• ベストアンサー

中性子線について

原子核が分裂すると、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線が出るそうですが、中性子線にギリシャ文字の名前がつかないのはなぜですが? それから、中性子線が危ないのは飛ぶ速さが物凄いからでしょうか? 空気中の窒素分子くらいの速度なら安全でしょうか? そんなに遅くはならないでしょうか?

noname#129547
noname#129547

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

宇宙線とか陽子線とかもありますよ。 中性子線が危ないのは、透過するうえに人体への影響が強いからです。 α線だと人体への影響は強いですが透過出来ないのでマスクだけで防げます。 β線やγ線はやや透過するので防ぎにくいけど人体への影響が弱い。 だから中性子線が比較的危険というわけです。

その他の回答 (1)

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.2

こんにちは。 >>>中性子線にギリシャ文字の名前がつかないのはなぜですが? α、β、γの3つはラザフォードが発見しました。 てきとーに命名しました。 中性子はチャドウィックが発見しました。 てきとーでなく、電気的に中性だから中性子と名づけました。 >>>それから、中性子線が危ないのは飛ぶ速さが物凄いからでしょうか? 危なさの種類はそれぞれですけど、中性子線とガンマ線は電気的に中性なので、物質中の電子と喧嘩せず、かなり透過します。 中性子自体はそれほど危険ではないですが、中性子が物質中の原子核にぶつかると悪さをします。 一方、α線とβ線は電荷を持ちます。 α線は空気中でさえ数cmで止まり、液体・固体中では、さらに3桁ぐらい小さい距離しか進めません。 β線はα線の10倍ぐらいの距離で止まります。 逆に言えば、集中攻撃の度合いでは中性子やγ線よりα線やβ線の方が怖いのです。 >>>空気中の窒素分子くらいの速度なら安全でしょうか? >>>そんなに遅くはならないでしょうか? それに関しては、2つのことがあります。 1つ目は、中性子が当たる相手(物質中の原子核)がどれだけの勢いで飛ばされるかです。 天然のα線は数MeVのエネルギーで飛んでいるので、それに匹敵する速さで飛ぶ中性子だと怖いです。 2つ目は、中性子が相手にぶつかったときに核反応を起こすかどうかです。これは中性子の速さが速いほど起こりやすいかといえばそうではなくて、たとえば、原子炉でウランに核分裂を起こさせるためには中性子のスピードが遅い方がいいんです。 硬貨でおはじき遊びをするとわかりますが、はじいた硬貨を最も遅くするためには、同じ大きさの硬貨に正面衝突させればよいです。速さはちょうどゼロになります。 10円玉を10円玉に当てれば止まりますが、10円玉を1円玉や500円玉に当てても10円玉をぴたりと止めることはできません。 すなわち、中性子と同じ重さの原子核に当たれば中性子は遅くなりやすいです。 同じ重さの原子核とは何かというと、水素の原子核です。 ですから、原子炉に入れている水というのは、冷却および熱の取り出しの意味だけではなく、ウランとの核反応を促進させている意味があります。 中性子については、必ずしも速いほど危険とも言えません。 数字的なことは詳しくないですが、この辺で。

関連するQ&A

  • 中性子は外に飛び出しているのでしょうか?

    まだ、前回の質問を締め切ってないのですが、 その回答を読んでいるうちに、 またまた、分からないことが出てきてしまったので、 教えて下さい。 今、原子力発電所のことをいろいろと 調べているのですが、 (あんまり理解してない部分もあるので、 質問の内容の中で、間違っていることもあるかもしれませんが、 もし、ありましたら、そこも指摘して下さると助かります。。。) 減速材とういうものについてなのですが、 核分裂を起こす際、 ただ、中性子を原子核にぶつけても、 そこから飛び出る中性子が「速すぎて」、 次の原子核にぶつからないので、 核分裂が、起きにくいらしいですよね? そこで、減速材というものが 必要になるらしいのですが、 その減速材が、日本の原子力発電所の場合、 「水」らしいのですが、 通常、ウランは、燃料棒の中におさまっていて、 外には出ないようになっていると教えて頂きました。 それなので、通常運転中であれば安全であると。 その、燃料棒の中で、 核分裂が起きている、 つまり、その燃料棒の中は、 放射性物質、放射線が たまっている状態、 もっというと、毒の塊とでもいうのでしょうか。 にもかかわらず、水が減速材として、 使われているっていうことが、 ちょっと分からないのですが、 結局、中性子(放射性物質、放射線)は、 燃料棒から、外に飛び出しているということでいいのでしょうか? 原子力発電所の圧力容器内の、 沸騰している水の中は、 中性子やら、放射性物質やら、放射線が、 まじっているということで いいのでしょうか? それとも、燃料棒の中に、 ウランと一緒にお水が入っているということなのでしょうか? それが、減速材として、機能しているということで いいのでしょうか? もしよかったら、 教えて下さい。 よろしくお願いします。

  • 【原子力発電所の原子炉内はウランに中性子を当てて核

    【原子力発電所の原子炉内はウランに中性子を当てて核分裂を起こしてエネルギーを取り出している】ウランに中性子をぶつけていると書かれていますが中性子とはなんですか? 中性子は何ですか?どうやってぶつけるのですか?

  • 核分裂誘起能力と中性子の速度について

    高速中性子より、中低速中性子の方が他の原子核を核分裂させる能力が大きいそうですが、それはなぜですか? 単純に運動量のより大きい中性子の方が、ぶつかった時の衝撃が大きくなるので、核分裂を誘発する上では、より有利なのではないかと思うのですが、なぜそうではないのでしょう?

  • 原子核の巨大共鳴について教えてください。

    1. この現象は、原子核に光を入射させて起こりますが、結果的には核分裂が発生しているのでしょうか? 2. 原子炉では、中性子を原子核に入射させて、核分裂を起こしてエネルギーを取り出していますが、巨大共鳴のように、光を入射させて、核分裂を起こし、エネルギーを取り出せるのでしょうか? 3. 中性子を原子核に入射させた場合も共鳴現象が確か起きたと思うのですが、この場合は、貴重な中性子を原子核が吸収して、核分裂の邪魔になったはずです。もし、光を原子核に入射させて核分裂を起こさせる場合、巨大共鳴現象もこの点は同じでしょうか?

  • 重元素 中性子

    重元素の原子核では、他の元素の原子核よりも中性子比率が大きいと習いましたが、その理由はなんですか!?

  • 陽子と中性子

    今、公立中学校生です。化学が好きで、インターネットなどで独学で化学を学んでより3年、今は分子軌道などを勉強中です。しかしここまで来て思ったことがあるのですが、電子と原子核が引き合う理由は難解ではないのですが、陽子と中性子はお互いに何力によってくっついているのでしょう。あと同位体が安定する中性子の数が決まっているのはどうしてでしょう。誰か回答をお願いします

  • 光核分裂断面積について

    こんにちは、 添付は、中性子の核分裂断面積を表していますが、光核分裂の断面積を表したものはどこかにないでしょうか?図書館でいろいろと調べましたが、添付の中性子しかありませんでした。言葉では、光核分裂は通常20MeV以上でしか核分裂しないとか、重水素、ベリリウムは、2MeVで核分裂するとか書いてました。 また、ある原子に中性子を入射させた場合と光を入射させた場合、核分裂断面積は異なって当然だと思います。その理由は、中性子を取り込んで、複合核になり別の原子核になるからです。では、複合核の光核分裂断面積と、元の核の中性子核分裂断面積はなぜ違うのでしょか?全く同じにはならないかもしれませんが、近い値になるような気がします。

  • 中性子線回折に関する質問

    ある書籍のX線開設のラウエの回折条件の説明の当たりに、 X線回折とは異なり、中性子核散乱では、原子形状因子f(Q)=bと定数となるので、干渉関数S(Q)を求めやすいと書かれてあるのですが、 中性子核散乱では原子形状因子が定数になるのはなぜなのでしょうか? 原子核が原子によらず同じということも考えられないと思うのですが・・・ それと 中性子線回折と中性子核散乱って同じものなのでしょうか? お願い致します。

  • 中性子はフィルムやデジカメに写りますか?

    チェルノブイリ原発の記録ビデオや、福島第一建屋内のnhkの事後検証番組で、チラチラ光る粒が映ってるのは、中性子の飛跡だと説明されてたと記憶してます。  ウィキペ‘中性子’には、「自由な中性子は核分裂反応からのみ得られ、自然界には存在しない。 」と有りますので、事故原発現場では飛んでたのでしょう。 あの映像は中性子そのものではなく、空気中の何かの原子の核に衝突して、弾き出された陽子か何かの飛跡が感光したのですか?  又、写るのはヴィデオや写真フィルムだけなのか、デジタル機器にも写りますか? フィルムだと感度は幾ら以上か、デジタルだと何画素ピクセル以上とか関係しますか?  現場の空間線量、何ミリ(マイクロ)シーベルト以上とかありますか?逆に言えばニュートロンが記録されてればそこは何シーベルト以上だったとか。 線量計は中性子の測定できるかは知りません、すみませんがどれか一点でもお願いします。

  • 熱核分裂性(fissile)と、核分裂が起こりうる(fissionable)原子核について

    こんにちは、 いま図書館で借用した古い原子炉工学(1975年)の本を読んでおりますが、そこに (1) 233U、235U、239Pu、241Puなどの原子核は、熱核分裂性(fissile)の原子核と呼ばれる。運動エネルギーがゼロの中性子であっても、核分裂が誘起される。 (2) それに対して、233U、235U、239Pu、241Pu以外の重い原子核については、 核分裂が起こりうる(fissionable)原子核と呼ばれる。この238Uのような臨界エネルギーがあまり高くなくて、入射中性子エネルギーが約10MeV以下で核分裂が誘起される。 という言葉が使われています。 いまでも、熱核分裂性(fissile)と、核分裂が起こりうる(fissionable)原子核と言う言葉はそのまま使用されているのでしょうか? また、核分裂が起こりうる(fissionable)原子核は、具体的にどの元素が該当するのでしょうか