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Aliasの回答

  • Alias
  • ベストアンサー率59% (173/293)
回答No.2

手許にある講談社文庫版『万葉集(三)』(中西進編)では,「よち」への注として, 「同年の子をヨチコという。性器の隠語か」 とあります。『性と日本人』(樋口清之)という本には,男性器の隠語として「よしこ,よし公」が挙げられており,女性器の隠語として「やち,やち箱」が挙がっています。「やち」は「沼地,湿地」の意味(「~やつ」「~や」という地名に多い)から来ている可能性も高いですが,少なくとも「よしこ」のほうはご質問の「よち」とも関連するものではないでしょうか? また,今の感覚からすると,「えっ?朝っぱらから?」と思ってしまいますが,現代の民謡でも,栃木県の「草刈歌」に, 「わしと行かぬか朝草刈に,草のない山七めぐり」 と朝から誘いをかけるものがあります。その他,「いっしょに菜を摘みに行こう」などといって山陰へ女性を誘うものはたくさんあります。 *富山県「越中おわら節」 あねまどこへ行く,餅草摘みに,おらも行きたや,びく下げて (「あねま」は「ねえさん」の意味。「びく」は男性器の隠語かもしれません。) *秋田県「秋田おばこ」 おばこどこさ行く,後の小山コさ,ほん菜コ折りに,ほん菜コかずけ草,小縄籠(こだし)コ枕コに,沢なりに (「おねえさんどこへいくの,裏の小山へ,ほん菜を摘みに,ほん菜は口実,籠を枕にして,沢なりに(??)寝ましょう」といった意味。) 「菜を洗っている」と「菜を摘みに行く」の違いはありますが,農村(山村)でのナンパの風景として共通するものがあります。(民謡の歌詞は岩波文庫『日本民謡集』より。)

himawarimusume
質問者

お礼

ありがとうございました。 よく(?)解りました。 万葉の、おおらかさ、なのでしょうか・・ 参考書の訳も、もっと、あっけらかんと、ユーモラスな訳に したら東歌らしくなると思うのですが、だめなのでしょうか? 民謡の例も参考になりました。 このような、民謡調に、訳したらどうなるのでしょう。 楽しい歌になりそうなのですが・・ またよろしくお願いいたします。

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