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糖質制限ダイエット、効果ある?

こんにちは。 私の身の回りで今糖質制限ダイエットが流行っており、私も少しずつ挑戦しています。 もともと糖質と言われるも...

noname#195146 さんからの 回答

  • 2014-05-09 10:30:59
  • 回答No.5

 糖質制限ダイエットは馬鹿げた方法と言わざるを得ません。非常に厳しく制限を提唱したものにアトキンスダイエットがありますが、提唱者のアトキンスが太ってしまったという話が伝えられています(公式には認めていない模様)。

 さらに糖質制限ダイエットや糖尿病の糖質制限療法について、弊害がはっきり認められるようになってきました。実行する人が増えて、年月が経ちましたから、実際例についての知見が溜まってきたわけです。

 以前から脂質過剰という警告は言われてきました。ケトン体過剰の問題はありますが、今のところ、重篤なアシドーシスの発症という報告は特にないようです。低血糖による症状は起こるんですが、糖尿病でインスリン注射した場合の報告はあるものの、一般人については特に報告はないようです。

 とはいえ、腎機能が低下していると、アシドーシスは起こり得ます。悪いことに、タンパク質も過剰に摂取するため、腎臓への負担になります。低血糖もなかなか気づかないことが多く、見過ごしがちです。調子を崩して点滴を受けたりすると、たいていブドウ糖ですから、低血糖から回復もします。

 長期に渡って過度に糖質を制限した場合に知られるようになってきたのは、筋肉量の減少です(特に速筋)。筋力が衰えて、転倒しやすくなったり、階段を上るときの困難が生じます。これは、ブドウ糖が不足すると糖新生と呼ばれる作用で、タンパク質からブドウ糖を作るものです。脳にはブドウ糖が必須ですし、その他の生理作用にブドウ糖は深く関わっています。筋肉を分解する糖新生がずっと起こり続けて、筋肉量が減少し、ついには日常生活に困る程の筋力低下が起こってしまうわけですね。

 では、筋肉量減少を補うほどのタンパク質を摂取すればいいのか。そうはいきません。筋肉量が減少したら、タンパク質はもちろんですが、筋肉に刺激を与えねば元には戻らないのです。しかも、筋肉を鍛えるということは筋肉中に蓄えられた糖質(グリコーゲン)を使ってしまうのですが、減り過ぎると直ちに糖新生を起こして、筋肉を分解し始めます。増やそうとして減らしてしまうこともあるわけですね。なので、筋トレする人はトレ直後に吸収の速い糖質を摂取する人は多いです。

 速筋の減少は、身体の見た目、つまりプロポーションにも影響します。プロポーションは、変えようのない骨格はさて置き、速筋が土台の形状を作っています。それが減少してくるわけです。糖質制限は脂質過剰でもありますから、筋肉中に脂質が溜まり、いい状態ではなくなっても来ます。細くなるだけでなく(このことは気にならない可能性はある)、形が崩れてきます。そうなると、プロポーションは崩れてきます。

 また筋力低下からは、例えばそれ自体は目立たない腸腰筋が保っている骨盤の位置が思わしくないようになったり、腹部が出っ張るのを抑える働きが弱くなります。もちろん、そういう体型を好む人は事実上いません。

 しかし、体重が減る人がいるのも事実です。これは大別して二つの状況があります。

 一つは短期的な効果です。糖質はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に保持されるのですが、このときに大量の水分と結びついています。糖質を絶ち、グリコーゲンが枯渇するにつれ、結びついていた水分は体外に排出されます。それが体重に現われるわけですね。最初はするする体重が減って、糖質制限の効果に驚くことがあるのですが、実は体内水分量だけのことなのです。

 もう一つは長期的なものです。糖質制限を行うと、食べられる種類に大きく制限が出ます。また、米飯やパン(さらには麺、粉物等)とともに美味しく食べられるように調理されたものは、単体ではちょっと味が強すぎて、それほど食べられなかったりします。

 少し前に、また糖質制限ダイエットの特集をある民放がやっており、番組中で糖質大好きを自認するタレントが糖質制限にチャレンジしていました。番組出演者は言及していませんでしたが、明らかに摂取カロリーが減っていました。それを長く続ければ、体重は減ります。

 つまり、効果は糖質を絶つこと自体ではなく、特に意識せずにやれる摂取カロリー低減であるわけです。カロリーを減らすというダイレクトなアプローチだと、いかにも我慢する感じになりがちです。そこで、「いくらでも食べていいよ、糖質さえ避ければ」として、気分的には我慢していない感じになり、ストレスを低減できることもあるわけです。

 でも、糖質抜きで食事に満足できるかどうかは、よく考えねばなりません。美味しく感じる食事はストレス解消効果が非常にあります。糖質制限がそれを妨げてしまうと、長い目で見て、ストレスが溜まることは充分あり得ます。糖質不足は頭がうまく働きにくくもなりますから、それもストレスコントロールに影響します。

 百年くらい前、糖尿病治療に非常に厳しい制限を課す試みが既に行われています。導入にはいろいろ議論もあったでしょうし、治療効果についてもいろいろあったでしょうし、副作用も同様だったでしょう。結局は放棄されて、糖質を適度に摂取する方向に戻っています。

 人類が、特殊なケース(寒冷で交易も難しい場所の住民等)を除き、摂取カロリーの過半以上を糖質に頼ってきたことは、あまり軽視すべきではありません。体重に関しても、最新の米国の研究では「PFC(タンパク質:脂質:糖質)バランスとは無関係に、摂取カロリーだけで体重は決まる」とされています。肥満に悩む米国では、同じ摂取カロリーでもPFCバランスで体重が変わるのではないかと長く研究されていました。どうやらそれは無関係だということのようです。

 そして、健康的であり、ダイエットにも適するとされているのが、和食(ただし塩分は注意)であったりします。主食として米飯がある食事スタイルですね。

 突飛なことをすれば効果がある、なんてことはありません。繰り返しになりますが、要は摂取カロリーです。糖質制限をするのなら、デメリットにもきちんと目を向け、かつ、何が効果があるのかをはっきり意識して行う必要があります。個人的にはお勧めできません。非常に危険な方法だと思っています。
お礼コメント
okappasan

お礼率 91% (176/192)

ご回答有難うございました。
結局は摂取カロリーを減らすことで痩せているってことなんですね。
周りに成功した人も居たので健康的に効果があるのだと思っていましたがやめようと思います。
投稿日時 - 2014-05-09 11:36:54
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