• ベストアンサー

<2/25まで>物理II衝突によるエネルギーの変化

高2物理IIの衝突による力学的エネルギーの変化についての問題です。 ●なめらかな水平面上で静止している質量Mの小球Bに、速度vで進んできた質量mの小球Aが一直線上で衝突した。2球間の反発係数をeとするとき、2球の運動エネルギーの和は、衝突の前後でいくら変化するか。ただし、衝突後の小球Aの速度をv'、小球Bの速度をV'とする。 よろしければ詳しい解説もお願いします ちなみに、今月の26日にテストがあるので明日の午後11:00までに回答していただけると幸いです。 最後にここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます _(._.)_

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Quarks
  • ベストアンサー率78% (248/317)
回答No.1

床面が滑らかで、運動は水平面上に限定されていますから、鉛直方向の力である垂直抗力や重力の影響は無視してかまいません。 衝突現象を扱う場合、頼りにすべきは、運動量保存則です。 運動量保存則は、作用反作用の法則の別表現だと考えて良いものです。本問のように、A,Bに働く力のうち、考慮すべき力が、互いに相手に及ぼす力つまり作用と反作用だけとして良い場合には、例外なく全体の運動量は保存されます*。   A,Bの運動する方向にx軸をとり、速度vの方向をx軸の正の方向にとってみます(速度にせよ運動量にせよ、ベクトルですから、方向に気を遣いましょう)。 衝突前の運動量は  Bでは M・0=0  Aでは m・v 衝突後、Aが速度w,Bが速度uになったとします。両者の運動量は  Bでは M・u  Aでは m・w となります。運動量保存則より  0+m・v=M・u+m・w  式(ア) これだけでは条件不足で解けませんが、反発係数が与えられていますから、それを使って、もう1つの方程式を作ることができます。   反発係数とは、一方から見た相手の速度(相対速度)の速さが、衝突の前後でどの程度変化するかを表した物理量です。  反発係数=衝突後の相対速度の大きさ/衝突前の相対速度の大きさ が、元々の定義です。教科書では  反発係数=-(衝突後の相対速度/衝突前の相対速度) と紹介されていますが、分子と分母とが逆向きなので、そのままの比では負の数になってしまうことになります。それで定義しても良かったのでしょうが、反発係数は正の数としたので、帳尻を合わせるために負号を付けたのでした。 BからAを見ていたときの相対速度(=相手の速度-見る側の速度)で考えてみます。 衝突前には  Aは速度vで運動するように見えます。 ∵ v-0=v 衝突後には  Aは速度w-uで運動しているように見えます。 ところで、衝突前にはAは近づき,衝突後Aは離れて行くように見えるはずですから、vとw-uとは反対向きのはずです。これを速さで表現すれば、  衝突前のAの速さは v  衝突後のAの速さは u-w となるはずです※。 ※速度の方向が正反対ですから、衝突前後で、速度ベクトルの向きつまり符号が反対です。 ですから速さ(速度の絶対値)は  |v| と |w-u| となりますが、vの向きを正の向きと定めたのですから  |v|=v  |w-u|=-(w-u)=u-w としなければなりません。 ∴e=(u-w)/v 式(イ)   (ア)と(イ)を連立方程式として解けば、u,wが求まります。  u=(1+e)・(m/(M+m))・v  (ウ)  w=((m-M・e)/(M+m))・v  (エ)   求めるように指示されていたのは、運動エネルギーの変化ですが、速度が求まっていますから、単純な差額を計算するだけです。 衝突前の全体の運動エネルギーKは  K=(1/2)・m・v^2+(1/2)・M・0^2  =(1/2)・m・v^2 衝突後の運動エネルギーK' は、(ウ),(エ)を使って  K'=(1/2)・m・w^2+(1/2)・M・u^2  =(1/2)・m・v^2・((m+M・e^2)/(M+m)) ∴運動エネルギーの変化は  K-K'=(1/2)・m・v^2・(M・(1-e^2)/(M+m)) だけ減少した、となります。 もし、e=1なら K'=K=(1/2)m・v^2 となり、力学的エネルギーが保存されることも確かめられます。 逆に、e=0のとき、損失量が最大になります。   * 衝突で、両物体が接触していた間、互いに作用していた力の平均値がFと-Fだったとします(作用反作用の関係にある2力ですから、当然その向きが正反対で、大きさが同じです)。 接触して時間をtとします。 Fを受けていた方の物体は、力積 F・t を受けたのですから、その分運動量を変化させます。 一方、-Fを受けていた方の物体は、力積 -F・t を受けたのですから、その分運動量を変化させます。 両者の運動量の変化の総和は  F・t+(-F・t)=0 ですから、個々の物体の運動量は変化しても、全体では互いに打ち消し合い、運動量の総和は変化していないことになります。 蛇足ですが、力を平均値ではなく、時々刻々変化しているものとしても、同じ議論が可能です。或る瞬間に作用していた力が f と -f その力が作用していた時間を Δt とすると、やはりこのΔtの間に受けた力積の合計は0ですから、Δt の時間では、運動量の総和は変わりません。続くΔtでは…と考えれば、力の大きさと向きがどんなに変化しようとも、それが作用反作用の関係にあるなら、力積の総和はやはり0になってしまうことは明らかです。

zexus-marchus
質問者

お礼

詳しい説明をありがとうございます。 明日のテストで満点取れるようにがんばります!

その他の回答 (1)

noname#182106
noname#182106
回答No.2

「衝突後の小球Aの速度をv'、小球Bの速度をV'とする」 これを使って表すならば (mv'^2)/2+(MV'^2)/2-(mv^2)/2 v'とV'をちゃんと求めなければいけないならば mv=mv'+MV'(運動量保存則) (V'-v')/(v-0)=e(反発係数の定義) を連立方程式として解いて上式に代入します。

zexus-marchus
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 物理の問題です。宜しくお願い致します。

    問題39 質量m速さvの小球Aが滑らかな水平面上で静止してる。質量mの小球Bに衝突し、その後図のように小球Aはθ1の方向へ、小球Bはθ2の方向へ進んだとする。 (2) θ1+θ2=90°の時の衝突における運動エネルギーの減少量をもとめよ。 という問題で、答えは、0です。 何故0になるか教えてください。

  • 2物体の斜衝突における力学的エネルギーの保存について

    こんばんは。2物体の斜衝突の問題でどうしてもわからない部分があります。 問題は下記の通りです。          「滑らかな水平面上に静止している質量Mの小球Bに、質量mの小球Aが速さvで衝突した。衝突後、小球Aは進行方向に対し30°の方向に進み、小球Bは小球Aの衝突前の進行方向とαをなす方向(進行方向を0°とすれば-の方向です。)に進んだ。衝突後のA、Bの速さをそれぞれc、dとする。vとmを既知の量として、d、M、αを求めよ。衝突は完全弾性衝突とする。」 解答では、運動量保存則の式を作った後、完全弾性衝突ということで、力学的エネルギー保存則を使っているのですが、その式が1/2mv2=1/2mc2+1/2Md2 となっています。(mc,Mdの後の2は二乗の意味です)ここで何故位置エネルギーが式の中にないのかがわかりません。  衝突後、それぞれ斜めに飛んだとしたら、位置エネルギーも式の中に加わる気がするのですが・・。    初歩的な質問ですが、何卒宜しくお願い致します。

  • 物理の問題です。お願いします。

    問題 図のように水平な床の上に高さгの水平な上面を持つ台と中心軸が点Oを通る半径гの1/4円筒面が滑らかに接続して固定されている。台の水平面と円筒面はとても滑らかである。この台の水平面上にある質量Mの小球Aに大きさVの初速度を与え、1/4円筒面の上端に静止している。質量mの質量mの小球Bに衝突させたところ、衝突直後の小球Bの速さはνになった。重力加速度の大きさはgとし、A,Bは図に示す鉛直な面内を運動するものとする。 問1 衝突前のAの運動量の大きさは、いくらか。 問2 衝突直後のAの速度はいくらか。衝突前のAの速度も向きを正とし、m,M,V,νを用いて表せ。 問3 A,Bの衝突が弾性衝突であるとすると、衝突後にAが衝突前と逆向きに進むためには、m、Mの間にどうような条件式が成り立つ必要があるか。 その後小球Bは滑らかな円筒面に沿って運動し、円筒面上の点Pを速さνpで通過した。この時のOPが鉛直線となす角θであった。 問4 力学的エネルギー保存の法則によりこの時のBの速さνpをνg,r,θ、を用いて表せ。 問5 この時にB□ が円筒面から受ける垂直抗力の大きさをNとして、Bの円運動の中心Oに向かう方向の運動方程式を次の式中の(1)、(2)を埋めて、完成せよ。 ただし、(1)はνp、гを(2)は、N,m,θ、gを用いて答えなさい。 m×(1)=(2) その後小球B円筒面上の点Qで円筒面から離れた。この時OQが鉛直線となす角はθであった。 問6 cosθ°をν、g、гを用いて表せ。

  • 高校物理、力学的エネルギーの保存

    滑らかな水平面上に質量Mの球Qがばね定数kのばねを付けられた状態で置かれている。 左から質量mの球Pが速度v0で進んできた。 ばねの縮みの最大値lを求めよ。 ばねの縮みが最大の時、Qから見たPの相対速度が0である。(これはわかります) 力学的エネルギー保存則より、 (1/2)(mv0)^2=(1/2)(mv)^2+(1/2)(Mv)^2+(1/2)l^2 (疑問) PとQが衝突して、その相対速度が0になっているのですから、 縮みが最大のときのPの速度をvp、Qの速度をvqとすると、 (反発係数の式)vp-vq=-e×v0のe=0ということになります。 これは非弾性衝突ですから、力学的エネルギーは保存されないと思うのですが、どうして力学的エネルギーは保存されるのでしょうか

  • 物理 衝突について

    問題 水平面上に4球A,B,C,Dがあって質量はそれぞれ、m、M、m、mである。 AとB、BとCが同じ長さの伸び縮みしない軽い糸でつながっていて、一直線上にある。 このABCに垂直になるようにDを速さv(0)で入射してBに衝突させる。 BとDは衝突後一体となり、Bについていた糸のせいでAとCが衝突した。 このとき地上にいる観測者から見たA、Cの速度を求めよ。 考えてみましたが、BとDでの観測者からするとA、Cは非等速円運動、しかも向心力は糸の角度で違う気がして・・・ 分からないので教えてください。

  • 運動量と力学的エネルギー

    解き方を教えて下さい。 なめらかな水平面上を、右向きに速さ4.0m/sで進む質量0.15キロの物体Aが、左向きに速さ2.0m/sで進む質量0.15キロ物体Bと正面衝突した。反発係数を0.50として、衝突により失われた力学的エネルギーを求めよ。 答え 0、18j

  • 物理 2

    なめらかな水平面上を 質量mの小球AがX軸の正の向きに速さVで飛んできて静止している質量2m の球Bに衝突した。衝突後 球Bははね飛ばされてAはX軸と60度の方向に速さv/2で進んだ。 (2) 衝突のとき BがAから受けた力積の向きと大きさを求めよ。 これの運動量と力積の関係しきを教えて下さい。

  • 力積について

    問題をまず書いてみます。 なめらかな水平面上にx軸、y軸を取り、質量mの小球Aと質量2mの小球Bを用意する。まず、小球Bを原点Oにおき、次に、小球Aをx軸にそって一定の速さvで進ませて、原点Oの小球Bに衝突させた。衝突後、小球Aはx軸と60°をなす向きに速さv/2で進み、小球Bはある速さで水平面上を進んだ。 という問題ですが、この後「衝突後のBの速度とBの進む向き」を求めます。 ここで僕の持っている参考書にこれと同じような問題でベクトルを使った解法が載っています。 というのは、「弾性衝突であるから力学的エネルギーが保存して―(1/2)mv^2=(1/2)m(v_a)^2+1/2m(v_b)^2」(v_aとv_bはそれぞれAとBの速さを表します。もちろんこの例ではBの重さがmになっていたりと若干違いますが...)となる。この式を両辺を2m倍すると、三平方の定理を表す形になり、あとはこの式に従って直角三角形を書けば、角度などの条件により未知数や向きが分かる」というものでした。 ところが上の問題でやるとうまくいきません。まずこれって弾性衝突なんでしょうか?解説には「力積が打ち消され、とか、外からの力積が0」などと書いていますが、まず力積というものが理解できていないようです。上の問題では力積があるように見えますし、力積があると運動エネルギーが失われエネルギーは保存されないと思っていたのですが... もし分かりにくければまた詳しく説明しますので、アドバイスよろしくお願いします。 ちなみにこのベクトルの方法でなぜか角度までは出ますが、Bの速さだけ√6/4vと間違いになります。正解は√3/4vです。

  • この場合は力学的エネルギーは保存されるのですか?

    この場合は力学的エネルギーは保存されるのですか? (1)「平面上に質量mの小球が2個ある.1個は静止しており,他の1個は速度Vで等速直線運動をしている.小球が衝突した.衝突後,小球はどちらも動き出した.衝突後の二つの小球の運動量の方向は一定の角をなしている.この角度を求めよ.ただし,この衝突は弾性衝突とし,摩擦は考えない.」 という問題の解説がわかりません. 「Vで動いていた小球の衝突後の速さをv1,静止していた小球の衝突後の速さをv2とする. 力学的エネルギー保存の法則からmV^2/2=mv1^2/2+mv2^2/2が成り立つから~~」 という解説がありました. ここで思ったのですが,この場合,力学的エネルギーは保存されているのですか? 過去に (2)「質量5.0kgの物体が10m/sの速さで飛んでいた.B点でその物体は1kgと4kgに分裂た.それぞれ43.3m/s,6.25m/sの速さで,進行方向に対して左30度,右60度に飛んでいった.」 という問題(例として答えを全て書いている.)をしました. そこでmV^2/2=mv1^2/2+mv2^2/2にこの問題の数値を代入してみたのですが,ぜんぜん答えが違うのです. なので(1)の問題の解説にあった力学的エネルギー保存の法則は成り立ってないように思えるのです. もし成り立っているとしても進行方向と水平な方向,垂直な方向のそれぞれで成り立っているかな.と思います.

  • エネルギー 高校物理I 力学的エネルギー保存則

    高校物理Iについての質問です エネルギー分野の問題で 「なめらかな水平面上に置かれたばねの右端を壁に固定し、左端に質量mAの物体Aをつけ、静止した状態で置いてある。左のほうから質量mBの物体Bが、速さVでAに衝突し、衝突後は一体となって速さ1/2Vで運動した。ただし、ばねの定数はKで、ばねの質量は無視できるとする。 (1)衝突時に失われた力学的エネルギーを求めよ。」 という問いについて、 僕は 1/2mBV^2-1/2(mA+mB)(1/2V)^2 という式をたてたのですが、 解には1/2mBV^2-1/2(mA+mB)1/2V^2 となっていました。 なぜ最後のところの速さの1/2VのVだけ2乗され、1/2は2乗されないのでしょうか?