錯体の定義とは?必要な条件は何か?

このQ&Aのポイント
  • 錯体とは金属と非金属が結合した化合物であり、錯体と呼ぶための条件は複数存在します。
  • 一般的に、水に溶けた際に錯イオンを形成することが錯体の条件の一つとされています。
  • ただし、これらの条件は私的な定義であり、科学的な根拠はないため、他の意見を聞くことも重要です。
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錯体の定義

とある化合物Xが与えられた時、それを錯体と呼べるか否かの判断基準が分かりません。 「金属と非金属が結合したもの」という区分に該当する化合物はいろいろと考えられますが、 [Cr(NH3)6](NO3)3 、K2[PtCl6]等は、大体の人が錯体と呼ぶ一方、 FeCl3やNaClあたりは一般的に錯体とは呼ばれません。 単に塩だとか、それより大きな区分の化合物と呼ばれるケースが大半です。 今まで、「錯体」と単なる「化合物」の呼び分けの条件は、 「水に溶けた際、錯イオンを形成するものは錯体と呼べる」であると思い込んでいました。(なぜか) 例えば[Cr(NH3)6](NO3)3→[Cr(NH3)6]3+  K2[PtCl6]→[PtCl6]2- と錯イオン化し、 水中でも金属-配位子の関係性は保たれている一方で、 FeCl3→Fe3+ NaCl→Na+ と金属-配位子の関係は崩れます。 しかし、あくまでこれは私の作った勝手な定義です。 科学的、権威的な根拠はありませんし、他所で聞いたこともありません。 さらにNi(CO)4が錯体と呼ばれることを最近知り、私の分類が的外れなことに気づきました。 化合物Xを錯体と呼ぶために必要な条件は何なのでしょうか? 教えていただけると幸いです。

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

申し訳ありませんが、その答えは、正しい「分子構造」が分るまで待て、です。 美しい青色の硫酸銅、結晶状態でもちろん錯体、だが「最後の一つ」の配位子がとんでもない処にあることが分かるまでかなり悩みの種でした。

cheri01
質問者

お礼

御回答有難うございます。 やはり解析結果ありき、ということだと認識しました。

その他の回答 (1)

  • aaadfe
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回答No.2

化学が深まってきたために、昔に決められた錯体である・ないの境目があいまいになったのでしょう。

cheri01
質問者

お礼

御回答有難うございます。 時代によって定義が変わることは多々あるようですね。

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