エントロピーとは?要約して考える

このQ&Aのポイント
  • エントロピーは、可逆変化では増減がなく、不可逆過程があると増大する量です。
  • 不可逆変化が起きたかどうかの判定に使われます。
  • 不可逆的な熱や仕事のやりとりをすると、一方が失った以上のエントロピーを他方が得てしまいます。
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エントロピーについて質問です。

エントロピーという量は、可逆変化なら増減がなく、不可逆過程があるとそこでふって湧いたように増大するので、不可逆変化が起きたかどうかの判定に使うことができる量である。ふえるといっても、よそからもらってそれだけふえるというのではない(この場合は全体としては増減がないから)。不可逆的な熱や仕事のやりとりをすると、一方が失った以上のエントロピーを他方が得てしまうのである。そういう意味で、不可逆変化はエントロピーの増す向きに生じる、といういい方が可能である。 この文章を読んでわからないところを質問させていただきます。 質問(1) 『ふえるといっても、よそからもらってそれだけふえるというのではない(この場合は全体としては増減がないから)。』 この文章の意味が分かりません。教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • rnakamra
  • ベストアンサー率59% (761/1282)
回答No.1

簡単な例では熱のやり取りがあります。 高温熱源(温度T1)から低温熱源(温度T2)にQの熱量が受け渡されたとしましょう。 ただし、この二つの熱源以外とは熱・物質などの受け渡しは一切ないとします。 この変化は不可逆変化ですが、実は高温熱源だけをみるとエントロピーは減少します。 低温熱源のエントロピーは増大しますがその増大量(Q/T2)が高温熱源のエントロピーの減少量(Q/T1)よりも大きくなるため(Q/T2>Q/T1)全体をみるとエントロピーは増大します。 つまり、エントロピーは熱の受け渡しで一方が増えもう一方が減るのですがその量は等しくないのです。可逆変化の場合T1=T2の条件のもとで熱の受け渡しが行われるためエントロピーの収支は等しくなり全体として変化しません。

その他の回答 (1)

  • oi7ka4wa5
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回答No.2

不可逆変化でエントロピーが増えるのは、幼稚園で例えると、教室に他から園児が入ってくると その分熱量が増える(これがエンタルピー)が、入ってこずに教室内の園児だけが騒ぐと温度が上がる。 摩擦熱みたいなもんだw。これがエントロピーだと思えばいいのでは。

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