中条省平氏の「シネマ2」解釈についてご教示ください

このQ&Aのポイント
  • 中条省平氏の「シネマ2」解釈について、要点をまとめます。
  • 中条省平氏の「シネマ2」において、感覚運動的な連続性の重要性が述べられています。
  • しかし、後半の「一つのショットのなかで直接的に時間を露にする」という表現が抽象的で理解しづらいです。
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中条省平氏の「シネマ2」解釈についてご教示ください

ご教示頂きたいことがあります。 中条省平氏がドゥルーズ「シネマ2」について次のような事を書いていらっしゃいました。 【前半】 たとえば、東京駅で電車に乗る人のショットに、同じ人が大阪駅で降りるショットをつなげば、そのあいだの時間の経過が表現できる。この映画の約束事を支えているのは、感覚運動的な連続性だ。  ところが、ネオレアリズモとヌーヴェル・ヴァーグは、この感覚運動的な連続性を破壊し、運動イメージのスムーズな連鎖による時間の間接的再現を退けた。 【後半】 代わって現れたのが、一つのショットのなかで直接的に時間を露(あらわ)にする〈時間イメージ〉である。 主人公が秩序ある空間のなかで目的に向かって行動する〈運動イメージ〉に対して、人間が無秩序のなかで彷徨する〈時間イメージ〉が映画の最前線を占めるようになる。 ここからが質問なのですが、前半は理解できるのです。しかし、後半の「ショットをつないで時間を再現するのではなく」、「一つのショットのなかで直接的に時間を露にする」「人間が無秩序のなかで彷徨する」<時間イメージ>という表現が抽象的過ぎ、うまく理解できません。 できれば、もう少し簡単な言葉で説明していただくと大変助かるのですが。もしくは、「一つのショットのなかで直接的に時間を露にする」とはこういうシーンのことだ、と具体例を言っていただけると本当に助かります。また、このような試みをヌーベルバーグが行ったとしても、それ以降の映画はそういうフェイズに入っている、と理解すべきなのでしょうか?(映画にとどまらない、人間とイメージの話なのでしょうか?)面倒くさい質問で申し訳ございませんが、よろしくお願い申し上げます。

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noname#188336
noname#188336
回答No.1

>「一つのショットのなかで直接的に時間を露にする」とはこういうシーンのことだ、と具体例を言っていただけると本当に助かります。  『去年マリエンバートで』など。同じ空間を彷徨っている典型的な映像作品。 >それ以降の映画はそういうフェイズに入っている、と理解すべきなのでしょうか?  ヌーヴェルバーグや、それの元となったヌーヴォーロマンが行き詰まったのは周知の通り。  助言。ドゥルーズが言っているから絶対的に正しいということはない。自分の好きな映画を丹念に見て、自分の理論を見つけてください。

yoakenoie
質問者

お礼

ありがとうございます。

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