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ルソーの社会契約論について

明日提出のレポートでルソーの書いた社会契約論 の感想を書かなくてはいけません。でも何を書けばいいか 分かりません。時間も無い為手も足も出ません。 わかりやすく簡単な言葉でどんなこといっているのか、 どんなことを感想として書けばいいのか 明解な回答をお願いします!!!!!!!

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回答No.1

私のうろ覚えの知識でよければ・・・。  まず、社会契約論とはどういう考えかというところからお話しします。中世、ヨーロッパでは国王の力はそれほど強くなく、有力な貴族たちに支えられてようやく王座を守っている状態でした。しかし、国王の側もそれに甘んじてはいませんでした。国王は次第に有力な貴族を滅ぼしたり、取り込んだりして自分の力を強めていき、国王に権力を集中し、国王こそが国家そのものであるという絶対王政という状態を作り上げました。(フランスのルイ14世がその良い例です)すると、国王がなぜ国王でいられるのか、なぜ、国王が国を統治するのか説明する必要に迫られました。そこで、国王の側は「国王は神様から国を統治する権利を授けられたからだ」と説明しました。これを王権神授説といいます。  しかし、市民の力が強まり、合理的な考え方が市民の間に広まると、王権神授説は市民に受け入れられなくなっていきます。そして、市民の側は自分達で国王はなぜ国を統治する資格があるのかという問題を考えるようになります。そこで、出てきたのが社会契約説という考え方です。これは大昔、人々が平和に生活するために国王の先祖に国を治める権利を譲ったのだという考え方です。この考えを最初に体系化したのが、イギリスのホッブズです。ホッブズは人間は放っておけば互いに殺し合うものだから、国王に国を統治する権利を譲り、代わりに国民が平和に暮らせるように治安の維持を任せたのだと説きました。(「リバイアサン」)ルソーの「社会契約論」はホッブズの「リバイアサン」をさらにすすめて、市民は良い政治を行ってもらうために国王に国を治める権利を譲ったのだから、もし、国王が市民の望む政治をしなければ、国王をやめさせ、新しい政府を作っても良いと主張しました。ルソーが理想としたのは、故郷、スイスのジュネーブで行われていた共和制でした。当然、当時のフランス王国政府はルソーを弾圧しましたが、ルソーの社会契約論は市民の間で読み継がれ、後のフランス革命を起こす原動力となっていきます。  以上が、ルソーの社会契約論の内容とその意義ですが、どのような感想を書けばよいでしょうか。まず、このレポートを提出した教官の政治信条について考えましょう。まず、教官が右翼ならば、社会契約論は社会の安定を乱す悪書だとののしりましょう。ただし、こういうことはまれです。多分、教官は左翼か常識的な考えの持ち主であることがほとんどだと思いますので、ルソーの社会契約論によって人類は絶対王政のくびきから解放され、今日民主主義の世の中に生きる事が出来た。その意義たるや、永遠に語り継がれるべきであるといったようなことを書いておけばよいのではないでしょうか。  なお、余計なことですが、私は大学生のときはレポートは提出期限の最低1週間前には書き終えていました。レポートはなるたけ、早めに準備しましょう。

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