上で故障も時にはあるだろうと理解の条件にしてます。

また、水泳の環境によってですが、時計が単体で冷えてる状態でいきなり温水プールなど温かい環境に入ると内部結露を生じることがあります。これは良くない。結露の水滴が文字盤や針に付着すれば汚れになり汚くなる。内部の機械に着けば油の劣化や作動不良の起因になりますので、配慮は必要と思います（腕に付けず単体で冷え切った状態から温かい場所へ持ち込まない等）。サウナなどは蒸気で高温なのでなおさら不可です。
今は水泳等でプール内の使用は基本禁止が多いです。モノも高額なので万一の心配もありますしネ。トライアスロン等の競技用の時計ともまた値段がまるで違うので、ダメージも差がある（個人の価値観によりますが絶対的金額の差として）。老婆心ですが参考まで。

長文愚答で主観もありますが参考になれれば幸いです　m(__)m

お礼

Marennesさん、ご丁寧な回答有り難うごさいます。
Marennesさんには以前別の質問でお世話になりました。
おかげで上手く問題が解決した記憶があります。
重ね重ねお礼申し上げます。

さて、今回のランドマスターですが、皆さまのご回答を読ませて頂き、結論として、やはり水には浸けないようにしようと思います。
機能的には大丈夫そうな感じですが、絶対かと言えば怪しい部分も少しは考えられそうなので、悲しい結果になってからでは遅いので、不可抗力の場合は別として、水に浸けるのはやめておきます。
安くはない時計ですし、昔防水のスマホを洗面器に浸けて、見事に騙された記憶があります。
ですから、あえてこのような質問した次第です。
また、何かありましたら、宜しくお願いします。

回答No.4

マレンヌ（@Marennes）

NO.3です。誠にすみません。
回答内容の不足・誤記内容があり、以下に訂正します。
現状
＜100m防水＞（JIS B7023）：潜水防水
1分以内で1.25倍の圧力（100m潜水防水の場合は12.5bar）まで加圧して1時間保持した後、1分以内に0.3barまで戻し、これで合格すれば100m防水として確立します。
☆訂正後
＜100m防水＞（JIS B7023）：潜水防水
1分以内で1.25倍の圧力（100m潜水防水の場合は12.5bar）まで加圧して2時間保持した後、1分以内に0.3barまで戻し、1時間保持。その後1分以内に大気圧（加圧なし）状態に戻す。これで合格すれば100m防水として確立します。
水圧に関する規定で日常生活防水との相違点の説明になります。尚、この他にも内部ガラスの結露や試験時の温度管理や水質他諸条件などの様々な試験条件や判定基準があります。
一般の日常生活防水とは、全く違う内容になります。
申し訳ございませんでした　m(__)m

回答No.2

yuyuyunn

こんばんは

水圧の掛かり方で違うんですよね
１０気圧防水といっても100Ｍに試験では沈めますが
そこから動かさないんです

でも水泳って水圧がかかりますし
動かしますよね
そこで気圧の差が出てきます

日常生活用強化防水ですよね
不意に水が思いきりかかったり
最近多いゲリラ豪雨でも大丈夫、ぐらいに考えていた方がいいと思います

泳ぐなら２０気圧のダイバーズウオッチの方が
良いですよ
http://www.seiko-watch.co.jp/p_search/detail/do.php?no=SBDC007

お礼

お忙しい中、ご回答頂きまして有り難うごさいます。
やはり仰る通り、水泳はダイバーウォッチですね。
この時計は水に浸けるのはやめておきます。
また、何かありましたら、宜しくお願いします。

回答No.1

noname#230940

水泳といっても、それほど本格的なことではなく、流れるプールや波のプールがあるような水上公園のようなところに行って、水遊びをしたり軽く泳ぐ程度のことですが、着けてました。
さすがに50ｍとか5bar程度の時計では不安なので、100ｍ防水のものが最低限の許容範囲という感じで使いましたが。
少なくとも説明書でOKとなっている程度のことなら、普通は大丈夫です。

お礼

お忙しい中、ご回答頂きまして有り難うごさいます。
色々考えた結果、この時計は水に浸けるのはやめておこうと思います。
次は本格ダイバーウォッチにします。