- ベストアンサー
ICPについて。
仕事でICP-AESを使用することになりました。 考え始めるとわからなくなってきたのですが、 I.誘導結合プラズマというのは炎のことですか? II.アルゴンをイオン化して磁場に流すと炎ができるのでしょうか? III.アルゴンって希ガスなのイオン化するのでしょうか? IV.そもそも物が燃えるというのは、炎ができるというのはどういう事なんでしょうか? 分析業務自体には関係ないのですが、気になっています。 勉強不足でよくわからないので、専門の方、よろしくお願い致します。
- corocoro__
- お礼率100% (8/8)
- 化学
- 回答数1
- ありがとう数1
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
> 誘導結合プラズマというのは炎のことですか? 試料を気化し,さらに電子を奪ってイオン化させます.プラズマというのは,陽イオン状態の原子と電子がそれぞれ自由に動ける状態で共存している状態を一般に指します.このためには放電等でエネルギーを与える必要がありますが,その方法の一つとして,高周波電場を用いて,エネルギー源である電極と試料とを非接触でプラズマ化する方法が誘導結合という方法です.要するに,石英かなんかでできたチャンバーの外側にコイルがあって,そこから電磁誘導でエネルギーが試料に伝わるという仕掛け. > アルゴンをイオン化して磁場に流すと炎ができるのでしょうか? 高エネルギー状態のイオンが電子と再結合したりして緩和するときに発光するわけです. > アルゴンって希ガスなのイオン化するのでしょうか? 低圧下では,どんな原子だってイオン化できます.イオン化ポテンシャルが実測されているのはイオン化できるからにほかなりませんし,そもそもアルゴンのイオン化ポテンシャルは水素とそれほど違うわけでもありません. > そもそも物が燃えるというのは、炎ができるというのはどういう事なんでしょうか? 燃えるというのは,一般的には酸素と反応し,その結果,高温状態が発生することです.まあ,マグネシウムが二酸化炭素中で燃えるとか,鉄が塩素ガス中で燃えるとかの例もありますが. 炎というのは,このときの高温ガス中で一部発生するプラズマと,高温の物体からの黒体放射が複合した光ですかね.
関連するQ&A
- 違いについて教えて下さい。
メーカーに勤務しているものですが、お客様より、環境管理物質に関してのデーターを提出要求があり、当社にあるデーターと比較を行なっている中で、試験方法に同じような名前が記載されたいましたが同じものなのかどうか解りませんので教えて頂けませんでしょうか? どうぞ宜しくお願い申し上げます。 試験方法名 誘電結合プラズマ発光強度測定法 誘電結合プラズマ-発光分光分析法(ICP-AES) 上記の試験方法は待ったく別の物なのでしょうか? 宜しくお願い致します。
- ベストアンサー
- 科学
- ICP-AESを使用しての鉛の分析について
現在、業務でICP-AESを使用して、金属元素の分析を行っています。その中で、鉛とカドミウムの測定をすることが多いのですが、そのうちの鉛に関してご質問させていただきたいと思っています。 測定は、3つの波長を選択し、ブランク、0.01ppm、0.1ppmの3点で検量線を引いています。 しかし、普段、メインで使用する波長220.351では、割ときれいな検量線が引けるのですが、波長216.999での検量線は、0.1ppmの強度に対して、0.01ppmおよびブランクの強度が高く出てしまい、きちんと原点を通った検量線になりません。結果として、その検量線を使うことはできない、ということになってしまいます。 これは、やはりコンタミしていると考えるのが一般的なのでしょうか?もしそうだとしたら、220の波長でも高くなったりしないのだろうか?などど考えてしまうのですが・・・。どなたかご教示頂けたら助かります。 因みに、標準液の測定は、濃度の高いほうから順に測定しています。
- 締切済み
- 化学
- ICP-AESについて教えてください。
今、学校で海水、純水の定量・定性実験を行っているのですが、測定濃度がマイナス(-)に出ている物質があったり、再現性がなく同じ試料(海水)であっても1回目と2回目の測定値が異なっていました。これらの原因や要因など教えてください。 実験方法 海水50mL(原液)をろ過 → 誘導結合プラズマ発光分光分析装置Optima4300DV(Perkin Elmer)で測定 → 結果 実験結果 Li,B,Mg,Al,Ca,Cr,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,Sr,Ag,Cd,In,Ba,Tl,Pb,Bi,Sn
- 締切済み
- 化学
- Fe(III)やAl(III)といった三価のイオンは電気伝導度を検出器
Fe(III)やAl(III)といった三価のイオンは電気伝導度を検出器に持ったイオンクロマトで分析できるのでしょうか? 三価のイオンといってもOH-などと配位結合をしているので、pHによって二価になったり場合によっては一価になったりするので、測定は可能だとは思いますが、これらのイオンを電気伝導度で測定した例が見当たりません。 測れないのでしょうか?
- ベストアンサー
- 化学
- III類陽イオン分析において
III類陽イオン分析において、溶液中に残存するチオアセトアミドが十分分解できていない状態で、3Mの塩化アンモニウムを少量加え、15Nアンモニアを加えたら、黒沈が大量に生じてしまいました。溶液中には最初鉛(II)イオンとアルミニウムイオンとコバルトイオンが入っていましたが、II類分析で鉛イオンは取り除きました。本当は水酸化アルミニウムの白沈ができる予定だったのに黒沈してしまいました。この黒沈が何なのかよくわかりません。教えていただけたらうれしいです。
- ベストアンサー
- 化学
- プラズマ洗浄について
よろしくお願いします。 プラズマ洗浄について勉強しており、ネットにて調べてたのですが、微妙にニュアンスの違う解釈や説明があり分からないことが出てきたので以下に質問させていただいております。 1、 プラズマとは電極に高電圧をかけて放電を持続させた状態であり、且つ「電子と正イオンが同じ数で電気的に中性」な空間のことと認識してよいのでしょうか? 2、 プラズマ中(放電中?)はその空間が紫色に見えるのは正イオンの色と認識してよいのでしょうか? 3、 洗浄面は、「イオン」の衝突によってエネルギーをもらうことで活性化されると認識して用のでしょうか? 4、 活性化された表面は濡れ性が何倍にもなるという仕組みは、具体的に(原子レベルで?)どう考えればよいのでしょうか? 5、 プラズマ空間に酸素とアルゴンを注入している場合、電離しているのはどちらなのでしょうか?不活性ガスのArはプラズマになる(?)のでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。
- 締切済み
- 物理学
- ペーパークロマトグラフィー
今ペーパークロマトグラフィー法を用いてFe(III)、Co(II)、Ni(II)の分析を行っております。そこで展開溶媒としてアセトン塩酸溶液(アセトン10容+濃塩酸1容+水0.5容)を用いて実験をしました。その結果Rf値はFe(III)が0.95、Co(II)が0.45、Ni(II)が0.02となりました。そこで展開溶媒中の塩酸の濃度だけをを3容に増加させて実験したところ、すべてのRf値が増加しました。そこで塩酸が多いほど良く展開されるということがわかったのですが、では塩酸の水素イオンと塩化物イオンのどちらがが影響していると思われるでしょうか?また展開溶媒中のアセトンはどんな働きをしているのでしょうか?どうぞよろしくお願いします。 試料は塩化鉄(III)、塩化コバルト(II)、塩化ニッケル(II)を用いました。
- ベストアンサー
- 化学
お礼
ご回答ありがとうございます。 本を読んでも難しくてさっぱりわからなかったのですが、少しイメージがつかめました。 黒体放射という言葉も初めて知りました。 少し調べてみたのですが、ICPの炎が緑っぽいのは、アルゴンプラズマ(日局によると6000~8000Kらしいのですが)の色温度ということでしょうか。 いろいろと難しいですが、少しわかると面白いです。 今回のご回答ありがとうございました。