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唯名論
Aliasの回答
- Alias
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中世ヨーロッパ哲学で,唯名論と実念論という2つの対立する考え方が,「普遍論争」というのを巻き起こしました。「普遍というものは実在するのか,それとも人間の頭の中にしかないのか」といった論争でした。例えば,古代ギリシャのプラトンは,個別の存在物の背後(?)にイデアという普遍が実在すると考えました。これは一種の「実念論」といえるようです。逆に,現在の私たちのように,「ものの分類というのは人間が考え出しただけのものだ」というのは唯名論的な発想なのでしょう。 http://www.valley.ne.jp/~ariakehs/Kansei/Chap_2/Kuki(1).html 上のページでは次のように説明されていました。 唯名論とは中世哲学の普遍(universalia)論争におけるひとつの立場で ある。唯名論の反対を実念論という。 この論争を簡単に説明すると、「バラ」という言葉が指し示すものは「バ ラ一般」という普遍的なもの(universalia)である。これは一体実在する のか。 それはイデア(観念)として実在するというのが実念論である。他方、そ れは単なる名前にすぎず、実在するのは「この赤いバラ」、「この黄色いバ ラ」という個々、具体的なバラだけであると主張するのが唯名論である。
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