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連結決算の開始仕訳について

yoko99の回答

  • yoko99
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回答No.2

経理部にて連結を担当している者です。 開始仕訳については、tomoko-tさんのご説明の通りです。 開始仕訳の役割ということですが、役割というよりも、開始仕訳がなく当期の仕訳だけでは、正しい連結財務諸表は作成できないとお考えください。 また、考え方として、「どういうものが開始仕訳か」という観点ではなく、「当期の仕訳の中で、次期の開始仕訳に反映させなければいけない仕訳はどれか」と考えていただいた方が、開始仕訳の意味が明確になると思います。 簡単な例をあげてみます。 A社は1999年に、子会社B社を設立しました。 その際、A社は5千万円出資して、B社は5千万円の資本金で事業を開始します。 1999年度の当期仕訳(資本と投資の消去)、 (1)B社資本金5千万円/A社関係会社株式5千万円 2000年度に上記の取引は発生しないので、当期仕訳として資本と投資の消去仕訳は発生しません。 2000年度になって「ない」と気付くのではなく、システム上は1999年度の(1)の仕訳時に、「これは次期以降の開始仕訳が必要な仕訳である」との認識が必要になるわけです。 それによって、1999年度の仕訳(1)を反映した2000年度の開始仕訳として、 (1-2)B社資本金5千万円/A社関係会社株式5千万円 がシステム上で自動生成されます。 (1)の仕訳は、当期の期末剰余金に影響を及ぼさず、次期以降の連結B/Sに影響を及ぼす(=次期以降の開始仕訳に反映させなければいけない)タイプで、資本と投資の消去以外に、連結調整勘定償却などがあります。 (1)をシステム内部の処理で考えると、P/L(またはS/S)勘定がある仕訳は、P/L(またはS/S)勘定を連結剰余金期首残高に振り替え、相手勘定を元のB/S勘定にして、開始仕訳を作成するという処理方法が取られます。(P/L同士、S/S同士の仕訳の場合、開始仕訳は作成しませんが、B/S同士の仕訳は開始仕訳を作成します) 次期以降の開始仕訳に反映させなければいけない仕訳の中で、(1)以外の仕訳タイプとしては、 (2)当期の期末剰余金に影響を及ぼした仕訳が、次期以降の連結剰余金に影響を及ぼさない (3)当期の期末剰余金に影響を及ぼした仕訳が、次期以降の連結剰余金にも影響を及ぼす タイプがあります。 (2)(3)は、開始仕訳の作成時のシステム処理方法が(1)と少し異なります。 長くなってしまったので、(2)(3)については、また後で書きます。 今、会社なので、帰宅してから・・・。

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