公定歩合UPでなぜ金利(預金金利)UP?

このQ&Aのポイント
  • 公定歩合の上昇により、銀行の貸出し金利が上昇することは理解できる。しかし、なぜ預け入れ金利も上昇するのか疑問である。
  • 一つの理由は、公定歩合UPにより市中銀行が日銀から高い利息で資金を借りる必要が生じるため、その返済のために市中銀行は市場に高い利息で貸し付ける必要があるからである。
  • もう一つの理由は、低金利時代は銀行は預金者に利息を少なく付ける一方で、借り手に安い金利で資金を貸し付けるため利ざやが小さくなるが、高金利時代は逆に利ざやが大きくなるためである。
回答を見る
  • ベストアンサー

公定歩合UPでなぜ金利(預金金利)UP?

大変恥ずかしい質問なのですが、 まえからの疑問でしたが誰にも聞けませんでした。 専門用語がわからないのでこの質問では かってに自分で言葉を以下のように定義します。 お金を銀行から借りるときにつく利息率「貸出し金利」 を銀行に預けるときにつく利息率「預け入れ金利」 なぜ公定歩合があがると預け入れ金利がアップ するのでしょうか? 公定歩合があがると貸し出し金利が上がるのはわかります。 公定歩合UP=市中銀行への貸出し金利UP=市中銀行が 日銀から高い利息でかりなくてはならない=市中銀行は あとで日銀へ高い利息をつけて返さなくてはならない>そのために、市中銀行は市場に高い利息で貸し付けなければならない。というのはわかるのですが、 それではなぜ、公定歩合が高いと預け入れ金利が高く なるのでしょうか? また、なぜ昨今のように低金利時代だと銀行は利ざやが大きく、高金利だと利ざやがちいさいのでしょうか? だって、低金利時代=銀行は預金者に利息を少ししかつけない、でもその一方で借り手にも安い金利でお金をかす。 それでは結局、利ざやは大きくならないのでは? もちろん預金者には少しの利息で、借り手には高い利息で 貸出すというのであれば利ざやはでかくなるというのは わかるのですが・・・ どうしてもわかりませんおしえてください。 どうももやもやしたものが晴れません。

  • 経済
  • 回答数2
  • ありがとう数30

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • muron
  • ベストアンサー率25% (14/56)
回答No.1

日銀の役割から考えると分かりやすいです。景気が悪いときに公定歩合を下げますが、このねらいは銀行やその後ろにいる企業や個人にお金を借りやすくするためです。お金を借りた企業は商品をより多く生産したり、設備投資をしたり、また個人では家や車を買ったりします。そして徐々に経済が活性化し、景気が良くなるという一連のシナリオなんです。個人預金者も利率が低ければ、銀行に預けても馬鹿らしいから車でも買おうかってことにもなります。 これこそが日銀の景気対策(公定歩合調整)機能です。 逆に公定歩合が上がるとき(=景気が良いとき)はモノが良く売れています。限りある商品に購入者が殺到すると当然モノの価値があがり、価格は上昇します。これがインフレというもので、物価が上がると消費者の生活が破綻してしまう可能性があります。そこで日銀は公定歩合を上げ、銀行やその後ろにいる企業や個人にお金を借りづらくさせて、過熱した経済を冷まします。預金者は金利が高ければ、消費を抑えて銀行に預けようって事になります。 質問の公定歩合UP=預金金利UPはなぜかですが、これはどちらかというとルールですね。だって日銀がせっかく公定歩合を上げても、預金金利が変わらなかったら、先ほどの景気対策はできないし、銀行が儲けるだけですよね。 なぜ低金利時代には利ザヤが大きいかについては、正確に言うと今の日本経済では利ザヤが大きいというのが正確でしょう。なぜならば史上最低金利といわれるほど公定歩合を下げているのに、なかなか景気回復しませんよね。詳細は割愛しますが、バブルの後始末に苦労しているということです。 要するに今回はいつものシナリオどおりにはいかないんです。金利が下がって、企業はいっぱいお金を借りてくれます。普通なら預金者(預金額)は減るんですが、今回は減らないんです。その分利益がでてるんでしょうね。 長くなってすいません。

KUNISAN
質問者

補足

さっそくの回答ありがとうございます。 前段はよくわかったのですが、やはり後段(回答)が よくわかりませんでした。経済なんて所詮は人間の 心理だとおもうのですが、公定歩合UP=預金金利UPなんかに関してはシステマティックな理屈があったような きがするのですが・・

その他の回答 (1)

  • muron
  • ベストアンサー率25% (14/56)
回答No.2

二度目のチャレンジです。 申し訳ありませんが「システマチックな理屈」というのがあるのかは分かりません。でもこれはどうでしょうか。 銀行は企業に貸し出す資金を日銀から仕入れてます(利息=公定歩合)。さらに個人からも仕入れています(利息=預金金利)。つまり「日銀の公定歩合」も「個人の預金金利」も銀行から見れば仕入先なんです。つまり金利は連動しますよね!というか連動させなきゃ不公平ですよね。 いかがでしょうか?説明があまり上手いほうではないので自信はありませんが・・・

KUNISAN
質問者

お礼

すみません補足でなくておれいでした。 お礼します。

KUNISAN
質問者

補足

2度もご丁寧に回答いただき本当にありがとうございます。 リプライが大変おくれてしまったことをおわびします。 「システマティック」といったのは、誰かのその時々の 感情によって左右されるのでなく、Aを実行すれば 必ずBがおこるといった経済の「機械仕掛け」みたいなものがあったようにおもったものですから。 で、よーくMURONさんの回答を考えてみたのですが、 こういうことでしょうか? 日銀の公定歩合があがる>銀行は高い金利で資金調達をせまられる>すると市中銀行は日銀からだけでなく、市場(個人)からも積極的に資金調達をはじめる> 市場からの調達の需要がおおきくなる>預金金利が つりあがっていく!ということなんでしょうか?! あと、低金利時代は銀行がもうかるということは・・ 日銀の公定歩合がひくい>銀行が資金調達が容易になる >貸出し金利が下がる>市場がお金を銀行からどんどん かりる>貸出し金利自体は低いが、みんながおかねを たくさん借りるので、結果として銀行に帰って来る利子がおおくなる>銀行がもうかる。 一方で・・・ 日銀の公定歩合があがる>銀行は安い金利で資金調達ができる>すると市中銀行は日銀から借りやすくなる、よって市場(個人)からは積極的に資金調達をしない> 市場からの調達の需要がちいさくなる>預金金利 低くなる>預金者に利子をおおくつけなくていい。 >銀行が儲かる。 ということでしょうか?! なんかわかってきました!ありがとうございます。 もやもやしたものが晴れていくような・・

関連するQ&A

  • 公定歩合 政策金利

    日銀が市中銀行に貸し出すときの公定歩合(?)は決まっているとして、各銀行が、勝手に、企業に貸し付ける金利を高くしたり、定期預金の金利を上げることはできないのでしょうか。その方が景気が良くなるように思うのですが。

  • 公定歩合と預金金利の関係について

    日銀が利上げを見送りました。これと預金金利との関係を簡単に教えて下さい。要するに公定歩合が現行の2倍になったら預金金利も2倍とはいかないでしょうが、連動して上昇するものでしょうか。全くの素人につきわかりやすく教えていただければ幸いです。

  • 銀行の利ざや

    素朴な疑問なんですが、銀行の貸出金利と預金金利の差(=利ざや)というものは日銀の公定歩合操作に関わらず常に一定なのでしょうか? あと、銀行の普通預金のように残高が頻繁に変動するものは一体どのように利息を計算しているのでしょうか?

  • 公定歩合とコール市場の金利

    1.公定歩合でコール市場の金利の上限を誘導できると思いますが、公定歩合は政策金利の意味合いはないと日銀にはあります、コール市場の金利の上限を誘導できるのであれば、政策金利の意味合いはない、というのはおかしいのでは? 2.もし日銀がコール市場の金利を上げたい場合下げたい場合、日銀がなにをして、どういうメカニズムでコール市場の金利が上がったり下がったりするのですか? 3.日銀がコール市場の金利を上げたい場合、日銀が金利を上げたところで、他の銀行が低い金利であれば、そこでやりとりされ金利は上がらないのでは?

  • 日銀の公定歩合と預金の利子率

    日銀の公定歩合が上がったときに企業や家庭に貸付するときの率やわたしたちが預金するときの利子率も上がりますよね?それはなぜなんでしょうか?おしえてください 受験が近いので至急回答がほしいです

  • 政策金利 公定歩合 無担保コール翌日物 について

    政策金利 公定歩合 無担保コール翌日物の概念というか関係性がよくわかりません ウィキペディア調べですが 「政策金利」=中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利 「公定歩合」=日銀が民間銀行へ貸し付ける基準金利 「無担保コール翌日物」=短期市場の金利 とありました。 しかし現在の政策金利は公定歩合ではなく、無担保コール翌日物だそうですが そうすると、上記の定義と矛盾するとおもうのですが。 あくまで政策金利は、日銀と一般銀行間の金利ではないのでしょか。 それとも政策金利の定義が変わったのでしょうか。

  • 公定歩合って・・・

    公定歩合って中央銀行の景気政策にとって重要な指標だったと思うのですが、今は完全にその座を無担保コール翌日物などの政策金利に譲った・・・という認識でよろしいですか? だとするとどうしてそうなったのでしょうか。 ちなみに、現状は、 ・日本の政策金利(無担保コール翌日物)=0.50% ・日本の公定歩合=0.75% ・米国の政策金利(FF金利)=5.25% ・米国の公定歩合=6.25% で間違いないですよね。

  • 公定歩合と量的緩和

     金利が景気に影響を与えることを利用して、公定歩合を下げ、市中に(銀行から?)出回るお金を増やすということは理解できます。  このことが金融政策と呼ばれるのでしょうか?  公定歩合が史上最低の0.1%となり、もはや公定歩合を引き下げる余地がなくなると、さらに金融緩和を進めるために、市中に出回るお金を拡大させる制作として「量的緩和」を導入したとのことですが、  この「量的緩和」とは、具体的に何をしたのでしょうか?  また、以上の私の理解が間違っていたら、指摘してくださると幸いです。  よろしくお願いします。

  • 「金利」の定義

    一般に金利といえば、 (1)貸し出す側が受け取る「利息」 (2)貸し出す側が受け手に支払う「利子」 のどちらを指すものでしょうか? また、日銀が公定歩合を上げるということは、金利上昇の効果があるち解説されますが、この場合、市中銀行にはお金が必要になる(不足)ので(1)でいう利息のことを金利と言っているのでしょうか?よくこんがらがります…

  • 公定歩合が、ー0.019 と、経済学者何してる !

     コール市場で、オーバーナイトローン金利が、ー0.019 % となってしまった。 これは、公定歩合が、ー0.019 % となってしまった事でありる。 あまりの不景気に、日銀が、民間銀行の貸し付けに、ー0.019 % の金利を付けて、貸し出すことに。.民間銀行は、お金を借りて、金利を貰うとは。 国民は、預金金利が、細っているのに、民間銀行はお金を借りて、金利を貰うとは、あまりに不公平。 民間銀行は、優遇されすぎてる。 不景気の原因は、民間銀行が、売り上げの伸びそうな企業や個人の住宅ローンに、融資を怠ったからではないか。 EU の中央銀行は、民間銀行抜きで、直接社債を購入している。 企業も、それを見込んで、新たに社債発行計画を立てる。 日銀よりも、効果がある。 EU 中央銀行が、民間銀行の貸し付けの不足に見切をつけ、直接貸し付けて、景気回復を行った。 民間銀行は、必要ないと、判断したのだ。 経済学者も、民間銀行は、必要ないと、糾弾すべきでは。 国民は、失業、預金金利の低下で、泣いているのだから。 見て見ぬふりでは、国民のための、経済学とは言えない、存在の意義がない。