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飽和について教えてください

inorganicchemistの回答

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回答No.2

ものが溶けるというのは、たとえば砂糖が、1分子ずつ バラバラになって、そのまわりをたくさんの水が取り囲んでいる状態です。 つまり、砂糖同士がくっついているのが固体の砂糖で、 砂糖のまわりには水しかいないのが溶けている状態です。 1分子の砂糖を溶かすにはある程度の水が必要になります。 たとえば、砂糖1分子に水が20分子必要だと思ってください。 コップの中に水が20億コあったとすると、砂糖は1億コしか 溶けることが出来ません。この状態が飽和です。 これより多い砂糖は、砂糖同士がくっついて、 固体になってしまう、つまり溶けきらないのです。 では、飽和の砂糖水に食塩を入れるとどうなるか? 砂糖と塩は近づいてもくっつきません。つまり、固体にならないのです。 ですから、砂糖に対しては飽和している砂糖水も ある程度は食塩を溶かすことが出来ます。 ただし、食塩と砂糖の間で、水を取り合いするので、 それぞれを単独で溶かしたときほどは溶けません。 エタノールや酢酸はどんな割合でも水と自由に混ざります。 これは、水がエタノールを溶かしている状態も エタノールが水を溶かしている状態も同じように 均一に混ざった状態でいられるからです。 水、エタノール、砂糖が存在する状態では、 水ー水 水ーエタノール 水ー砂糖 エタノールーエタノール エタノールー砂糖 砂糖ー砂糖 の組み合わせがあります。それぞれの量を増やしていったとき、 水とエタノールはいくら増やしても問題ありません。 けれど、砂糖が増えすぎると、砂糖ー砂糖の組み合わせが 起こる可能性が大きくなり、溶けきらなくなってしますのです。

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