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ピタゴラスと音楽
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詳しくはURLをご覧頂くとして、乱暴に言い切ってしまえば、「音程は振動周波数を等比分割したもの」だからです。 ちなみに、ピタゴラスが発見というか体系化した音階を元にして「純正律」が生まれました。 それに対し、最初から数字で割り切って作ったのが現在主に使われている「平均律」です。 あと、過去に純正律がらみの質問に回答していますので、それを再録します。 どうして楽譜には♯と♭があるのか、と思った事はありませんか?ピアノのド♯とレ♭は同じ黒鍵じゃないか、同じ音なら同じ記号でいいんじゃないか、と。 しかし、本当はド♯とレ♭は違う音なんです。例えばヴァイオリンでは違う音で弾き分けられます。レ♭よりド♯の方が、8分の1音ぐらい高いです。(ピタゴラス音階でドを0として、音程をセントで表すと、レ♭は90、ド♯は114、レは204) これが純正律。 それに対して、オクターブを強引に12等分してしまったのが平均律です。(ドは0、レ♭,ド♯共に100、レは200) このため、世の中の全てのピアノは、純粋な和音は出ません。元々違う音だったのを、数字で割り切ったのですから当たり前です。 では、なぜ平均律にしてしまったか?これは鍵盤楽器の鍵盤の数が膨大になるため、というのもありますが、「転調の自由」のほうを、「純粋な音程」よりも優先したためです。 それは「純正律だと音程の幅が一定ではない」ということが要因です。 例えばハ長調で「シ→ド」と移行するメロディーがあるとします。これを転調してみましょう。ニ長調にすると「ド♯→レ」(音程は114→204)、嬰ハ短調にすると「ド→ド♯」(音程は0→114)になってしまいます。 同じメロディーなのに、90セントの移動だったり、114セントの移動だったり、音程の幅が違うのは、聴いていて気持ちが悪い。この事を解決するため、先ほども書いた通り、正確な音程を犠牲にして、平均律をとったのです。
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- moshimoshi-san
- ベストアンサー率33% (2/6)
音楽(ギリシャ語でムーシケー)の中に天文が加えられるようになったのは、ピュータゴラス学派の影響によるものだと言われています。この「ピュータゴラス学派」とは、伝説上の数学者ピュータゴラスを祖と仰ぎ、数学と天文学と音響学の研究に従事した一群の学徒をさし、彼らは、数的原理こそあらゆる存在者の原理と考え、そのことを実証するために音響の数比的研究に向かった。そうして、協和音が単純な数比に還元できるところから「調和」の根底には数的秩序があると考えたそうです。そして又宇宙に関して、「運動する物体は音を発するから、天体のような大きな物体が運行する以上、大音響をはっしわけながない。それらの諸天体が発する音響は諧音をなしているに違いない。そうした宇宙の諧音が聞こえないのは、われわれの耳がこうした響きに無感覚になってるいるせいである」と宇宙のハルモニアーの存在を主張した。こうしたピュータゴラス学派の思想はプラトーンにも影響を及ぼした。・・・・と西洋音楽の歴史の授業で学びましたが。。。参考になるでしょうか?
- LITHRONE
- ベストアンサー率29% (37/125)
付け足し解答です。 >美しいリズムや旋律やハーモニーが数学で記述できるのですか? 前回の回答のURLを見て頂いてお分かりと思いますが、 リズムやメロディー進行よりも、数学的要素が顕著なのはやっぱり和音でしょう。
- aminouchi
- ベストアンサー率46% (376/804)
またお目にかかりましたね。 ピタゴラス学派(ピタゴラスは数を神秘的なものとする一種の宗教教団の 開祖で、その信者は自分たちの研究の結果発見したものを教祖のピタゴラ スが発見したものとしたので、どこまでピタゴラス自身が考えたものであ るかどうかは不分明です)が発見したことの一つに 「和音は単純な比例で表わすことができる」ということがあります。 このことを土台としておっしゃるような「音楽は数学的に美しい」という 主張がなされたのでしょう。 (この場合の数学はルート2が発見される以前のものであることに注意して 下さい。つまり現代数学ではありません。) なお、質問の後段ですが、数学が記号によって自然を記述する学問である と定義するならば、音符によって音を示し、楽譜という形で音楽を示すこ とは充分に数学的であると思います。
お礼
いつもありがとうございます。 下のLITHRONEさんがあげてくださっていたURLにも やはりaminouchiさんがおっしゃるような説明がされていました。 知れば知るほど興味深いです。 ありがとうございました。
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