• ベストアンサー

エーテル結合とエステル結合の安定性の違いについて

C-O結合が切れにくい(安定的)なためエーテル結合R-O-R’も安定とのことですが、C-O結合が安定的なのはなぜですか? エステル結合R-COO-R’の持つC-C結合の方が電子を引っ張る力が対等なので安定的(バランスがとれている)なのではないですか? 拙い質問ですが、そうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数4

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • NiPdPt
  • ベストアンサー率51% (383/745)
回答No.2

結合の切れやすさというのは近くの原子(あるいは官能基)の影響を受けるんです。 エステルのC-O結合が切れやすいのは、その炭素原子がC=Oになっているからです。 そうなることによって、酸性条件では炭素上に正電荷が生じやすくなり、塩基性ではその炭素が負電荷をもつ物質(求核剤)の攻撃を受けやすくなります。その結果として、それらの結果として、いずれの条件においてもC-O結合も切れやすくなります。 なので、エステルで切れるC-O結合は基本的にC=Oの炭素の結合している側になります。 これ以上の詳細に関しては大学で有機化学を学ばなければわからないでしょう。

poodlekuro
質問者

お礼

詳しいご回答ありがとうございます。 C=O結合が原因の結合の切れやすさはヨードホルム反応の生成にも関係ありそうだなぁなどと勝手に考えてしまいました。 化学は分からないことだらけですが、少しずつ知識を増えしていけるようがんばります。 ありがとうございましたm(__*)m

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

「安定性」という言葉には二つの意味があります。 1.結合をホモリティックに切る時必要なエネルギーが大きい。 2.酸や塩基、あるいは試薬を加えても反応しにくい。 エステルのC-Oは1.の意味では安定ですが、酸や塩基を加えると容易にアルコールと酸に別れてしまうので2.の意味では安定とは言えません。 一方エーテルのC-O結合は1.の意味ではエステルのそれに少し劣りますが、容易には開裂しません。

poodlekuro
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 なるほど、結合の安定性を測るのには2つの基準があるんですね。 よく分からないのですが、1の結合を切る際に必要なエネルギーの大きさはどのように算出するのですか? また、2について、酸塩基に対する反応のしにくさはどのような要因で決まるのでしょうか? 何度も申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

関連するQ&A

  • エーテル結合 エステル結合 アミド結合

    主要な官能基はだいたい~~基という名前なのに エステル結合、エーテル結合、アミド結合 は~~結合という名前ですよね エステル基などという場合もありますが多くはエステル結合などとよんでいますよね これはなぜですか? 素直にエステル基、エーテル基、アミド基と呼べばいいのと思うのですが? もしかして「エステル結合」は官能基の名前ではなく結合自体を指しているのでしょうか?

  • エステルについて

    エステルC(5)H(10)O(2)を条件から構造を決定して選ばせる問題なのですが(ここでは条件は省略します)、解答には、 エステルC(5)H(10)O(2)について、不飽和度を計算すると1になるので、エステル結合以外の不飽和結合は無い。したがってエステル結合以外の炭素数は4個であるから、これをカルボン酸とアルコールに分けると (い) H-COO-C(4) (ろ) C-COO-C(3) (は) C(2)-COO-C(2) (に) C(3)-COO-C(1) の組み合わせが考えられる。 と書いてありました。ここで一瞬「C(4)-COO-H はどうして無いのだろう?」と思いました。しかし、よく考えればアルコールにCが無いわけにはいかないからだなと思ったのですが、こういう理由で良いのでしょうか? あと構造式の選択肢に (a)~~COO---- (b)~~COO----- (c)~COO--- などと書いてある場合、COO(エステル結合)の左側(~)はカルボン酸、右側(-)はアルコールと決まっているのでしょうか? どうも有機は苦手で、初歩的なことですがアドバイスよろしくお願いします。

  • 官能基 ケトン結合?

    R-O-R'はエーテル結合 そして、 R-COO-R'はエステル結合 ならば、 R-CO-R'はケトン結合とは、なぜ呼称しないのですか? 高校生向けの説明をお願い致します。

  • エーテル?エステル?

    エーテル系、エステル系ってどういった分類方法で分類しているのですか? また、ウレタン結合、尿素結合についても教えてください。

  • 【化学】合皮のPU革は加水分解しやすいエステル結合

    【化学】合皮のPU革は加水分解しやすいエステル結合(R-COOR')を持つエステル系ポリウレタンですか? それともエステル結合を持たない加水分解には極めて強いエーテル結合:R-O-R'のエーテル系ポリウレタンですか?

  • 酸と-OHのエステル結合

    高校では、一般的に   -COOH と -OH の結合 がエステル結合だと教えられるのですが、硝酸エステルのような   酸と -OH の結合も エステル結合 だということを知りました。しかしそこで疑問に思ったのですが、   -COOH + -OH → -COO- + H2O において、取れた水分子に含まれる O は、-COOH に含まれていたものだと聞きました( O の同位体で構成される、 -COOH を用いた実験によるらすぃ。) それでは、では、酸と -OH のエステル結合は、何ものなのですか? -COOH と -OH とのエステル結合とは、違うものなんでしょうか?

  • エステル結合について

    アルコールとカルボン酸の-OH基がついてる炭素を比べると、カルボン酸のCにはもうひとつのOが二重結合でついているため、このCはδ+となってカルボン酸の-OH基の結合はアルコールのそれより強くなると思われます。ところが、エステル結合する時とれた水分子Oはカルボン酸に由来しています。これは何故でしょうか? 高3です。よろしくお願いします。

  • エーテル カルボン酸 エステル等と環構造

    エーテル カルボン酸 エステル ケトン アルデヒド アミン ニトロ化合物 スルホン酸 と 環構造 についての質問です いままで私は カルボキシル基をもっていればカルボン酸 ケトン基をもっていればケトン と単純に考えていましたが 環構造の中に各官能基がとりこまれているケース 例えば   O   || C-C-O-C |     | C-C-C-C はエステルといっていいのでしょうか? (Hは省略しています・このような物質があるかどうかはさておいての話です) また環構造に各官能基がくっついている形        O        || C-C-C-C-C-O-C |     | C-C-C-C はエステルといっていいのでしょうか? (Hは省略しています・このような物質があるかどうかはさておいての話です) 調べても分かりませんでした。 自分でもいろいろ考えました (言ってもいいor鎖についているケースのみ言うorそういう物質はないから問題は生じないetc.) がわかりませんでした。 おしえてください。 またエステルの場合とカルボン酸の場合はちがう…などがありましたら そのケースごとに教えてください

  • ケイ素について

    高校化学からの質問です。 1.ケイ素はダイヤモンドと同じ構造である、とありましたが、電気伝導性もある、とも書いてありました。ダイヤモンドと同じ構造ということは最外郭電子がすべて共有結合でつかわれているわけですから、移動する電子がないのに、どうして電気伝導性があるのでしょうか? 2.無水酢酸や無水マレイン酸、無水フタル酸は-O-という構造を持っているので、エーテルと捉えてもよいのでしょうか? 3.高級アルコールを濃硫酸を使ってエステル化すると硫酸エステルになる、とかいてありましたが、硫酸エステルの構造をみるとR-O-SO3Hとあります。この構造にエステル結合-COO-があるとは思えないのですが、どうしてエステルと呼ばれているのでしょうか?

  • リン酸エステル結合

    はじめまして。化学で核酸(RNA)に関して勉強していましたら、リン酸エステル結合をしているとありました。エステル結合は、「カルボン酸とアルコールの脱水縮合による結合で、-COO-の構造をもつ」とあります。他に定義として無機酸、リン酸等とアルコールの脱水縮合ともあるのですが、ここでわからないのは、核酸(RNA)の場合、リン酸の-Hと、糖(リボース)のヒドロキシ基(-OH)からの脱水縮合と考えると、糖がアルコールを意味するのでしょうか。糖はアルコール体としても、アルコールはアルカンCnH2n+2の水素をヒドロキシ基-OHで置換した化合物とするのであれば、核酸(RNA)でいう糖(リボース)はC5H10O5で、アルカンにはならないと思います。定義で外れているように思い、なぜエステル結合というのかわからないのです。ご教示いただけたら幸甚です。