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マイクロ波工学における無反射終端条件

tococheの回答

  • tocoche
  • ベストアンサー率36% (65/180)
回答No.5

マイクロ波工学に適した説明でないかもしれませんが、電気,音波を含めた一般的な反射の説明をします。 [反射はなぜ起こるか] みんなで縦一列に並んで前の人の背中を押しながら、一番前の人が荷物を押して一定の速度で進んでいる状態を考えます。 何もなければ、そのまま整然と進んでいくのですが、荷物が段差に乗り上げたとき、急に前に進まなくなるので、押している人たちに後ろ向きの力が加わり、みんな次々と後ろに倒れていきます。(これが正反射) 逆に荷物が下り坂に入ったとき、急に軽くなってしまうので、押している人たちは次々と前のめりに倒れていきます。(これが負反射) 電気では、荷物が伝わってきた電圧によって充電されつつある部分、人の質量が伝送路のインダクタンス、人の間隔(?ちょっと違うかな?)が伝送路のキャパシタンスに相当し、整合とは荷物が重くも軽くもならない状態、つまり伝送路特性が一定である状態ということになります。また伝送路における波とは、正弦波のような定常的なきれいな波というよりも、電圧等が変化している部分といえます。 [反射しない終端] 波が伝送路から終端の入り口に来たとき、インピーダンスが等しい終端ならば、「まだこの先に伝送路がずっと続いているんだな」と思い(等価無限長伝送路)、波は反射を起こさずに終端の中に消えていきます。波のエネルギーは終端の中で消費され熱に変わります。

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