木造の引きボルトの断面欠損について

このQ&Aのポイント
  • 木造の柱と梁を片引きボルトや両引きボルトで締める際、梁下や梁上に断面欠損が生じますが、その影響は問題ないのでしょうか?
  • 地震時には端部の材縁に大きな断面欠損穴があることで曲げが発生し、構造に影響を及ぼす可能性があります。しかし、構造計算上は梁成を確保しつつボルト締め用の成をプラスしているため、問題はないといえるでしょう。
  • また、1階ネダレスで構造用合板を張る際にはアンカーボルトも断面欠損しますが、これが本来求めているサイズよりも意味の無いサイズになってしまうことがあります。しかし、工法的には間違いとは言えません。
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木造で引きボルト等の断面欠損

よく柱と梁を片引きボルトや両引きボルトで締めますが このとき梁下や梁上に2寸角程度で深さも2寸以上の彫りを入れてボルト頭を納めますが あれはかなりの断面欠損になっているのですが問題ないものなのでしょうか? 構造計算上の梁成を確保しつつボルト締め用の成をプラスしているのならわかるのですが、 地震時曲げが大きく発生する端部の材縁にあのような大きな断面欠損穴を堀刻むのは どうかと思うのですが。 あと、1階ネダレスで構造用合板を張るためにアンカーボルトも座彫りして納めますが あれもかなりの断面欠損になっていてせっかく120×120の土台も有効断面が減ってしまい 本来求めているサイズより意味の無いサイズになってしまうような気がしますが 工法的には間違いと言うわけではないのですか? まぁ木造なので基本あちこちほぞ穴だらけなので仕方ないのかもしれませんが 本来の構造計算上のサイズにどこまで意味があるのか疑問に思います。

  • poppai
  • お礼率85% (341/397)

質問者が選んだベストアンサー

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  • isaokunn
  • ベストアンサー率24% (43/179)
回答No.1

普通は構造計算するときは断面欠損を考慮していますので大丈夫です。

poppai
質問者

お礼

ありがとうございます。 たとえば梁断面が□-150×105でも引きボルト穴で正味断面が凹になると 曲げ耐力に最も有効となる縁側の半分以上が欠損していることになり鉄骨のH形鋼でいうと フランジを縦にした弱軸使いのような感じになります。 プレカット図が設計断面プラス欠損部の成で作られてくるならわかりますが 図面を見ると構造計算で検定されている断面成のままで描かれています。 そして構造計算はその設計断面でOKかNGかの検定をしています。 つまり計算上の入力断面は断面欠損を考慮した梁成で検定されてないことになりますが どこで考慮されているのでしょうか?

その他の回答 (4)

  • isaokunn
  • ベストアンサー率24% (43/179)
回答No.5

>新グレー本のP93では、 >【(1)土台の曲げとアンカーボルトの引張の計算を省略出来る条件】があり しつこくて申しわけございません。 P95の解説もお読みください。アンカーボルトの断面欠損のみ考慮して仕様規定の根拠を説明しています。 設計者とすればそれ以上の断面欠損があればそれを考慮するのが本当だと思います。 つまり、土台を欠損させたことで計算をしなくていい条件から外れていると私は思います。

poppai
質問者

お礼

ありがとうございます。 グレー本見てみますね。 設計者と言っても頼んでいるのが建売の申請屋さんなので 公の検査日以外は大工さんがどんな仕事をしているのかわかっていないもので プレカットの継手と設計図のアンカーの位置がずれていれば 大工さんはわしのせいじゃねぇと土台の継手も鎌継ぎの首が切られてしまっていたり。 鎌を切るくらいなら芋継にして両方ともアンカー止めしたほうがいいんじゃないのか? なんて思ったり。 木造ってほったらかしでも進んでいくけどバトンタッチをきちんと管理しておかないとやばいと思った。 って結局管理のせいです・・・

  • mr19m
  • ベストアンサー率39% (217/556)
回答No.4

>断面欠損を考慮していない計算書があれば計算ミスの疑いが大きい 新グレー本のP93では、 【(1)土台の曲げとアンカーボルトの引張の計算を省略出来る条件】があり、 そもそも各条件に合い、土台105mm以上あれば、断面欠損を考慮すらしなくても良い事になっています。 実際は、土台、桧(無等級)で、柱脚部の引抜力が、隅角部で29kNだと、土台背125mmが必要と言う結果が出ます。 新グレー本で、計算された【長期優良住宅】であっても、倒壊する事を、100パーセント防ぐ事が出来ないと思っています。 これらは、単純に「計算ミス」では無く、現行では、土台算定そのものを無視していても、OKと言う事です。 現行の建築基準法(構造基準)は、大地震が来ても安全と言う基準では無く、倒壊を出来るだけ防ぐと言う基準であり、土台算定を省略していると、当然、倒壊する可能性は、あります。 >アンカーで破断していれば法律がアウト 阪神淡路大震災時、2×4工法は、アンカーボルト部で、破断したと言う話がありました。 引抜力が大きいと、アンカーボルトや土台は、応力破断します。法律がアウトと言う事では無く、 あくまで、土台部の算定を省略するかどうかは、設計者の判断です。 2008年に発行された新グレー本以前は、平面不整形や立面不整形も、曖昧に処理されてました。 現状、2階建てで、N値計算(簡易計算)のみで処理されている物件も、断面欠損について検討していないので、本当に安全かどうか、きわめて疑問だと思います。 (ある程度の地震被害は、木造住宅業界の思惑かも?)

poppai
質問者

お礼

ありがとうございます。 グレー本持ってないですが本屋に行って見てみますね。 見かけの寸法は大きくて筋交いもガチガチに入ってるんだけど よく見るとあなぼこだらけ・・・ でどう考慮されているのかな?と思いました。

  • isaokunn
  • ベストアンサー率24% (43/179)
回答No.3

NO.1 ですが 木造の場合通常はラーメンではないので端部ピンで解きますので端部はせん断から決まってくると思います。 断面欠損は実状によることになっていますから、設計者でそれぞれやり方が違ってきてると思いますので良く見ていくとどこかで行っているはずです。 もし、断面欠損を考慮していない計算書があれば計算ミスの疑いが大きいと思います。

  • mr19m
  • ベストアンサー率39% (217/556)
回答No.2

>1階ネダレスで構造用合板を張るためにアンカーボルトも座彫りして納めます 土台の断面欠損は、非常に危険ですネ。 1階は、剛床納まりにする必要が無いので、従前通り根太を使い、 アンカーボルトの座金を、土台表面に付けた方が良いと思います。 地震時、土台のダメージが、建物全体に大きく影響するので、特に注意が必要だと思います。 http://www.youtube.com/watch?v=adP5fbAoxV0&feature=related 倒壊したのが、「長期優良住宅」です。新グレー本から、土台の算定は、省略しても良いことになったのが、気になります。(双方とも土台部のアンカーは、破断しているように見える)

参考URL:
http://www.youtube.com/watch?v=adP5fbAoxV0&feature=related
poppai
質問者

お礼

ありがとうございます。 根太床にすると構造的にはいいのでしょうけど 取合いの気流止めの施工が非常にややこしくなってしまい そう考えるとやはりネダレスの方が現実的のような気がします。 土台はアンカー基礎引きなら直接影響ないのかなとも思いますがどうなんでしょ。 E-ディフェンスの映像は私も見ました。 あれがもしアンカーで破断していれば法律がアウトということですよね?

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