都心部のカラスの害

質問

私は都心部に住んでます。最近カラスが生ゴミを
散らかしています。暑くなってきたから臭いも
します。そうしたら今朝路上でカラスが死んでました。
普通カラスが路上で死んでるのは見た事無いので、
もしかしたら誰かがゴミに農薬でも混ぜたのでは
と噂になってます。

こういう問題にはどう対処するべきでしょう？
ゴミ集積所を小屋みたいにするとかでしょうか・
それともゴミ集積所に生ゴミ処理機を置くのも
妙案かと思います。やっぱり毒殺するのは
法律に抵触しますよねえ。

回答No.4

polnareff

カラス、特に都心部でよく見られるハシブトガラスという種類は本来うっそうと茂った森の中で生活していたんですが、人間の手による環境破壊、森林伐採によって生息環境を狭められ、言ってみれば都会に追いやられて来た鳥なんです。しかし、彼等にとって好都合だったのは、東京や大阪を始めとする都会もある意味「森」だったんです。超高層ビルなどが複雑に立ち並び、入り組んだ「コンクリート・ジャングル」はカラスたちにとってはまた住み易い場所だったようです。しかも人間が出す生ゴミによって彼らの食糧問題はいとも簡単に解決されてしまいました。また、カラスは人を見分けたり、自分よりも強いものと弱いものを区別することができるなど鳥類の中でも想像以上に賢い鳥であり、都会生活に適応するための知恵もつけてきています。言ってみれば、カラスは一日一日と進化しているのです。彼らの巣材である小枝などが都会ではなかなか手に入らないため、彼らはその巣材に針金でできたハンガーや荷造り用のビニール紐などを活用する術まで手に入れてしまったのです。これほどまでに賢いカラスですから、生ゴミ対策に対しては人間もそれ相応の手を打たなければ、いつまでたってもイタチごっこの状態が続いてしまうだけです。最近よく見かけるのは生ゴミ置き場にネットを張る方法ですが、これはほとんど意味がないように思います。実際私の近所でもこの方法を採用していますが、カラスたちはネットの隙間からくちばしでビニールを突付きまわした挙句、上手に食料を確保していますし、ネットの端にくくりつけられた重石の意味も彼らはちゃんと知っていて、上手にその重石を持ち上げて食料にありついているものまでいます。他の場所では蓋のついたゴミ用のポリバケツが有効のようですが、我が家の近辺に現れるカラスはその蓋も見事に払いのけて食料確保に成功しています。こうなるとカラスが絶対に生ゴミを漁ることのできない方法を取るしかなく、その意味では鉄製のゴミ集積小屋を建てるのがいちばんいいと思います。お金はかかるのでしょうが、ある意味人間の都合で都会に追いやられて来たカラスたちを、また人間の都合で毒殺するという蛮行を取るよりはよっぽどマシではないかと思います。いかがでしょうか。因みに以前、数年前にテレビで見たのですが、確か秋田県での話だったと思いますが、そこでもカラスの異常発生に頭を悩ませていたある町が、これだけたくさんいるカラスを何かに有効に活かせないものかと考えた結果、「カラスを食べる!!」という発想に行き着いたそうです。実際町おこしにそれを利用しようということになり、「カラス肉の燻製」だったか「カラス肉のたたき」だったか、とにかくカラスの肉で作った食品を開発したようです。私にはカラスの味など想像もつきませんが、その後どうなったかはよく知りません。まあ、これはカラス対策の究極の選択肢といったところでしょうか。
　長々と失礼いたしました。