- ベストアンサー
調査捕鯨の目的って、調査ですか? 捕鯨ですか?
調査捕鯨の目的が調査なら、 生け捕りのまま調査して生きたままリリースしてもいいと思うのですが、 なんで調査対象の鯨を、全頭モリで捕獲して皆殺ししているのですか? 殺さないと調査出来ない調査項目でもあるのでしょうか? 他のほ乳類の生態調査だと、殺して捕獲する方が稀ですが、鯨って特殊なのですか? 捕獲方法が進歩しませんが?
- chamu099
- お礼率4% (75/1558)
- 自然環境・エネルギー
- 回答数11
- ありがとう数3
- みんなの回答 (11)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
調査捕鯨の目的はその語が直接示す意味である「調査」ではありません。 A No.1 dogday さんの仰る通り「利用できる水産資源の調査」のために実際に一部を「利用 (食用)」しているのであり、調査の目的は「食べるため (一部は人形浄瑠璃の制御策といった工芸品に用いられたりもしますが)」と言えます。 調査捕鯨とは IWC (International Whaling Commission:国際捕鯨委員会) に日本が条約加入した 1951 年の翌年から始まっており、それまでは商業捕鯨として行われていたものを国が対象とする鯨及び頭数を制限して捕鯨を行うために生まれた呼称です。 実質的には国が管理する商業捕鯨であって、 IWC 規制のない小型の鯨、つまりイルカの捕鯨に関しては地方自治体の最良に委ねられていることからイルカの「突きん棒漁」や「追い込み漁」などが地方の漁協で行われています。 「国が管理する」ことから A No.2 localtombi さんが仰る通り「半国営天下り組織」が出来上がっているのですが、天下り組織を増やすために IWC 条約参加して調査捕鯨を始めたのではなく、IWC 条約参加したことによって天下り組織を作らざるを得なくなった・・・憂がった見方をすれば IWC と農林水産省の利害が一致したとも言えますが、順番はあくまでも IWC 条約参加が先です。 A No.3 azuki-7 さんが仰るように「食べるためには生け捕りにして殺す」必要があるのですが、そういう見方をすれば「食べるために産ませ、閉じ込めて育て、殺す、養殖や牧畜」はもっと酷いことをしているとも言え、現代の捕鯨技術では人間が生命を賭ける危険はなくなったものの、弱肉強食の世界で生存競争のために生命を賭けていた昔からの『狩猟』の延長上にある捕鯨行為は養殖や牧畜に較べれば倫理的にマシかも知れませんね。 A No.4 hideka0404 さんの仰る「絶滅危惧種の調査」は御質問者さんが懸念する「生け捕りのまま調査して生きたままリリースしてもいい」という考えを否定できるものではなく、やはり「食べるという日本の食文化保護が目的」と言えます。 「そんな文化はもうないよ」と仰る方が大多数であろうと思いますが、如何に大多数であろうとも少数の「食文化」と感じる者が居る限りは「食文化」です。・・・人形浄瑠璃や歌舞伎なんてもはや大多数の人が観たことのないものでしょうが、それでも伝統芸能として守られている日本の文化ですよね。 ちなみに私は鯨肉が好きで、鯨肉を食べることができる郷里に里帰りすると必ず近くの市場に行って、市場の中にある Food Court で鯨肉を堪能してきます(^_^;)。 山羊肉、羊肉、鹿肉も好きで、US に住んでいた頃は安価な牛肉よりもわざわざ車で 30 分かかる市場まで行って山羊の脚を 1 本買ってきては 1 週間かけて食べきっていました。 日本では沖縄のヒージャー (蓬を香菜にした山羊汁) が美味しいですね(^_^)/。 鹿肉は友人に狩猟免許を持っている者がいるので「分けてくれぇ~っ!」と頼んでいます。・・・熊や狸は両国のももんじ屋でしか食べたことがないけれど(汗)・・・。 文化はその人達が大切に守るもの・・・他の文化の価値を否定することは国家間の内政干渉以上に相手の尊厳を否定することになります。・・・宗教も文化と言えば解り易いかも。 まあ A No.5 rikukoro2 さんが仰るように日本だけが叩かれる理由は不明なのですが(汗)・・・。 >捕獲方法が進歩しませんが? 鮪でさえも養殖が不可能 (鮪の場合は生け捕りも不可能ですが) ですので、もっと大きくて牧畜できない鯨は狩猟するしかありません。 絶滅させないように捕獲数を制限しながら食用のために捕鯨するのが『調査捕鯨』です。 日本人は他国から責められると直ぐに Media が馬鹿騒ぎして政府も譲歩してしまう癖が付いてしまったようなのですが、調査捕鯨という名前はそうした日本国民向けの造語であって、日本国民への説明という建前上は「調査捕鯨は商業捕鯨ではありません」と説明するものの、実質的に「商業捕鯨」であることに変わりはないのです。 「殺して食べるための」商業捕鯨であるからには「生け捕って Release する」なんてあり得ません。・・・寧ろ Sports Fishing のような「騙されたことに気付いて逃げようと暴れるものを無理やりとっ捕まえていぢくり回して怪我させた上で解き放つ」行為の方が遥かに倫理上の問題がありそうですが(笑)・・・。 殺して食べることは生きるための神聖な行為であり、そのために「いただきます」という言葉を日本人は用いるのですが、牛豚鶏類は殺して食べても良いが鯨はダメという主張には「その人々の食文化を否定させるに足る納得の行く理由」が見当たりませんので、調査捕鯨は実質的に「国が管理して許可している商業捕鯨である」と理解しても良いだろうと思います。
その他の回答 (10)
- princelilac
- ベストアンサー率24% (1607/6585)
商業捕鯨が禁止されましたが、学術研究のための調査捕鯨は残されました。ちょうど立ち入り禁止の自然保護地域でも、大学などの研究者には許可が下りるのと同じです。 もちろんこれは建前です。胃の内容物などを調べたりするのでしょうが、流通に乗るようになっています。 イルカ程度の大きさなら大丈夫ですが、大型の鯨になると、引き揚げた時点で自重で骨格や内蔵を損傷してしまいます。リリースしても自然界では生きられないでしょう。 鯨を食べない国が食べる国を批判しているに過ぎません。宗教的に牛や豚を食べない国がありますが、それを批判するのと同じで、他国の食文化をとやかく言うのは筋違いです。
- makocyan
- ベストアンサー率39% (1039/2623)
調査捕鯨の意味や価値は他の方におまかせして、 >殺さないと調査出来ない調査項目でもあるのでしょうか? あるんですよ。まず年齢。鯨の年齢は目で見ただけじゃわかりませんし、もちろん聞いても答えてくれません。耳骨の中にある「耳垢」ってのを採取してはじめて推定できるんです。 最新の研究では、ミンク鯨の早熟化が確認できているようです。 →http://eco.goo.ne.jp/business/csr/lesson/nov01-3.html 後は食性など。旧来、鯨はオキアミが主食とされてきましたが、意外なことに小型の魚類の捕食量も相当であることがわかってきました。一部では魚資源枯渇の原因とも考えられているようですよ。 食糧危機が妄想でもなんでもなくなってきた昨今、自前の動物性たんぱく質を自給できない日本としては、鯨類の生体調査や捕鯨技術の保持はどうしても必須でしょうね。 あれだけの図体ですから、生きたままフネに揚げて調査して返す、なんて芸当は中々できません。仮に麻酔か何かでそれができたとしても、調査中に寝返りでも打たれたら調査員は即死ですしね。 ちなみに現在使われているモリは電気モリで、できるだけ苦しまないような工夫がされています。殺される側にとっちゃおんなじことなんでしょうが。因果な話です。
調査捕鯨の目的 捕鯨技術の継続伝承も大きな目的だと思います。 一旦完全に撤退すると、船や機器類もさびついて朽ち果て、技術スタッフ、人員も離散して以後時期が来ても再開することが不可能になります。世界一の捕鯨技術をノルウエーなどに持っていかれ、独占されることは未来に必ず来る食料危機きのときの日本の救世主になるはずです。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7194/21844)
1、腹を裂いて何を食しているか調査する必要があります。 2、あれだけ巨大な動物を生きたまま捕獲し、生きたまま 海に帰すのは困難です。 3,捕鯨が環境問題化したのは欧米が、鯨油確保のために 乱獲したのが原因です。 欧米は、自分で乱獲しておいて、環境問題化させて それで日本などの捕鯨を禁止しろ、と言っている訳です。 こんな無謀を許す訳にはいきません。 ことは鯨だけの問題ではありません。 他の海洋生物にも関係する問題です。 事実、いまはマグロが問題視されています。 これは、米国やオーストラリアが、日本に牛肉を輸出 するためだ、という説があります。 日本が捕鯨をし続けるのは、そういう無謀に対する 抗議でもあるのです。 ただ、政治的配慮として、調査としての捕鯨だ、という ことにしてあるのです。
- usagiminnto
- ベストアンサー率14% (167/1191)
現在でも鯨を食料として捕食している地域は多いのですが 日本人は縄文時代から捕食実績が有るのに捕食しては いけない理由は何でしょうか? 調査捕鯨は調査ですが調査用の鯨体を麻酔で捉える事は無理です。 麻酔が効いて海中で溺死するだけです。 更に研究用の為に捕鯨して解体して放棄するなら残す事無く総てを 利用する事に日本は注視しています。 調査内容は非常に多岐に渡り検査され体長、重量、体脂肪率や 捕食内容や捕食量や血液検査年齢・・・・。 多くの実験や研究用として動物が使われていますが骨も残さず 再利用している動物は鯨以上の動物はいません。 更に人間が捕殺したり屠殺して食料にしている家畜に対して捕鯨が 苦しめて殺していると誤解も有りますが即死率は殆ど差はありません。 鯨が増え過ぎて世界中の水産資源が減少していると言う研究成果も 出ています。捕鯨反対者は認めもしませんがね。 鯨の種類分布、頭数確認、捕食量、を科学的に検証を続けないと 自然界のバランスや人類の食糧事情の悪化に繋がります。 鯨の頭数に合わせて人類の人口調整ができれば良いですが無理 でしょ。 これらの事は質問する時間をネット検索すれば10分で調べられますよ。
- rikukoro2
- ベストアンサー率21% (1316/6196)
そもそも、多すぎて困るくらい居るほどのクジラをリリースする必要性はあるのですか? クジラといえども数が少なくて危惧種にあるのはシロナガスクジラやマッコウクジラなど大型のクジラです。 調査捕鯨の対象になっている『ミンククジラ』は小型のクジラであり、そもそも欧米がクジラを乱獲していたのは大型クジラ、小さくて小型のミンククジラは捕鯨の対象外でした。 そもそも日本は調査捕鯨として北西太平洋で年間200頭ほど取ってますが、ノルウェーは商業捕鯨として年間600頭あまり普通にとってます。 尚、これで世界中で叩かれているのは日本ばかりです
- hideka0404
- ベストアンサー率16% (819/5105)
一応日本の食文化保護の目的です。 他に食い物あるんじゃないか!という外国の風聞に耳を貸さずに捕ればいいのでしょうが、いろいろと世界の枠組みに当てはめると問題あるので、主たる目的の、絶滅危惧種の調査目的ということで行っているのです。
- あずき なな(@azuki-7)
- ベストアンサー率16% (1977/11763)
調査捕鯨という口実を隠れ蓑にして生け捕りにして殺し肉をとっています シーシェパードがキレてるのはそこなんです 日本て最低ですね
- localtombi
- ベストアンサー率24% (2911/11792)
いろんな目的がありますが、鯨自体は魚肉の中で消費量が微々たるものなので、消費目的でお金をかけて捕鯨するという理由はもはや説得力は持ちません。 獲ってきたから食べるということの方が大きいです。 本音で言えば、捕鯨にはいろんな天下り団体がぶらさがっています。 それらを温存させるためには捕鯨がどうしても必要で、捕鯨文化ということで日本古来からの伝統を理由にすれば、外国からのバッシングをかわせるということと、文化を衰退させては行けないという大義名分にもなります。 現に、捕鯨は諸外国からバッシングされてますが、それに抵抗して続けることが=国家主義や民族主義的な理由にも利用されている側面もあります。 そういう助けも借りて、天下りを温存させることが究極の目的です。
- dogday
- ベストアンサー率29% (2314/7952)
鯨の調査捕鯨は、利用できる水産資源の調査であって、野生動物の生態調査ではない。 日本の許認可所轄は農林水産省であって、絶滅危惧種を管理する環境省でも、天然記念物を管理する文化庁でもない。 国際捕鯨委員会での争点は、鯨は水産資源か、保護すべき野生動物かで別れていて、 元来が捕鯨業の秩序を守る為の国際組織なので、捕鯨国が0になると国際捕鯨委員会の存続自体がなくなり、誰も鯨を管理できなくなるので、誰かに悪役を押し付けるババ抜きをして、捕鯨国がなくならないように政治取引している、マッチポンプのくだらない組織です。
関連するQ&A
- 調査捕鯨とは?
先日、ラジオのニュースで今季の冬、春の南極での調査捕鯨は、船のくじらをさばく施設の故障のため中止し、400頭取る予定を取りやめ帰国する、と言っていました。 夏にはべつの海域で調査捕鯨を実施する、とのことでしたが、くじらの生態を調査するのに400頭も必要なのか?と感じました。 これは調査捕鯨という名目で食用として取っているのでしょうか? 私はもう35歳になりますが、日本の子供に調査捕鯨とは一体何なのか?、ときちんと説明できる自信がありません。同様にどこの繁華街にもあるパチンコ屋や景品交換所もそうなのですが。論理的に説明出来ないものは本当に困ります!! 調査捕鯨とは、「鯨を取って生活状況や種類別の生態状況、及びに鯨の肉の商業的な活用」のためと認識していいのでしょうか?
- 締切済み
- その他(社会問題・時事)
- 日本は捕鯨調査で何を調べているのですか?
日本は捕鯨調査で何を調べているのですか? 食用にする漁を調査捕鯨という名目で言っているだけなのでしょうか? 世界からは日本人が年間100-300頭のクジラを解剖して何を調査しているのか知りたがっています。日本は調査捕鯨の検証結果をを世界に発信していけば、日本が代表して世界の鯨の生態などを追跡しても良いと思いますが、本当に年間100-300頭も調査で必要なのでしょうか?調査捕鯨は名目だけで鯨料理店に鯨肉を卸すためだけに名称を誤魔化して漁をしているとしたら日本は世界を欺く詐欺師です。 日本は調査捕鯨で何を調査しているのですか? 毎日1頭ずつ捕獲して調査する必要がどこにありますか? 食用の食べるための漁を調査捕鯨と言っているなら日本人は世界から軽蔑されて当然です。真実はどうなんですか?日本人として自信を持って世界に反論出来るように本当のことを教えてください。
- ベストアンサー
- 生物学
- よく分からない調査捕鯨
シーシェパードがまるでSF映画に出てくる様な攻撃船を 準備しているニュースを見ました。 ムッとするのですが調べても調査捕鯨なるものがよく分からない のです。 (1)一回の調査で何頭位捕獲するのか? (2)何故南極にまで行ってやる必要があるのか? (3)調査と言うより間引きなのか? 鯨肉は最近通販でも販売されている。 とするなら調査目的でなく営利目的の捕鯨ではないのか? 鯨肉関係企業に売られた利益はどこが手にするのか? 鯨ウオッチしている国のすぐ近くの南極で捕鯨しなくても良いの ではないかと思うのだが皆さんはどう思われますか? (日本近海で捕獲された鯨について暴力行為をする海外団体がいた ら撃沈しても構わないとも思っています...過激?)
- 締切済み
- ニュース・時事問題
- 調査捕鯨
調査捕鯨というのをしている国は日本とノルウエーと聞いています。これはいったい誰のために何を調査しているのですか? また世界中の動物愛護団体を敵に回し、日本のイメージを損ねてまで、なぜ日本が鯨の捕獲調査をしなければいけないのですか?
- 締切済み
- その他(生活・暮らし)
- 調査捕鯨は何のためにやっているのか?意味あるのか?
調査捕鯨は何のためにやっているのか?意味あるのか? 今現在、調査捕鯨をやっているのは日本だけだそうです。 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140409-00000002-sasahi-soci >現在、調査捕鯨を実施している国は日本だけで、毎年、南極海で3鯨種を計1035頭、北西太平洋で4鯨種を計380頭、合わせて最大1415頭を毎年捕獲する計画を立て、船団を派遣している。 確かに1400頭近くも捕獲する必要性を感じません。 記事でも調査の為の捕鯨数に科学的根拠が無いと書かれております。 この件についてどう思いますか?
- 締切済み
- アンケート
- 鯨の死肉でも調査捕鯨が出来るのですか?鯨肉本格輸入
結局、 鯨の生態調査がしたいのですか? 単に鯨の死肉が欲しいのですか? 鯨肉、23年ぶりに本格輸入へ…調査捕鯨不調で 反捕鯨団体シー・シェパードの妨害行為で捕獲頭数が激減する中、調査捕鯨の中心を担ってきた「共同船舶」(東京)が23年ぶりに本格的な鯨肉輸入に踏み切る。 年明けにもノルウェーからミンククジラ約30トンが輸入される見通しだ。日本の調査捕鯨を巡っては、国際司法裁判所(ICJ)が年明けに判決を出すとみられるが、反捕鯨国が反発を強めるのは必至だ。
- 締切済み
- ニュース・時事問題
- 日本の捕鯨について
ドイツで拘束されていたシーシェパードの代表が逃亡したらしいですね なぜ逃げたのでしょう まぁそれはともかく 私は捕鯨には…少なくとも日本の捕鯨には反対です 日本は調査目的といって鯨を捕獲します それは理解できます 生態を知る上で重要です しかし 殺す必要はありますか? 調査が目的ならサンプルでも採取して放せばすむと思うのです シーシェパードがかつて日本の調査捕鯨を妨害したとき 日本は向こうが悪いみたいな言い方でしたが私には日本側が悪いとしか思えませんがどうでしょうか? 調査といって殺してるんですから… 暇なときにでもご回答いただければ幸いです
- ベストアンサー
- その他(社会問題・時事)
- 捕鯨について
こんにちは。お世話になります。 捕鯨問題について疑問に思うことがあるのですが、なかなか自力で答えに行き着くことができないのでこちらで質問させていただきます。 1.今回の捕鯨の範囲について、数が少ないとされているナガスクジラ、ザトウクジラも対象に拡大していますが、なぜですか? 2.調査目的の捕鯨ということだとは思うのですが、具体的にどういった調査が行われているのでしょう? (個体を捕獲して現在の生存数、種の保存状況などがわかるものなのですか?) 私は捕鯨については基本的に賛成です。 勉強不足ですみません。。ご回答よろしくお願いします。
- ベストアンサー
- 自然環境・エネルギー
- 捕鯨問題
日本は調査目的として捕鯨を続けていますが、生態系や環境調査のためだけにクジラを大量に捕る必要があるのでしょうか。 捕鯨反対国からは調査をしているのは認めるが、捕獲数の大きさには納得がいかない、調査というのは名ばかりで本当は商業目的ではないのかという意見が出てきていますが、そのように言われると納得してしまいます。 実際、捕鯨をやめることで日本の経済や産業には悪影響はないんですよね。ならばなぜやめないのでしょうか、、、。 近代未来に予測される食料問題への対策の一つとして捕鯨技術を向上させるといった意見が日本にはありますが、そもそも捕鯨技術って具体的にはなんなのでしょうか。 考えれば考えるほど複雑な問題です、、、 お分かりの方、どうぞお力をお貸しください。
- ベストアンサー
- 国際問題
- 日本はなぜ捕鯨をやめられないか?
政府がIWCを脱退して商業捕鯨を復活させる方針と報道されました。 日本はなぜそこまで捕鯨に拘る必要があるのかと言う質問です。長いですが下記を読んでお答えいただければ幸いです。事実誤認があればご指摘ください。 今年の9月のIWC総会で日本の提案が受け入れられず、ミンククジラの生息数の増加云々にかかわらず商業捕鯨を今後認めない方向性が明らかになった時点で私も正直、IWC脱退しか無いかと思いました。 その後、あるきっかけがありWeb上でいろいろ調べるに至って、日本は捕鯨をやめても良いんじゃないかと思い始めました。ただ、Webで検索すると捕鯨推進派と反捕鯨のページが殆どで客観的な記載を見つけるのがとても難しい。その中でざっくり理解したのは下記のようなこと。 ・日本の捕鯨に反対する最右翼はオーストラリア。そのオーストラリアは元々捕鯨国で特に南のタスマニア州は捕鯨によって栄えた土地。ところがクジラを取りすぎて生息数が激減し、国内で捕獲規制が行われ、最終的には捕鯨そのものを禁止した。アメリカも捕鯨国だったけど(ペリー来航も元々は捕鯨船の停泊基地として日本に開港を求めることも入っていました)やはり鯨の生息数の減少と、ゴールドラッシュによる人手不足で廃れていった。元々は鯨をみんな取りすぎて危機感をもったところから規制が始まっている。 ・IWCでは鯨の生息数の激減を危惧して、1986年に商業捕鯨を全面的に禁止した。 ・その中で、日本が認められた調査捕鯨と、民族的な伝統による伝統捕鯨、それに偶発事故による鯨の捕獲だけが認められた。伝統捕鯨は伝統的なやり方で成形や儀式のための必要最小限の捕鯨を認めるもので、アメリカの原住民などごく一部に認められている。 ・日本は調査捕鯨の枠を利用しつつ、南極近くの海まで捕鯨船を繰り出し年間200-400等のミンククジラを捕獲している。 ・日本は調査捕鯨の結果、ミンククジラの生息数が十分増えていると言うことで、9月のIWCで商業捕鯨の再開を提案し否決された。 ・現実には鯨類のかなりの種が絶滅に貧していて、オーストラリアなどの環境保護的な検知からは、海洋環境の変化とともにもはや生命の生息環境が人間の判断でコントロールできないとして、改めて捕鯨に否定的な意見が出された。 ここまでであれば、そもそも反捕鯨国の集まりであるIWCに、科学的根拠を示しても根本的に無視されることに憤りも感じるのですが、 ・日本で調査捕鯨を行っているのは日本鯨類研究所と言う農林水産省の外郭団体。https://www.icrwhale.org/ ・この団体は東日本大震災の復興資金の一部があてがわれたとも言われ、批判対象にもなっている。ただし、大きな団体ではなく実際南太平洋で捕鯨を請け負っているのは、共同船舶株式会社と言う会社。http://www.kyodo-senpaku.co.jp/index.html 日本鯨類研究所との共同捕鯨事業の運営資金はクジラ肉の流通販売で賄っているとも言われていますが、実際にはシー・シェパード対策費用などがかさむこともあり、全体では採算が取れていない。つまり税金で賄われているところがある。 ・それどころか日本でのクジラ肉の流通は減っていて、調査捕鯨枠をフルに使い切っているわけでは無く、ますます日本鯨類研究所の採算は厳しくなっている。調査捕鯨枠は民間の近海捕鯨の漁業者にも割り振られるらしいが、近海で取れるクジラ肉の品質がミンククジラに比べてよろしくないらしく、漁業者に取って儲かる漁業でもないらしい。 個人的には、海外から反対されると反発もあって、飲み屋でクジラ肉があると頼んだりしていたのですが、決して美味しいものでもなく、また子供の頃の給食に鯨の竜田揚げの人気の無さと、貧しかった学生時代のナガスクジラの缶詰のまずさしか印象に無く、流通でたくさん流れても積極的に食べたいとは思いません。ところが捕鯨推進派のWebページでは鯨の竜田揚げの味を賛美するものまであり、よくわからない農水省と一部の研究所、企業のプロパガンダに巻き込まれている気がします。 で、今回の政府の決定は、国際問題が大きい南太平洋での捕鯨はやめて、IWCを脱退して商業捕鯨を復活されるものの日本の近海に限る方針の様で、正直誰の得にもならず単にメンツにこだわっているようにしか見えません。商業捕鯨を復活させたら、日本鯨類研究所に政府がお金を出す大義もなくなるように思うし、共同船舶(株)が独占して良い漁業でもなくなるはずですが、そもそも流通が減っていて特に人気のない近海の鯨に商業捕鯨を制限し、もし生息数が減って自己規制するようなことになればもともこもない。 流石に政府の判断なので、外圧に対する反発だけとも思えないのですが、なんで捕鯨を続けないといけないのでしょう?
- ベストアンサー
- ニュース・時事問題