• ベストアンサー

物理I 回折格子

図のように、スリットから出た光の経路のうち短い方をk1,長い方をk2とすると、短い経路の光が出たスリットと、長い経路の光が出たスリットとスクリーンとの距離はそれぞれ、k1sinθ、k2sinθとあらわせますので、スリットの間隔dはd=sinθ(k2-k1)です。 明線ができるとき、k2-k1=mλですので、d=sinθmλとなりますが、これは、公式のsinθd=mλと異なったもになっています。 上の導き方はどこがおかしいのでしょうか??よろしくお願いします。。 先ほども同じ質問をしましたが、図が添付できていないようでしたので再度質問しました。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yokkun831
  • ベストアンサー率74% (674/908)
回答No.2

d =k2 sin(θ+Δθ) - k1 sinθ = k2 (sinθcosΔθ+cosθsinΔθ) - k1 sinθ cosΔθ≒1,sinΔθ≒Δθと近似して, d≒(k2-k1)sinθ + k2 cosθΔθ k2Δθ≒d cosθなので, d ≒ (k2-k1)sinθ + d cos^2θ ∴k2-k1 ≒ d(1-cos^2θ)/sinθ = d sinθ もちろん,2番目の近似ですでに経路差を含む小三角形まわりの計算をしていますから,この計算は遠回りの冗長なものとなっています。他にも指摘されているようにdをk1,k2で表そうとするときにΔθを無視することはできません。k1,k2に対するdの微小さ加減は,θに対するΔθと同レベルだからです。Δθを無視したことが矛盾の根源です。はじめから小三角形に注目して経路差≒d sinθに気づけば,k1,k2とdを比較する場面はありませんから,Δθの出番はないわけです。

moshi30
質問者

お礼

なるほど! 小さいものを無視しているのに、その小さいものを求めようとしていたわけですね。 丁寧な解説ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

>公式のsinθd=mλ この公式を導くときにどういう図を使ったか覚えていますか? 回折格子から出る光はすべて平行という前提で求めているはずです。 たとえばここ http://f57.aaa.livedoor.jp/~paintbox/cfv21/phys/difrgrating.htm なぜかといえば、観測点が十分離れている場合を考えているからです。 各スリットからの角度差を考慮しなければならない近距離では >公式のsinθd=mλ という公式は成り立ちませんが、この場合の計算は相当面倒になります。 さて、質問者さんが導いた >d=sinθmλ が正しいかというと、この式は間違っています。なぜなら、質問者さんは距離kを異なると置き、θは共通としていますが、ANo1さんが指摘されているようにこれが片手落ちで、θも変わるからです。高校の範囲では無理かもしれませんが、まともにやって見ましょう。 観測点と回折格子の距離をLとします。また、スリットまでの高さをxとします。 スリットと観測点の距離は質問文と同じにkとします。 すると、 x = L tanθ、k = L/cosθ が成り立ちます。 二つのスリットを下側を1、上側を2とすると、隣り合ったスリットなので x2 = x1 + d の関係があります。スリット1の角度をθ、スリット2の角度をθ+Δθとすると、一次までの近似で x1 = L tanθ, x2 = L tan(θ+Δθ)~L tanθ+LΔθ/(cosθ)^2 となります。この変形は高校の範囲ではできないかもしれません。この関係から、 d = LΔθ/(cosθ)^2 が得られます。次に、距離を考えると、同様に一次までの近似で k1 = L/cosθ, k2 = L/cos(θ+Δθ)~L/cosθ+LΔθsinθ/(cosθ)^2~k1+d sinθ となり、したがって、 k2 - k1 = d sinθ となります。この変形も無理かと思います。 強めあう条件ではk2 - k1 = mλなので、結局、 d sinθ=mλ を得ます。はじめから平行光線とおいた結果と同じです。

moshi30
質問者

お礼

近似の条件が矛盾していたのですね。。 丁寧な解説ありがとうございました! ベストアンサーをさしあげられず、申し訳ないです。

  • gohtraw
  • ベストアンサー率54% (1630/2966)
回答No.1

私の回答も含めて、二つのスリットを通った光線の角度をいずれもΘとする近似を用いているわけですが、波長やスリット間隔に比べて非常に大きなk1やk2にsinΘをかけてそこからスリット間隔を導くのは無理があるのではないでしょうか?

moshi30
質問者

お礼

近似の方法に問題があるということですね。。 回答ありがとうございました!

関連するQ&A

  • 物理I 回折格子

    図のように、スリットから出た光の経路のうち短い方をk1,長い方をk2とすると、短い経路の光が出たスリットと、長い経路の光が出たスリットとスクリーンとの距離はそれぞれ、k1sinθ、k2sinθとあらわせますので、スリットの間隔dはd=sinθ(k2-k1)です。 明線ができるとき、k2-k1=mλですので、d=sinθmλとなりますが、これは、公式のsinθd=mλと異なったもになっています。 上の導き方はどこがおかしいのでしょうか??よろしくお願いします。。

  • 物理Iの回折格子の径路差~dsinθ=mλのm~

    dsinθ=mλ(m:整数)のとき、m次の回折光が見える。 dはスリット間隔を表します。 この公式のmは径路差の間に入る波長の数を表すんでしょうか?

  • 回折格子における次数と波長の関係について

    回折格子における次数と波長の関係について 物理の回折格子に関する問題です。 3.0[cm]あたり4325[本]の溝をつけた回折格子がある。レーザー光源から波長がλ[m]であるレーザー光を、この回折格子に垂直に当てたとき、スクリーンに明線ができた。この明線のうち、中心から数えて3番目の明線では、回折光と入射光のなす角度が60[°]であった。波長λはいくらか。 という問題なのですが、明線の条件式 d*sinθ=mλ d:格子定数、m:次数、λ:波長 から λ=d*sinθ/m とし、次数m=3のとき60[°]という条件を代入して λ=(0.03/4325)*sin60°/3≒2.0*10^(-6)[m] という波長を算出しました。 しかし、解説を見たところ 光路差Δが波長λと等しい回折格子の間隔をdとすると Δ=d*sin60° Δ=λより λ=(0.03/4325)*sin60°≒6.0*10^(-6)[m] となっていました。 なぜこのような結果になるのでしょうか。 明線ができる条件が波長の整数倍ということなら、中心から3番目の明線の次数はm=3となるのではないでしょうか。光路差には3波長分が入っており、それが角度にして60[°]分、光路差ではd*sin60°に相当するのではないでしょうか。もし 3Δ=3λ ∴Δ=λ ということで、角度だけを考えて波長が算出でき、次数は考慮しないのであれば、中心から数えて1番目や2番目における明線の波長は、回折光と入射光のなす角度が3番目とは違うため、同じ波長にならないように思います。どのように考えればよいのでしょうか。ご教授宜しくお願いします。

  • 回折格子

    こんにちは。高校物理1分野の回折格子に関する問題の解説の一部がわからないので質問します。 問題: 図のように、1cmあたり5000本の割合で線を引いた回折格子に垂直に白色光をあてた。回折光が入射光となす角をΘとするとき、赤色の光と紫色の光の2次の明線を生じる角Θの値はそれぞれいくらか。但し、赤色の光と紫色の光の波長をそれぞれ8×10^3Å、4×10^3Åとする。(1Å=10^-10)      |      |←入射光      |      |      | ____________ |ーーーーーーーーーーー|←回折格子      ・\      ・ \      ・_/\      ・Θ   \←回折光      ・    \      ・     \      ・      \ 解答:dsinΘ=mλの式において、  d=1/5000(cm)=2×10^-4(cm)   =2×10^-4×10^-2=2×10^-6(m)  m=2の場合に相当する。 ( ★←←←←←←なぜですか★) 以下、解答として  赤色の光については、 sin(Θ1)=m(λ1)/d      =2×8×10^3×10^-10/2×10^-6      =0.8 三角比の表から、Θ1=53.1°  紫色の光については、 sin(Θ2)=m(λ2)/d      =2×4×10^3×10^-10/2×10^-6      =0.4 三角比の表から、Θ1=23.6° 質問は <m=2の場合に相当する。( ★←←←←←←なぜですか★)> です。 どうしてもわからないので質問します。よろしくお願いします。

  • 回折格子に関する質問です。

    ガラス板などに、1mmに500~1000本という程度に、細い線を等間隔に刻んだものを回折格子という。線の間隔(dと記す)を格子定数とよぶ。ガラス板に光を通すと、線を刻んだ部分は光を通さないので、回折格子は細いスリットを等間隔で多数並べたものと同等である。金属板に線を刻んだものの場合は、線を刻まない部分からの反射光が、ガラス格子の透過光と同じようになる。 各『スリット』から出る光は、回折を示すわけであるが、隣り合うスリットからの光の干渉効果によって、これがさらに鋭い線に分かれる。 この文章で質問なのですが、『隣り合うスリットからの光の干渉効果によって、これがさらに鋭い線に分かれる』とは、一体どういうことなのでしょうか? 教えてください。

  • 回折格子の回折像の強度(明るさ)

    レーザーを回折格子にあてるとスクリーンに干渉縞 ができますが、中心(0次)の干渉縞が一番明るく m次回折像でmが大きくなるほど干渉縞が暗くなっていく理由が理解できません。 【I=(Io/N^2)・(sin^2 α/α^2)・(sin^2 Nδ/sin^2 δ) と与えられるそうですが、これでは意味が理解できません。 (Io=0次干渉縞の強度、N=格子数、 α=πasinθ/λ、δ=dα/a、a=スリット幅、d=格子定数 θ=像と回折格子の原点Oを結ぶ線がOとスクリーンの 原点を結ぶ線と成す角)】 光が減衰するとは考えられないので、 どなたか回答お願いします。

  • 回折格子 |Δ(d)|、|Δ(θ)|

    回折格子とスクリーンを平行におき、これらに垂直にレーザー光を当てるとスクリーン上に明暗の縞があらわれました。d:格子定数、θ:回折角とすると、 dsinθ=mλによりθからdを決定しました。次数の高い回折像から求めたdのほうが正しい値に近づく。それはd=m・λ/sin(θ)より Δ(d)=-m・λ・cos(θ)・Δ(θ)/(sin(θ))^2=-d^2・Δ(θ)/λ/m すなわち |Δ(d)|=(d^2/λ/m)・|Δ(θ)| mが大きいほうが誤差が小さい。と以前答えをいただいたのですが、何故微分するのか、|Δ(d)|・|Δ(θ)|またこの2つが何を示してるのかわからないので、改めて質問します。教えてください。何を示してるのかを

  • 反射型回折格子の光路差について

    反射型回折格子の光路差    d(sinβ-sinα)=mλ-(1)    入射角:α    反射角:β    半導体レーザー:λ この(1)の式を使ってCDの格子定数をもとめる実験をしたのですが、私がした実験の条件として垂直入射だから sinα=0になり    Δx=Lλ/d-(2)    明線の間隔:Δx    スクリーンからCDまでの距離:L この(2)の式を使って、CDの格子定数をもとめていきました。しかし、誤差がすごかったので sinα=0 ではおかしいと思いました。 (2)の式から逆算してしていくと入射角αがマイナスの値になるのです。 入射角がマイナスになることはあるのでしょうか?

  • 物理I 光の分野 ヤングの実験の問題

    以下の問題の前にもいくつか問題があるのですが、それらは省略しています。 Qは波長λの単色光源、W0はスリットS0を持つスリット板、W1は複スリットS1,S2を持つスリット板、Sはスクリーンであり、W0,W1,Sは互いに平行である。S1,S2はS0から等距離にあり、その間隔はdである。QとS0を結ぶ直線は、S1S2の中点を通ってSと直角に交わる。この交点Oを原点として、スクリーン上に上向きにx軸をとる。W0とW1の間隔lおよびW1とSの間隔Lは、dに比べて十分大きいものとする。 (1)スリットS1の部分だけを屈折率n、厚さaの透明な薄膜でおおうと、0番目の明線はどれだけ移動するか また、移動する向きは上方か、下方か (2)⊿x=Lmλ/d(m=0,1,2・・・)において、1番目の明線を点Oに移動させるには、スリットS0の位置をxの正の向きにどれだけ移動すればよいか という問題です。 (1)の解説で、「光路長が・・・」と書いてあったのですが、なぜここで光路長がでてくるのか・・・ また、別の解説ではdx/L - a(n-1) = mλ より、xについて解いて、m=0を代入としてあったり・・・ わかりません。 解き方を教えてください。

  • 回折格子

    1cmあたり500本のすじをひいた回折格子にレーザー光を入射させたところ、9.5mはなれたスクリーン上に30cm間隔の明るい点が得られた。 このレーザー光の波長はいくらか。 A…6.3*10^-17m やり方教えてください。