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大学のレポートに目新しさは必要?

文系の大学生です。 よくレポート課題が出されます。大抵は文学作品について論じるものです。 そこで資料を読んでレポートを作成するのですが、 論に根拠を持たせようとすると先行研究をなぞっただけのレポートが完成し、 こんなものでいいのだろうか?と思ってしまいます。 かと言って、自分で結論を出すとあまりに飛躍しすぎている気がします。 (とは言っても、先行研究は散々されているので、 結局は論文Aから根拠を、論文Bから結論を持ってきたようなちぐはぐな出来だと思うのですが…。) ネットでレポートの書き方について調べると、 「調べるべきことを調べてまとめてあれば充分。目新しさは不要」 「奇抜さのないレポートなど読む気がしない」 など、様々な意見が出てきます。 「裏付けられたオリジナリティのあるレポート」を書ければ一番良いと思うのですが、 「説得力はないけれど自分で導き出したらしい結論が書いてある」ものと、 「先行研究についてまとめられ、結論に矛盾がない」もの、 どちらがより良いレポートでしょうか? 御意見よろしくお願いいたします。

  • ysrhj
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  • ベストアンサー
  • TANUHACHI
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回答No.1

 文学部のレポートですが、文学系・歴史学系に関わらず、殆どの事象が既に研究し尽くされてもいる状況下にあって殊更に学部生による新たな発見がもたらされる等のレベルにあることは先ずないでしょう、残念ながら。  但し二つだけ例外があります。それは新たに発見した資料に基づく見解との場合に限定もされます。他の研究者にとって未見のものであれば、それは第一発見者による資料紹介と考察となりオリジナリティに基づく新見解ともなりえます。  あるいはこの様な形もありえます。従前の研究を総括する形で新たな分析視角から問題提起するとの方法です。このケースもよほど注意して掛からねば、既に先行研究として提示されていることもしばしばあります。  もし文学作品あるいは作家に関するレポートでしたら、論文Aを根拠として論文Bから結論を導き出すことはないはずです。論文Aを拠り所とするならば必然的に論文Aの結論をどう評価するかとの問題にはなりこそすれ、論文Bの結論をそこに結び付けることなどできもしません。木に竹を接ぐとの形になってしまい、論理矛盾を引き起こしもします。この時点でアウトになります。  もし「裏付けられたオリジナリティのあるレポート」を作成したいとお考えであるなら、先行研究を全て網羅した上で「それらとは全く異なる分析視角に基づいて整理し直す」との形での「研究史整理」ならば可能でしょう。  「論に根拠を持たせようとする」ならば、なぜそのテーマを設定したのかとの段階で以後に綴る論拠と論証のためのアプローチ方法もしくは視座を説明せねばなりませんね?。それは質問者様御自身のみが持つ問題意識ともいえます。  けれども先行研究を精査していけば、それが独自性を持たないことを知る場合も多々あります。そうした経験を今までお持ちでしょうか?。学生が思い浮かべるテーマをみても、その殆ど全てに先行研究のメスが入れられてもいて、これは独自の視角であると考えても実際には、御釈迦様の掌の上で遊んでいた孫悟空の姿と同じです。  僕ならば「説得力はないけれど自分で導き出したらしい結論が書いてある」ものが提出されたならば、その場で提出した学生に質問をします。貴方が導き出したこの結論は如何なる根拠や証拠に基づいいるのでしょうか、とね。それほどに思い上がりともいえ、むしろ「先行研究についてコンパクトにまとめられ結論に矛盾がない」ものに可能性を感じもします。単なる空想や思い付きではレポートにもなりません。逆に先行研究を精査しそこから炙り出される次への問題提起を理解しているならば、それは何かを組み立てて考えようとしているのだなとの印象を持ちもし、拙いながらも展開の試みを評価したいとも考えます。  もしどうしても「オリジナリティ」に拘泥されるのでしたら、新たな資料の発見に重点を置いては如何ですか。  以上、大学教育の末端に携わる者からの感想でした。

ysrhj
質問者

お礼

>殊更に学部生による新たな発見がもたらされる等のレベルにあることは先ずないでしょう これは全くそのとおりだと思います。 発見を抜きにしても、やはり筋道の通っていない理論を展開するのは良くないですね。 それが基本だと思いますので、基本に忠実に、確実なものを仕上げたいと思います。 評価の高低よりも、自分は正しく書けているのか?という疑問でしたので、 基本を思い出すということで解決しました。 回答してくださった方々、ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • TANUHACHI
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回答No.5

 「どちらがより良いレポートであるか」を「高評価を得ることのできるレポートか」と解するならば、それは単に功名心の発露としかいえませんね。  質を問うならば、それは必ずしも点数と同じであるとの結論に至るとは限りません。「もし証拠不足の状態でこれを書いたらどうなるか」とまともな教員ならば当然の様に予測もします。  根拠のない見解は、検算をしない算数の回答と同じです(解答ではないことに注意)。

noname#232424
noname#232424
回答No.4

まだ補足が必要だな。 裸の王様: プロの研究者はうすうす気づいているが,証拠がないので論文に書くのはためらっている。それを素人が荒削りでずばりと書いてしまうこと。

noname#232424
noname#232424
回答No.3

訂正。 王様の耳は驢馬の耳(誤) → 裸の王様(正)

noname#232424
noname#232424
回答No.2

課題をだした教員に,特別に講評を求めるといいと思います。教員ごとに考え(学部学生あるいはあなた個人のレポートに対する要求水準)はちがうだろうし,意外な箇所を「こりゃ『王様の耳は驢馬の耳』だったなあ」とほめられるかもしれない。また当然ながら,芥川について論じるのとフィンランドの新人作家について論じるのとでは,研究の蓄積も格段にちがうだろう。だから卒論では後者に逃げる学生もいるのね 笑。 さらに,あなたの知力・学識や,大学院進学希望かどうかにもよります。「こんなこと考えついたのは古今東西おれひとりじゃないか?」と密かにドキドキしていたら,米国のある国立研究所の古いprofessional paperに似たような記述があることを知り愕然とする。そんな経験をしたら研究者になれるかもしれません。当面は「B評価がとれりゃいい」で過ごせばどうですか。「どんなにがんばってもC評価しかもらえない」という状況ではないんでしょう?

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