ケルト語派の言語とケルト民族について

このQ&Aのポイント
  • ゲルマン語派、ラテン語派、スラブ語派に分けられるヨーロッパの言語には、ケルト語派も存在します。
  • かつてガリア、イベリア半島、ブリテン島、ゲルマン人大移動前の現在のドイツ地方で広く使用されていたケルト語派は、今では非常にマイナーな言語となっています。
  • ケルト民族の繁栄と衰退には様々な要因が関与しており、その背景を知りたいという質問です。また、ケルト民族とはどのような民族なのかについても知識を求めています。
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ケルト語派の言語

ヨーロッパの言語は大きく分けると、ゲルマン語派、 ラテン語派、スラブ語派に分けられると思います。 そして もうひとつケルト語派がありますね。今では どの言語も非常にマイナーな言語になっていますが、 かつては ガリア、イベリア半島、ブリテン島全域、ゲルマン人大移動前の現在のドイツ地方の広大な範囲で使われたらしいですね。ケルト語くらい 衰退の激しい言語も他にないと思います。 そこで質問です。この質問は単なる言語の範疇では 片付けられないと思いますが、ケルト民族の繁栄と 衰退の影に何があったのか、ケルト民族とはどんな民族だったのか いろいろ知りたいです。 また、ここは語学のカテゴリーなので ケルト語について少しでも知識のある方、ケルト語派の言語の特徴について教えてください。

noname#27172
noname#27172

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回答No.1

ケルト人の国をつくらなかった。西へ西へ追われた。 ローマ帝国・ゲルマン民族・イングランドとちょうど強大な時代に あたってしまったということでしょう。 (参考URL) 私はアイルランド・ゲール語を調べたときに少し知りました。 イングランドは、ウェールズ・スコットランド・アイルランドと次々と 支配していき、宗教改革によりカトリックをおさえるため、教育現場などを 英語化していったのでしょう。大飢饉などもあったようです。 英語自体も Norman Conquest 以後、フランス語系の語彙の大流入や 文法の簡略化により、普及しやすい言語になったのかもしれません。 たとえば、規則動詞語尾が、フランス語-er,-ir, ドイツ語-en ですが、 英語はなんでもOKで名詞同形も多いですし。 英語がらみ以外では、スイスやベルギーなど複数言語が共存しているのに イギリス・アイルランドでは圧倒的に英語で、残念です。 ケルト民族については、歴史など調べられるでしょう。 でも、私は、現在生きている有名人などを知るのをすすめます。 たとえば、ウェールズ生まれ日本在住の作家 C. W. ニコル、 アイルランドの歌手 エンヤ など、もちろん好みはあるでしょうが。 私は、アイルランド・ゲール語を聞きに西の端のアラン諸島まで行きました。 ゴルウェイ行きの列車で聞いた、一語もわからなかったけど不思議な魅力の おじいさん2人の会話、イニシア島でのゲール語童話作家の息子との会話など 経験しました。ゲール語話者は、貧しい土地で素朴に生きてました。 私は、ケルト系はアイルランド・ゲール語を少し勉強しましたので、 いくつか特徴を書きます。(以下、母音の付加記号は省略します) ・大きな特徴は、動詞が文頭にくることと語頭変化です。 Is cat Mog. [ Mog is a cat. ] Tuigim. トゥイギム [ I understand. ] Ni thuigim. ニ・フイギム [ I don't unserstand. ] 動詞は、否定形や時制や関係分詞後で語頭変化、疑問形で別の変化。 名詞は、格や前置詞や数詞のあとで語頭変化する場合あり。 ・前置詞・代名詞融合形 (ほかに多くの前置詞についてもある) [me/you/him/her//us/you/them] ag [at] agam/agat/aige/aici//againn/agaibh/acu ar [on] orm/ort/air/uirthi//orainn/oraibh/orthu ドイツ語にも前置詞・定冠詞融合形がありますが、これほど全面的ではない。 ・数詞 単数定冠詞 an 1,2,20,30,40,50,--,90,100,1000 複数定冠詞 na 3,4,-,19, an da bho dheag [英語直訳 the two cow ten ] 12頭の雌牛 人数の数詞は、日本語と同様に特別な語形がある。

参考URL:
http://www.le-bretagne.com/celt.htm
noname#27172
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 以前、このカテゴリーで どの言語が最も難しいか という質問がありましたが、英語とゲール語を比べたら ブルターニュ語の話者以外は 全員 ゲール語の方が難しいでしょうね。

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