中国にも良識・良心があった
- 中国広東省の民間企業幹部が尖閣諸島は日本領土と発言し、賛同が広がっている。
- この発言により領有問題に対する良識や良心の存在が示された。
- しかし、今後の広がりや林凡氏の保護方法については懸念もある。
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ホコッとする話題「中国にも良識・良心があった」
目に余る傲慢で威圧的な中国の報道官談話や反日デモに怒りと共に、史実や国際法を無視し何でもありの一党独裁国家の凶悪さを知り、情報統制下に国民世論とは言えないだろう似非世論や歴史観をおぞましく、踊らされ情報を都合よくセレクトされている一般民衆。 体制の意地や正当化の為に歪曲捏造している中国のマスメディアを選択する事や多様な論説や解説を是々非々に取捨選択できない事を不気味、気の毒だと思っておりますが・・・ 、 その渦中に起きたシンボリックな日中間のトラブルが尖閣諸島への一連の事件である。 中国当局の意向に沿っての言動しか出来ない中→尖閣諸島への香港活動家の領海侵犯・不法上陸・公務執行妨害・強制送還である。 本件について、その根源的な領有の史実や帰趨について13億人の中には良識や良心のある人も居るのだと、感心し心強く思った記事「広東の企業幹部が尖閣諸島は日本領土と発言」が有ります。 林凡氏は、よくぞ勇気を出しての発言と、心より敬意を表し、その良識や良心の輪が広がる事に期待と行動へ称賛の念を持ちます。 しかし、一方で、これが、ウイグルの指導者やダライラマ、李登輝氏や人権活動家のように、中国共産党の取締や謀略と抑え込み、民衆を動員させての迫害に繋がらないのかが心配であり、絶対にそのような事が起こらないように、強い関心を持ち注意深く見守りたいと思います。 そこで、質問は、 ◇このような良識と良心からの発言や記事の今後の見通し、中国内で広がりの予測は? ◇勇気ある、林凡氏を守り擁護する方法は、どうすれば良いのか&何も出来ないのでしょうか? <難しいのはエールが、内政干渉だとか、ナショナリズムに火を点けては逆効果> ※質問の背景と成る記事 広東の企業幹部が「尖閣諸島は日本領土」、中国版ツイッターで発言、人民日報記事など証拠挙げ、賛同広がる 2012.8.25 01:14 [中国] 【上海=河崎真澄】中国広東省の民間企業幹部が24日、中国版ツイッター「微博」で「1949年から71年まで中国政府は釣魚島(尖閣諸島)を日本の領土と認めていた」と異例の発言をした。日本領有を示す53年1月の中国共産党機関紙、人民日報の記事や、複数の公式地図など根拠を挙げている。微博では中国国内からの感情的な反論に加え、「知識のない大衆が中国共産党に踊らされたことが分かった」などと賛同する見方も広がっている。 発言をしたのは同省広州の電子サービス企業、広東捷盈電子科技の取締役会副主席との肩書を持つ女性の林凡氏。林氏は微博の運営会社、新浪微博から「実名」の認証を受けており、10万人以上の読者をもつ。 林氏の資料によると、人民日報は53年1月8日付の紙面に掲載した記事で「琉球群島(沖縄)は台湾の東北に点在し、尖閣諸島や先島諸島、沖縄諸島など7組の島嶼からなる」と表記していた。中国当局が監修した53年、58年、60年、67年に発行した地図の画像も示したが、その多くが「尖閣群島」「魚釣島」などと表記。日中境界線も明らかに日本領土を示している。 林氏は冷静に証拠を積み重ねた上で「中国政府はこれでも釣魚島はわれわれの領土だといえるのか」と疑問を投げかけた。中国国内からの反応には、「資料をみて(尖閣諸島が)日本領だったことが明白に分かった」「(当局に)タダで使われて反日デモを行う連中には困る」などと、林氏支持の発言が出ている。 一方、25、26の両日も、尖閣諸島の問題を巡る反日デモが、四川省南充や浙江省諸曁、広東省東莞、海南省海口など、地方都市で呼びかけられており、混乱は今後も続きそうだ。 http://sankei.jp.msn.com/world/news/120825/chn12082501150000-n1.htm
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>ホコッとする話題「中国にも良識・良心があった」 質問者様が御持ちの対中観は、「共産党政府に依る情報統制、並びに当局に煽られた民衆」といったものであると想像しますが、そもそもその前提条件からして私の認識とは大きく異なります。 中国は既に情報統制が困難な局面に突入しているという点で、NO4の回答者様と非常に近いのですが、少なくとも中国沿岸先進地帯に於ける情報の一元化は既に破綻しており、インターネット他のコミュニケーション・ツールに於いても、従来の中国民衆からは予想不可能な奔放なメッセージが飛び交っているのが現状。 >◇このような良識と良心からの発言や記事の今後の見通し、中国内で広がりの予測は? 先に申し述べた事が前提条件となりますが、恐らく中国政府並びに共産党の実情は、反日を含む民衆運動の過熱に大いに憂慮している、但し愛国無罪の御国柄しかもそれを政府が煽った過去の経緯から、面と向かった取り締まりもまた難しいのでしょう。 ただ天安門事件で、当時過熱気味であった外国資本の投資がピタリと止まり、或いは引き上げが為されて、経済的な苦境に陥ったという苦い経験も有る為、政治体制が不安定であるといった印象は避けたいはず。 一方歴史的見地から申し上げても、中国歴代王朝が崩壊に到る端緒の殆んどは、一般民衆の蜂起から成る訳で、卑近な例ですと清朝末期の義和団の乱に於いて、当初の「扶清滅洋」が「滅満興漢」といったスローガンに変貌し、清朝を滅亡させた原動力となったのがその典型例。 厳密な意味に於いて民主主義が発展途上にある中国で、反日その他のエネルギーが、いつ何時共産党政府に向かわないという保証はゼロ、一方反日デモに関わる恐らく何割かの特に知識層の本音は、際立った批判が出来ない現体制への不満でもあると考えます。 >◇勇気ある、林凡氏を守り擁護する方法は、どうすれば良いのか&何も出来ないのでしょうか? <難しいのはエールが、内政干渉だとか、ナショナリズムに火を点けては逆効果> 自然に任せれば宜しいかと・・。 以下余談になりますが、アメリカに対してはちっぽけな自尊心はどこかに封印して、対米追従と罵られようともと追随するしかないという大前提がある、但しアメリカのオーバー・プレゼンスを補完する意味に於いて、或いは民族的矜持を担保し国民感情を満足させる必要性から、中国(韓国なんぞは問題外)に対しては国家としての体面を保持する外交をという事になるのでしょうが、これが中々難問です。 その一方で私が考える最大の対中課題は、何れ発生するであろうレジーム・チェンジに依る、中国大陸の果てしも無き混乱です。 現在は共産党政府を求心力にして、どうにかこうにか1つの固まりとして存在するが、仮に自由主義体制に移行した場合、13億を越える極めて知的レベルとコンプライアンスの低い民衆が、際限無き自由を手に入れてしまえば、恐らく地球規模で現在を遥かに超える脅威と成り得るでしょう。 日本の言論界には、中国共産党の崩壊を期待する向きもあるようだが、国益の観点から俯瞰すればそれは大きな間違いであり短慮と言わざるを得ず、これからも中国には共産主義市場経済の枠内で、精々頑張ってもらうのが最善の策であり、我が国としても出来る限りの支援は惜しむべきではないと思うのですが。
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- hekiyu
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◇このような良識と良心からの発言や記事の今後の見通し、中国内で広がりの予測は? ↑ 日本ではあまり、というか殆ど報じられておりませんが 最近の中国の言論界は、かなり自由ですよ。 例えば、周立波というビートたけしみたいなコメディアンは、 政府、共産党をぼろくそにこき下ろす芸で人気を得ています。 韓寒,という作家も同じくですが、彼は2010年には、 雑誌『タイム』の「2010年 世界で最も影響力のある100人」に 芸術家部門25人中の24番目で選ばれています。 最近では、猿という学者は、あちこちで政府共産党を 攻撃する講義を行っております。 「毛沢東はたった一つだけだが良いこともしている。 それは死んだことだ」 やはり中国の学者で、靖国問題に 触れて、次のようなことを言っていました。 「中国は靖国を批判するのではなく、見習うべきだ。 およそ中国人は、戦争で死んだひとを弔ったりしない ではないか。 だから、いつもバラバラなんだ。 日本人の団結力の強さは、ああいうことから養われる のだ。 少しは見習ったらどうだ」 これも中国人の学者ですが、 「日本人は、有色人種の中でただ一人、白人国家と 対等にやりあって来た国だ。 我々中国人は、日本人を誇りに思うべきだ」
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 貴重な情報と分かり易いご考察と分析、大変、参考に成りました。 心より、お礼と感謝を申し上げます。
良心とは・・・本当に日本人はどこまでお人好しなんでしょう。 つまり、これはソ連みたいに中国も幾つかの共和国に解体されるかもってことです。 それを見越して中国沿岸部の地域が日本に秋風を送っているとみるのが妥当です。 そのくらい深読みしないと国際競争では勝てません。 国益のみで冷徹に打算して下さい。 米国だってタリバンと友好関係にあったのにあの状態ですよ。 こんな情報で一喜一憂していては身が保ちません。信用のし過ぎです。 人民日報は中国は更なる経済ショックに備える必要があると意味深な記事を書いてます。 寧ろ、こちらを重視すべきでしょう。 そしてご質問の記事をサブに使うと幾つかのシナリオが浮かんできます。 私が冒頭で書いた分裂説もその1つ。これはずっと前から言われてました。
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 >つまり、これはソ連みたいに中国も幾つかの共和国に解体されるかもってことです。 こんな情報で一喜一憂していては身が保ちません。信用のし過ぎです。 お教えを参考にし、良く情報分析と報道の背景や指標を、自分なりに学び読解したいと思います。
- eroero1919
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毎度どうも。 実際に中国人とお付き合いしてみると分かるのですが、彼らの「それはそれ、これはこれ」と考えるところはすごいですよ。ちょっと日本人には理解できないほどです。 例えば中国人(本土人)に「台湾は中国の一部だと思いますか」と聞くとほとんどが「台湾は中国の一部だ」と答えます。じゃ、今の台湾という国家が認められない、軍事侵攻で台湾を潰してやろうと本気で考えているのかというと、ぜーんぜんそうじゃないのです。ちゃんと商売上のお付き合いをする。「台湾の国家は認められないけど、それはそれ、これはこれ」なのです。 だから、中国人と交渉をするとものすごい自己主張されてウワーッといわれるのですが、交渉決裂というのはほとんどないのですね。「これでどうでしょうか」という提案をするとだいたい乗ってくる。落としどころを決めるのが本当に上手いのです。交渉決裂かと思わせておいてギリギリのところでちゃんと落としてくるのです。だから中国人と交渉すると交渉している最中はすごく疲れるのですが、最終的に相手が妥協してくれないってことは滅多にないのです。 先日、尖閣諸島に上陸した活動家が強制送還されて、その抗議文を香港だかどこだかの日本の総領事館で手渡しました。その映像を見て私は思わず笑ってしまったのですが、なぜかというと、活動家たちは日本の総領事館スタッフに抗議文を手渡したのですが、手渡した後に総領事館のスタッフに握手を求めたからです。抗議文を送ったのに握手を求めるっておかしいでしょ・笑。 そこが中国人の「それはそれ、これはこれ」なのです。「抗議はするよ、だけど交渉の余地はあるよ」ってことなんです。 たぶんなんですが、尖閣諸島について中国の理想は「海底資源を日中で共同開発」だと思います。中国もおいしい思いができるなら、領土に関する主張はとりあえず棚上げにしたってぜーんぜん問題ないと思います。ところが日本人ていうのは「土地」というものに関する執着心が異常ですから「なんで俺たちの土地の権益の一部をあいつらに与えなければならねーんだよ」と思ってしまうのです。ほら、貧乏人ほど他人に奢るのは嫌がるでしょ。日本は資源貧乏なもんだから「そこに資源がある」と思うと他人に甘い汁を吸われるのは我慢ならんのですよね。 しかしながら、日本領海内だと水深が深くて開発が現実的ではなく、大陸棚で開発向きの水深のところはかなり中国領に近くてそこまでを「日本領」と主張するのはちょっと苦しいんですね。だから、「尖閣諸島が日本領という主張に表だって文句はつけない、その代り海底資源を日中で共同開発」と提案すればたぶん中国人は乗ってくると思うのですよね。でもそれは日本人ができないだろうなあ。だって、私がこんなことを主張したら絶対「お前は中国の手先だな!」っていわれちゃうもの。 ところで様々なリスクを抱えた原子力に執着するよりも、例え日中共同開発だったとしても石油資源を自国で多少なりともまかなえるようにしたほうが日本のエネルギー政策上よっぽどプラスだと思うのですが、世間様はそう思わないんですかね。
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 >尖閣諸島について中国の理想は「海底資源を日中で共同開発」だと思います。中国もおいしい思いができるなら、領土に関する主張はとりあえず棚上げにしたってぜーんぜん問題ないと思います。 読めばその通り、一度なり二度ならば性善説と和と寛容の日本人はコロッと手玉に転がされ騙される事もあるが、東シナ海の共同開発提案と盗掘のし放題であり、日本の調査や試掘、果ては現場周辺への接近すら許さない強欲・傲慢・舌先三寸は中華思想を個人レベルにまで体現したものであり、我がさえ良ければ何でもアリ、その時々で主張が変わっても騙される方が悪い…と言う相手である。 チベットもウイグルもウイルスの如く入り込んだら後は、漢族の大移動で歴史も文化も、言語や宗教さえ、あらゆる文物・感性を都合よく数の原理でマジョリティ化して、洗脳し従属させ、その後に中国共産党の都合に合わさせ純化させて行く。 大人の対応、問題を目先と将来に区分けして的確に処理する智慧etcは、鎧を着こみ短刀を忍ばせながらの握手、どんなにごまかし詭弁を弄しても、彼らの共産党の利益に成る事が正義&優先という本心、心根の卑しさや下心は隠せない。 そんな歴史・言動・仕打ちが尖閣諸島の領有権主張であり、日本長城化計画であり、第一第二列島ラインによる、露骨に成って来つつある膨張・侵略浸食計画ではないのだろうか・・・
- michael-m
- ベストアンサー率50% (2725/5435)
>中国当局の意向に沿っての言動しか出来ない中→尖閣諸島への香港活動家の領海侵犯・不法上陸・公務執行妨害・強制送還・・ これは違いますよ。 国内法ではこれが精一杯です。何しろ法律が無いのですから。せいぜい公務執行妨害レベルです。 むしろ何度も侵略されていながら、なんの法整備もしてこなかったどこかの野党に大きな責任があるのではありませんか。 もっともこの前与党が実際には国家崩壊の首謀者なんだから作るはずも無いのですけれどね。 他の国なら射殺されても文句の言えない状況なのに日本だけは何も対応するすべが無い。 まぁ中国の勇気ある人は素晴らしいけれども、抹殺されないうちに国外に逃亡して欲しいものです。
お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 >国内法ではこれが精一杯です。何しろ法律が無いのですから。せいぜい公務執行妨害レベルです。 自主独立国としての主権を守る為の法律・方法はあると思います。 なによりも、統治統制する政府の気概や覚悟、準備や対処方針に問題があるのでは・・・ 出入国管理法・不法侵入罪・各種の船舶での航路や装備や安全への取締リ並びに密輸や犯罪人の可能性としての臨検捜査etc。 警告を無視しての領海侵犯と不法上陸に対し、確信犯を取り締まるのは当然であり、それを妨害すれば公務執行妨害(逮捕・起訴)であります。 >まぁ中国の勇気ある人は素晴らしいけれども、抹殺されないうちに国外に逃亡して欲しいものです。 同感ですが、その良識・良心・冷静な主張が、波紋と成って、中国全土に広がる事を心より祈念します。
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お礼
ご回答を賜りまして、誠にありがとうございます。 詳細に具体的に、現象面の解析だけでなく、背景の分析と動向をお教え願い分かり易く、断片的情報の中の真理や意図や見通しが、自ずと見えてきたり予測されるように思います。 もはや巨大に成り過ぎた中国の矛盾やウイークポイントをあげつらっても、その破たんや混乱は全世界経済への影響を考えると対岸の火事や民衆の人権面から望ましいと洞が峠を決め込んでおれる内容・規模・影響度では無いのでしょうね。 現在の中国政府のアドバルーン的な世論(おもにネット)の様子見、これまでの反日教育や政策との整合性による2枚舌や国内外へのダブルスタンダード発言、情報の押さえ込み隠ぺいの狙いいは、下からの圧力の拡散コントロールであり、上からの統制で体制批判の芽を摘み取り抑え込みたいがホンネにあるのでしょうね・・・・