細菌DNAの単離、精製の手順と結果

このQ&Aのポイント
  • 細菌DNAの単離、精製の手順と結果についてまとめました。
  • 細菌DNAの単離、精製の実験で得られるDNAやタンパク質は、三層のどの層に含まれるのかを調査しました。
  • また、実験手順の中でのゆっくり混合する理由や、分離したDNAの沈殿に影響する液体についても解説しています。
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細菌DNAの単離、精製

細菌DNAの単離、精製の実験について、下記3問について教えてください。 1)以下の手順でDNAならびにタンパク質を得た場合、それぞれ(1)~(3)のどの層に配合されますか。 2)手順5のゆっくり混合する理由は『切断されやすいDNAの保護』という意味合いでよろしいでしょうか。 3)分離したDNAのある層に、二倍体のどんな液体を加えるとDNAが白い繊維状の沈殿となりますか。 1.培養した細菌を遠心する 2.菌体が沈殿する 3.エチレンジアミン四酢酸(EDTA)を加える 4.ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を加える 5.フェノールを加え、ゆっくり混合する 6.遠心する ↓ (結果)三層ができ、いずれかに単離したDNAが含まれる (1)上層:透明な液体の層 (2)中層:白柔な個体の層 (3)下層:透明な液体の層 よろしくお願いいたします。

noname#156159
noname#156159

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  • rakudasax
  • ベストアンサー率54% (19/35)
回答No.2

>DNAはてっきり下層に沈澱するものかと思いっていました。 >DNAはタンパク質より軽いため、上層にくるのですか?それとも液体の色目が見極めの >ポイントですか? DNAとタンパク質の重量比ではないですね。 最初のEDTAにDNAがとけ込んでいます。 そしてフェノールを入れた後、タンパク質、その他諸々がフェノール層にとけ込みます。 遠心分離すると、DNAの解けている水槽は、フェノール層に比べて比重が軽いため、上層にきます。 3についてですが、DNAは塩の入っている液体に溶解している場合、アルコールを入れると析出するという性質を持っています。 アルコールは鎖の長いものの方がいいのですが、ブタノールになると極端に水に溶解しにくくなるため、一般的にはプロパノールを使用します。 ちょくちょくに見に来るので、いつでもどうぞ! 勉強がんばってくださいね。

noname#156159
質問者

お礼

度々のご回答、またご親切なお言葉をありがとうございました。 なぁるほど、、 EDTA→DNA フェノール→タンパク質 それぞれの性質によろ、ということですね。 奥の深い話ですので、勉強もなかなか追いつくことが大変です。。。。 勉強、頑張ります^^ 回答者様もよい休日をお過ごしください!!

その他の回答 (1)

  • rakudasax
  • ベストアンサー率54% (19/35)
回答No.1

1)以下の手順でDNAならびにタンパク質を得た場合、それぞれ(1)~(3)のどの層に配合されますか。 DNAは1の上層の透明な液体の層 タンパクは中層。 2)手順5のゆっくり混合する理由は『切断されやすいDNAの保護』という意味合いでよろしいでしょうか。 良いです。 3)分離したDNAのある層に、二倍体のどんな液体を加えるとDNAが白い繊維状の沈殿となりますか。 二倍体? おそらくイソプロパノールの事ですね。

noname#156159
質問者

お礼

ありがとうございました、周りに聞ける人が居ないので本当に助かりました。 DNAはてっきり下層に沈澱するものかと思いっていました。 DNAはタンパク質より軽いため、上層にくるのですか?それとも液体の色目が見極めのポイントですか? 3)の回答については全く存じ上げなかったので、また調べてみます。 また、この類の質問をすると思います、機会があればいろいろ教えてください!

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