基本的には「上(あ)がる」はデジタル的に結果として上のレベルに進むことであり、「上(のぼ)る」の方はアナログ的に徐々に上(あ)がるための運動や過程を意味している。 これについては具体的な例を上げて考えてもらった方が分かりやすいのではないでしょうか。
1.<~に> 木・山など
○ 木に上(のぼ)る⇔木から下(お)りる─自分の力で枝に足をかけたりして、上に向かってたどりつく。
△ 木(の上)に上(あ)がる⇔木から降(お)りる─ハシゴや肩車などを使ってでも、上にいけば良い。
台(だい)・学校・家の中などのように、上がはっきりしたものなら「台に上(あ)がる」といえるが、木のようなときは「木<の上>に」としないとおかしい。
2-1.<~が> 成績(せいせき)・地位などレベルが段階的なもの。
× 成績が上(のぼ)る
○ 成績が上(あ)がる⇔落(お)ちる/下(さ)がる
2-2.<~が> 太陽・月・煙(けむり)・気温など動きがアナログ的なもの
○ 日が上(のぼ)る⇔沈む
× 日が上(あ)がる
ただし、特に日が(中天に)かかる状態を、その位置で動きを止めた形で「上(あ)がっている」ということもできる。
3.<~を> 山道・川
○ 川を上(のぼ)る⇔下(くだ)る、下(お)りる
× 川を上(あ)がる
ただし、川から陸(おか)「<に>上(あ)がる」など場所を変える時はデジタル的にとらえて使える。
こんな風に、色んな例を上げさせて、自分からその違いに気付けるようになれば良いですね。
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