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単相三線TRの二次短絡電流とMCCBの選定

単相三線TRの二次側の短絡電流は、外線~外線間短絡よりも外線~中性線間短絡のほうが大きくなりますね。ところが一般にTR二次のMCCBの遮断容量を決定する際は外線~外線間短絡電流しか想定していません。(メーカーカタログの早見表でも外線~外線間短絡電流に基づく選定しか掲載されていません。)これはなぜなのでしょうか? JSIA-T1014 P.59に MCCBの遮断容量も電圧線~中性線間については大きくなるので、電圧線~電圧線間短絡電流を遮断可能なMCCBであれば電圧線~中性線間についても遮断可能とされている。 との記述があるのですが、これの根拠は何なのでしょうか?

みんなの回答

  • EleMech
  • ベストアンサー率52% (393/748)
回答No.2

 >単相三線TRの二次側の短絡電流は、外線~外線間短絡よりも外線~中性線間短絡のほうが大きくなりますね。 この根拠はどこから来たのでしょうか? 短絡電流は、電路のインピーダンスで流れます。 つまり、変圧器インピーダンスと電線インピーダンスとの合成です。 という事は、次のようになります。 [変圧器インピーダンス > 電路インピーダンスの場合] この場合、変圧器インピーダンスのみと考えられるので、100Vのインピーダンスと200Vのインピーダンスの比は1:2です。 電圧も1:2なので、短絡電流はどちらも同じとなります。 Is = V / Z [変圧器インピーダンス < 電路インピーダンスの場合] この場合、電路インピーダンスのみと考えられるので、100Vのインピーダンスと200Vのインピーダンスは同じなので、その比は1:1です。 電圧の比は1:2なので、短絡電流は200Vの方が大きくなります。 Is = V / Z つまり、外線間で考えた方が短絡電流として良いと思います。

olegonta
質問者

お礼

早々に回答頂きありがとうございます。 >単相三線TRの二次側の短絡電流は、外線~外線間短絡よりも外線~中性線間短絡のほうが大きくなりますね。 の根拠ですがJSIA-T1014のなかで説明されていました。中性線間短絡の場合、二次巻線にはその半分にしか流れませんが一次巻線には全部の巻線に流れる為、インピーダンス比は1:2にはならないようです。 しかしおっしゃる通り、[変圧器インピーダンス < 電路インピーダンスの場合] の場合は200Vのほうが大きくなりますね。 それを踏まえて再計算してみます。

回答No.1

実際に計算すると、外線間よりも電圧線~中性線間の方の短絡電流が確かに大きくなります。 下記サイトの、6.推定短絡電流の計算の表6.9,表6.10で確認できます。 MCCBの遮断容量については、JSIAは正確には 「電圧線~中性線間の短絡電流は電圧線~電圧線間に比較して若干大きくはなるが、遮断器自体の耐エネルギー性を考えた場合、MCCBの遮断容量も電圧線~中性線間については大きくなるので、電圧線~電圧線間短絡電流を遮断可能なMCCBであれば電圧線~中性線間についても遮断可能とされている。」 としています。 メーカーサイドのことなので、JSIAも伝聞の形で述べています。 http://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/fa/document/catalog/lvc-breakers/yn-c-0657/y0657d1310.pdf

olegonta
質問者

お礼

早々の回答ありがとうございます。メーカにも聞いてみようと思います。

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