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アボガドロ数について
sesameの回答
中途半端な数なのは、アボガドロ定数が「12gのC12に含まれる炭素原子の数」という定義だからです。 グラム(g)という単位は、地球の円周と水の質量という、まるっきり関係ない尺度が出会って生まれた恣意的な単位ですから、原子数との間に調和的な対応関係がなくて当然です。 ちなみにアボガドロがこんな計算をしたのは、やっぱり時代の要請ですね。 というのはこのころ、ドルトンが原子説を提唱し、物質の質量や体積が構成原子との比例関係があるらしいとわかってきた一方で、ゲイ=リュサックが気体反応の体積が常に整数比になることを発見しました。 ここで、 「2リットルの酸素と1リットルの炭素を混ぜても、3リットルの二酸化炭素にはならない。なぜなぜ?」 という謎が生まれたわけです。 つまり、「分子」という概念を導入しないとどうしても解けない謎が残る。「分子」の発見前夜だったわけですね。 ここで、気体の体積を決めてるのは原子の数じゃない、分子の数なんだ! ということを発見したアボガドロはエライ! と思うのですが、まあそれを実証するために、質量あたりの原子数というのを厳密に定義する必要が生じたと。 そういうことじゃないでしょうか。
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