- 締切済み
司馬遼太郎の「ある不倫」
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
- statecollege
- ベストアンサー率70% (491/698)
回答ではなく、質問です。私も質問者の方と同じく司馬遼太郎の時代小説は好きで、司馬遼太郎の小説は大半は読んでいるかと思うのですが、司馬遼太郎がそんな小説を書いていたとは意外でした。 「不倫」という言葉はいまでこそ「男女の間の道ならぬ恋」を表わす、誰でも知っている言葉ですが、その種の男女関係を示す言葉として1960年当時はまだ使われてはいなかった、とずっと思っていたのですが、司馬遼太郎がいわゆる「不倫」を描いているのですか?広辞苑第2版(1969年5月)を見ると、「不倫」とは、「人倫にはずれること。人道にそむくこと。」(この1行だけ)とあって、とくに男女関係を表わす言葉であるとは書いてありません。「不倫」という言葉が、いま使われているような意味で、はじめて使われるようになった第1号は、俳優の津川雅彦がインドネシア大統領夫人のデビ夫人に恋をして、 デビ夫人から「不倫の恋」だからと断わられたときで、以来この言葉が一般化したと思っていました。この津川雅彦とデビ夫人の「不倫の恋」が昭和40年代の(いつだったか)、女性週刊誌上をにぎあわせていたことをよく覚えています。1960年(昭和35年)の小説だとすると、司馬遼太郎はこの言葉が一般化する前の、5年から10年も早く、「この意味」でつかっていたとは、にわかには信じられません。本当に今で言う「不倫」をあつかった小説なのでしょうか?当時は、「浮気」とか「よろめき」とか「不貞」という言葉はありましたが、「不倫」という言葉はなかったように記憶しているのですが。。。
- ABAsan
- ベストアンサー率56% (274/489)
> いわゆる「西山事件」を扱ったものでは? 全然違います (^^;)。そもそもこの作品が書かれたのは1960年で、西山事件の起きる10年以上前です。 内容はある女性が不倫をして駆け落ちをし、15日後に戻ってくるまでを描いた普通の現代小説で、実在の事件を扱ったものではありません。 収録しているのは「司馬遼太郎短編全集3」が唯一だと思います。
お礼
ありがとうございます。 司馬遼太郎氏が、渡辺淳一氏のような小説を書いてしたとは、意外でした。 でも、歴史小説のなかにも、色恋の描写もありましたけどね。
関連するQ&A
- 司馬遼太郎と京極夏彦
読書の秋ということで、何か本を読みたい!と今、熱烈に思っています。 中学校時代、高校時代に買った本は司馬遼太郎の功名が辻と、京極夏彦の厭な小説。 それぞれ読破はしたものの、イマイチ良さが分かりませんでした。 これらはまだ所持しているため、後でじっくり読もうと思います。 さて、質問なのですが、司馬遼太郎と京極夏彦の著書で、この二人の作品を読むなら 手始めに何を読めばいいでしょうか? いずれは全作品を読破するので、入門者向けの作品を教えていただけると助かります。 最近読んだ本はアルファポリス社の「ゲート 自衛隊、彼の地にて斯く戦えり」(柳内たくみ著)という本です。 長編ですがグッと引き込まれ、本編五冊と外伝二冊を五日で読破しました。 没頭できれば一日に二冊(400ページ * 2)程度なら読めます。 なので初心者、入門者向けのおもしろい作品を、両者とも挙げていただけると助かります! どちらかというと戦闘もの(室町、織豊、江戸前期や幕末、近代)が好きで、推理小説(ミステリー系)は苦手な部類です。
- ベストアンサー
- 文学・古典
- 中学生向けの司馬遼太郎作品
こんにちわ、中学二年生の女子です。 最近歴史の小説に興味を持ちはじめて 司馬遼太郎さんの作品を読んでみたいなと思っているのですが、 どれも中身を見ると難しそうに見て取れます。 この年でも十分楽しめる司馬遼太郎さんの作品ってありますでしょうか?
- 締切済み
- 書籍・文庫
- 司馬遼太郎「最後の将軍」
司馬遼太郎「最後の将軍」についてです。 初めて、歴史小説的なものを読んだのですが、この作品はどこが史実でどこがフィクションなのでしょうか。 何は史実として信じていいのかわかりません。 具体的に、ここはフィクションだというところなどがあれば教えていただきたいです。
- ベストアンサー
- 歴史
- 司馬遼太郎の小説を実際の歴史として覚えて問題ない?
司馬遼太郎の小説を最近読み始めました。とても面白いです。 歴史は全く詳しくないですが、これを気に歴史も覚えていこうかと思いますが、小説を歴史として覚えても問題ないでしょうか?歴史学者になるつもりはなく、一般教養くらい身につけばいいと思います。 ちなみに、小説の内容とかネタバレは勘弁してください。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 司馬遼太郎をよみたい
浅田次郎の「壬生義士伝」を読んで幕末頃の小説にはまりました。 そこで、かなりおすすめ度が高い司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「燃えよ剣」を読みましたが、途中で挫折しました。 文章が読み辛く、物語に入り込めません。 たとえば話の途中で、この後に誰は何を決意するきっかけになる。と急に入られたり、解説みたいな説明をする文章が苦手で読めませんでした。 司馬さんがお好きな人にうかがいますが、どうすれば読破できますか。 たくさんの方が面白いとおっしゃる本なので是非読みたいのですが、途中で嫌になってしまいます。 なにかアドバイスがありましたら、よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 司馬遼太郎に詳しい方、教えてください。
司馬遼太郎の小説をこの所、読んでいます。 「坂の上の雲」のあと「翔ぶが如く」に取り掛かっています。 いま2巻が終わった所です。 私は西郷隆盛と桐野利秋のファンですが 読み始めて 桐野利秋を「汗くさい男」と書いてあったので 少し興がそがれました。 司馬遼太郎さんは 歴史上の誰がお好きだったのでしょうか? あと これから読むのにおススメがありましたらお教えください。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 司馬遼太郎の作品について教えて下さい。
司馬遼太郎の作品について教えて下さい。 これまで、「竜馬がゆく」を読み、「翔ぶが如く」をもうすぐ読み終えます。 次は2つの作品の間(戊辰戦争など)の小説を読みたいのですが、 「燃えよ剣」はこれに当てはまりますか。 他におすすめがあれば教えて下さい。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 司馬遼太郎さんの本を読みたいのですが。
司馬遼太郎さんの本を読みたいのですが。 過去に 竜馬がゆく は読んだ事があるのですが、その他の本も読みたくなりました。 沢山の歴史小説を出されていますが、歴史を年代順に追うには、どう読み進めればよいでしょうか。 関ヶ原 は読みたいと思うので、その前後数シリーズを教えて下さい。 また、おすすめの本などありましたらお教え下さい。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
- 司馬遼太郎の言葉を探しています
昔、読んだ司馬遼太郎の作品で、 「目的主義者」 という言葉があったように覚えています。 この言葉はどこにあったのかを思い出そうとしても、 どうも思い出せません。 この言葉があった作品は、 何という題名の、 どの辺りのページだったか、 ご存知の方は、教えて頂きたいと思います。 頼りない記憶を思い起こせば、 「~~は徹底的な目的主義者」 みたいな感じだったと思うのです。 よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 書籍・文庫
お礼
短篇全集をAmazonから購入し、速攻で読みました。 最初の回答者さんの説明内容の通りでした。 1960年の作品で、作中でも「不倫」という単語が使われています。但し、渡辺淳一氏のような官能小説ではありません。 どういう背景(意図)で司馬氏がこの小説を書いたかのかは分かりませんが、1960年は高度経済成長期の真っ只中で、どうも既に当時からそういうことも週刊誌ネタになっていたようです。作品に書かれています。 当時の時代感覚を知ることができました。