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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:国の借金は本当に将来世代へのツケなのか)

国の借金は本当に将来世代へのツケなのか

harenshibaの回答

回答No.18

>「元本返済をしないまま」というのは、国債の償還期限が来ても償還に応じない、つまり借金を踏み倒し、国債を紙くずにすることでしょうか。 いいえ。#15に書いた通り、 ・財政支出の拡大=国債をさらに増発する一方で、 ・債務を返済しない=借換債で元本返済を延期する(あるいは償還額を上回る新発債を発行する) が、質問者様の御主張だと理解しています。 >この議論は終わりにしたほうがよいと思います。 はい。この後に続く説明で書きますように、今までの回答で既に書いた内容で反駁出来ます。再反論により議論を深められないようなら(議論の拡散ではない)、もうこの質問を終了させてはいかがでしょうか。 >そうではなくて償還には応ずる、しかし借り換えを続け元本は残るということでしょうか。 はい。これまでの回答で私は何度もそう書いています。債務を返済しない=借換債で元本返済を延期する、あるいは、償還額を上回る新発債を発行する。 >日銀が国債を買う規模に関しては、制限がありませんから、極端な話市中に出ている国債を全部買うことは可能です。 政府が発行する国債を全て日銀が買い取れば、それはマネタイゼーションも同然です。 >償還期限が来れば政府はそれに応じる。その資金は国債発行で得る つまり、借金返済の資金を借金で調達する、と。それでは元本は減りません。一方で、基礎的財政収支が赤字なので、政府の必要経費を賄うため新発債を発行するのですから、 一期目→二期目→三期目→四期目 新発債→借換債→借換債→借換債       新発債→借換債→借換債             新発債→借換債                   新発債 という感じで、国債借金は無限に増える。#7以降何度も書いてきた通り。 >発行された国債は直ぐに日銀が買い取る。 政府が発行する国債を全て日銀に買い取らせるのですから、 毎期の基礎的財政収支赤字=日銀のマネタリーベース追加 と、直結する。こうなると、政府が基礎的財政収支を黒字化しない限り、マネタリーベース追加が止まらなくなる。これも繰り返し書いてきた通り。 >なにしろ日銀が買い取るということは、その代金は金融機関に渡りますので、資金は金融機関にあふれるほどあるということになります。 無限に増える国債借金を全て日銀が買い取るのだから、マネタリーベースも無限に増える。スイス中央銀行のトーマス・J・ジョーダン副総裁が懸念するように、中央銀行が物価の安定を保てなくなり、日銀は信認や独立性を失ないます。行き着く先はハイパーインフレ。#14で書いた通り。 http://econdays.net/?p=5275 >量的緩和を続ける限り、これはあり得ません。 質問者様は「市中に出ている国債を全部買う」「発行された国債は直ぐに日銀が買い取る」と書いています。ですから、毎期の基礎的財政収支赤字=日銀のマネタリーベース追加の直結が成立します。国債発行無限大。マネタリーベースも無限大。そしてインフレも金利も無限大。 >1000兆円の国の借金を日銀がどんどん買っていけば、そこで支払った代金は金融機関に残るわけですから、ますます国債を買う余力が増えるはずです。実際、今これが起こっています。 「将来」の金利変動リスクが銀行から日銀へ移転され、日銀に集中しただけのこと。世の中が金利のある世界に戻り景気が過熱したとき、金融を引き締めなければなりませんが、 [国債の売りオペを実施する場合] ・金利上昇に伴い国債価格は下落しているので、売れば売るほど損失が発生する。 ・回収すべき資金が大量であるほど、国債価格下落と金利上昇幅は大きくなり、赤字の政府財政を直撃する。 ・含み損の規模はたとえば、異次元緩和政策の目標通り「2014年末に長期国債190兆円を保有し、その平均残存期間が7年」で国債を保有した場合、金利1%上昇で13.3兆円の損失。日銀の利益の26年分が吹き飛ぶ。 [日銀当座預金の金利を上げる場合] ・日銀当座の金利を上げて銀行の資金を日銀へ預けさせることで、市中の資金量を減らす。 ・低金利高価格で買った国債からの僅かな収入より日銀当座に対する利払いの方が多くなるので、金利差損が発生する。 どちらの方法でも日銀は損失を出します。インフレ率が高いほど、金利が高いほど損失は拡大します。#10や#12で書いた通り。 >インフレになれば名目GDPはインフレ率以上に増えてきます。そうなれば、国の借金のGDP比はそれに反比例して減っていくわけで、財政は健全化していきます。 [ドーマー条件] ・名目成長すれば、それに応じて金利も上がる。#13で書いた通り。 ・利子率は名目成長率とほぼ同率か、成長率<利子率。#7などで何度も書いた通り。 ・ドーマー条件式で実際に計算すれば、債務のGDP比の悪化が止まらないと分かる。#7や#11で書いた通り。 [税収弾性値] ・経済成長による税収の伸びと歳出の伸びの差は殆ど無いので、収支改善しない。既に歳出が税収を大きく上回っている現状を考慮すれば、むしろ財政収支は悪化する恐れが高い。#7に書いた通り。 >借金残高は増え続けますが、GDP比では減っていきますから、何にも問題は起きません。 ・ドーマー条件式で実際に計算すれば、債務のGDP比の悪化が止まらないと分かる。#7で書いた通り。 ・財政拡大による経済成長について2件の日経NEEDS試算の結果も、債務のGDP比は悪化し続けることを示している。#11および#13で書いた通り。 ・質問者様の主張に沿った場合、この回答の前半で説明したように、借金無限大、マネタリーベース無限大、インフレ無限大、金利も無限大になるので、債務のGDP比どころではなくなる。実際に無限にはならないとしても、望まぬ高インフレや高金利を招き、経済を混乱させる。 #12に書いたように、資金供給を大幅に増やして大インフレにしたところで、経済を撹乱する要因にしかならず、実体経済と資金量のバランスを崩し破綻に向かうリスクを高めるだけ。借金を返さないといけないことに何ら変わりないのだから、そんな滅茶苦茶なことはせずさっさと財政再建を進めれば良い。 債務のGDP比を改善させるには、基礎的財政収支を改善することが重要。ベルギーは基礎的財政収支を黒字維持することで債務のGDP比を下げることに成功した。#14で書いた通り。 また、#3の補足で質問者様が書いたように、05年~07年の名目GDPは若干のプラスで、債務のGDP比を05年170%→07年162%と改善した。実はこのとき、政府は基礎的財政収支対象経費(歳出総額から国債費を差し引いた、必要経費)をそれまでの65兆円規模から61~62兆円に抑えて国債発行を減らしていた。歳出削減と経済成長を両立しつつ債務のGDP比を改善できることを示している、我が国での実例。 政府支出の中身を徹底的に見直して無駄を省き、政府支出を増やさずに、あるいは減らしてでも経済を成長させる方法を政府は考えるべき。

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