理系から国際公務員へ

質問

理系の難関国立大志望の高校男子です。
国際公務員という職業に漠然とではありますが、興味を持ちました。

自分は今まで、理学部志望だったのですが、

理系の国立大から国際公務員になる際、学部は理学部より工学部の方がいいのでしょうか？
理由も含めて教えてください。
あと、大学はやはり東大、京大レベルではないと厳しい世界ですか？

いろいろなサイトも見てみたのですが、自分以外の見地からの意見を知りたいので、質問を投稿しました。

回答No.4

noname#156290

「UN」
https://careers.un.org/lbw/home.aspx?viewtype=SJ&vacancy=All

「理学部」「工学部」に該当する分野での募集がどの位あるか。
「百聞は一見に如かず」です。ご自分で確認なさって下さい。

又、知らない語句は、辞書で確認して下さい。
（国際公務員志望の高校生なら「それ位して、出来て当然」です）

一つだけ。６つの国連公用語の内、"English"は「英語」であって「米語」ではありません。
だからこそ、上記の職員募集情報内で
"prgram"ではなく、"programme"が使われているのです。

「米語が駄目」という事ではありません。
「日本人の多くが学校で学んでいるのは『米語』であるのに、『国際語としての英語』を学んでいるつもりになっている」
という事実に気付いて欲しいのです。

そして、アメリカという国自体が
「母国語が世界で通用するから、アメリカ人は外国語を学ぶ必要性が少ない」
という空気を持っているのです。
（事実、要職に就いている・いた者からも、そういった発言が出ている・いた）
（勿論、意識の高い人達は、『外国語を学ぶ意義・必要性』を理解しています）

こういった「機微」「差異」は、国際社会では意外と疎かには出来ません。

「外務省国際機関人事センター」
http://www.mofa-irc.go.jp/index.html

「応募資格」の所を熟読して下さい。

国際機関の職員になるために『最低限求められる要件』は、一般的に以下のとおりです。
•学位：『応募するポストと関連する分野での修士号以上の学位』があること
•専門性：『応募するポストと関連する分野での勤務経験』があること
•語学力：英語若しくは仏語で職務遂行が可能であること
＊
＊
最も重要なのは
「大学院（修士でも博士でも）新卒・未経験では、国際機関で働く事は不可能」
だという事です。

そして、「日本で進学する大学・大学院」に関しては
「どの大学・大学院かで、決まる訳ではない」のです。

「大学・大学院で、応募するポストと関連する分野を学んだかどうか」
（必要十分な「基礎知識」を身に付けたかどうか）
が大切なのです。

但し、同じ学部名・学科名・専攻名でも
大学によって学んだ・研究した内容が
「本来の大学レベル」
「高校の基礎知識すら危うい学生向けに、易しくしたレベル」
という違いがあるのは事実なので、

どの大学・大学院出身か、という「学校名」は問われませんが、
「受けた教育及び行った研究内容・レベル」即ち「当人の実力」という点で
結果的に「下位校出身者」が選考で落ちる事は十分にあり得るでしょう。

国際機関におけるインターンも、実際の業務の現場や組織文化を知るためには非常に有効な方法です。
ただし、『国際機関の採用プロセスにおいては、インターン経験は職務経験としては通常認められません』。
＊
＊
要するに、「インターンを経験したから有利。しなかったから不利」とはならないという事です。
加えて、「インターンに採用されたからといって、必ずしも正規職員としての適性がある訳ではない」のです。

なお、国際機関の活動は多岐にわたるため、求められる人材も様々です。
残念ながら、『文学、語学、芸術、体育などの学歴が求められるポストはありません』が、
求められる人材は幅広く、『開発、教育、環境から財務、工学、ITなどまで、様々な分野のポストがあります』。
＊
＊
例えば、「アラビア語の通訳・翻訳」という業務も存在しますが
その職に「語学修士（アラビア語）」では就けないという事です。
あくまでも、「通訳・翻訳する分野の専門知識（学位）・職務経験が必要」という事です。

※例えば、外務省専門職員ならば、入省後に研修語を学ぶのに適した国にある在外公館に配属され、約2年間（アラビア語は約3年間）在外研修があります。

国際機関で働くためにはまず、『職務遂行が可能なレベルの英語力が必須』です。
たとえば、『苦もなく文書による報告ができる、会議を主催できるという程度の語学力は最低限要求されます』。したがって、『コミュニケーション能力や文書起案能力等を含む総合的な語学力を身につけることが必要です』。
＊
＊
「日本の英語教育」に関して、多くの日本人が誤解している事に

「書く・読むより、話す・聞くの方が重要」
「文法を重視するから、英語が使えない。文法は気にせず、とにかく話す事が大事」

というのがあります。

「旅行者・短期滞在の外国人」
或いは
「教育（学歴）も職歴も無く、最低賃金で働くしかない国民及び移民（合法・不法問わず）」
ならば、
「英語を話したり聞いたりは出来ても、読み書きが苦手・出来ない」でも済むでしょう。

しかし、「共に『外国語』として、『英語』を使って仕事をする」のであれば

「発音が訛っている（「イギリス語・米語として奇麗な発音」でない）事は何ら問題ない」
「文法、語法、綴りが正しく、論理的な文章を書ける・読める事が大切」

なのです。

実際、
「ある程度、深い内容で話し合い（議論）をする」
「論理的な意見を聞いて理解し、自らも論理的な意見を発する」
為には
「文法や語法を正しく身に付けている」事は必須です。

英語に加えて、『フランス語やスペイン語をはじめとする他の国連公用語ができる』と、『選考上有利に働くことがあります』。
＊
＊

「英語に加えて、応募するポストの赴任地で第一言語として使われている公用語が出来ると、選考上有利に働くことがある」

という事です。

「選考上有利に働くことがある」というのは
「どの大学出身か」ではなく
「いくつの公用語で職務遂行が可能か」だという事です。

但し、「有利である」ではなく、あくまでも「有利に働く『ことがある』」です。

因みに、要求される語学力は、先に抜粋した文章に当てはめると

『職務遂行が可能なレベルの英語力（アラビア語力・中国語力・フランス語力・ロシア語力・スペイン語力）が必須』
『苦もなく文書による報告ができる、会議を主催できるという程度の語学（英語・アラビア語・中国語・ロシア語・スペイン語）力は最低限要求されます』
『コミュニケーション能力や文書起案能力等を含む総合的な語学（英語・アラビア語・中国語・ロシア語・スペイン語）力を身につけることが必要です』

という事です。

回答No.3

kanakono21

質問者の方が「国際公務員」というのを国連事務局など国際機関の事務局に勤務する職員と考えられており、また、志望されている「難関国立大」というのが旧帝大とか東工大ということであれば、国際公務員というのは、そのような大学の卒業生が志望するような職業ではありません。

外務省の職員が仕事をする際に、「サブ」（substance）と「ロジ」（logistics）の区別がありますが、外務省のプロパー職員が担当するのは主としてロジで、「国際公務員」が担当するのは、ほとんどがロジのはずです。

国際機関で何らかの政策的決定をするというサブの仕事は、各国の国益をかけたものとなりますので、それを担当するのは各国の政治家や公務員ということになり、国際機関の職員は、サブを決定するための会合を準備するなどのロジだけを担当するのが普通だと思います。

国連などでは、総会で各国の大統領や総理などなどが演説をするというようなところしか報道されませんが、総会などの演説は単なるセレモニーであって、本当に政策調整をする会合は非公開でごく限られた人間しか参加できず、その会合での決定に国際公務員が関与できることはほとんどないはずです（外交というのは、そのようなもののはずです）。

外務省の職員でさえサブの仕事ができるのは稀なので、国際公務員がサブの仕事ができるというのは夢物語の話です。

質問者が、例えば旅行代理店に就職したいというのであれば国際公務員というのもアリだとは思いますが、自分で旅行したいとか、どこに旅行すれば面白いのかを考えられたいというのであれば、旅行代理店に発注する側に回られるのが適当ということになります。

ということで、旅行代理店のようにロジをしたいというのであれば国際公務員を目指して外国語大学に進学し、サブをしたいということであれば、その政策分野の中央省庁に就職されて省庁内での国際派を目指すということで、まず東大に進学されるということになるのではないでしょうか。、また、中央省庁は事務官の世界ですので、理系ではなく文系（法学部・経済学部）に進学されるのが適当ということになります。

回答No.2

tanuki4u

http://www.mofa-irc.go.jp/link/link.html

農学部のほうが間口が広いような

http://www.unccd.int/en/about-the-convention/The-Secretariat/Vacancies-and-consultancies/Pages/default.aspx

こういうところだと　鳥取大とか強いんちゃうかな
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/

回答No.1

itaitatk

具体的にはどのようなところで働きたいのかをはっきりしないと何とも言えません。
例えば国連の職員になろうと思うと国連の公用語が2か国語以上話すことができる必要があったりします。これが職員になることへの障害になります(日本語が公用語でないために実質はバイリンガルでは無理となるからです)
この場合だと東大や京大へ行っても個人の努力がないと無理となります。結局は大学名ではないのです。個人の実力次第です。
参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%85%AC%E5%8B%99%E5%93%A1