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日本に革命が起こらなかったのは何故ですか?
日本に革命が起こらなかったのは何故ですか? 日本史で一揆はよく見かけますが、「革命」と名の付いた出来事は 聞いたことがありません。 今は割と裕福な社会なので起こらないのは分かりますが、江戸時代とかは飢饉が起こってますよね。 それで不満が爆発して、武士を倒そうという思想が生まれてもおかしくない気がします。 民衆は支配階級の武士を倒して、自ら政治を行おうとはしなかったのでしょうか? (山城の国一揆みたいな出来事はありますが、後に消滅してますよね。)
- looklook2727
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革命という言葉を見て、 想像するその内容が 個々人で「違う・異なる」ということが、まずその原因です。 特に「一揆」と「革命」を区別するような場合、その可能性が高いです。 革命とはアジア圏では、伝統的に政権が変わることであり、 もし間接的であっても一揆を要因として政権が変われば、革命という事が出来ます。 普通「放伐」も一般的な革命に数えますが、 理性的な政権交代つまり「禅譲」によるシステムの変化も革命です。 法学的には、法制システムに断絶があると看做されるとき、それを革命と呼びます。 西欧的な、revolutionについて質問なさっておられるというような場合には、 補足で詳細について問題提起をお願いいたします。
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- cyototu
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質問者さんがそう仰りたいのではないと思いますが、民衆が蜂起しなければ民主的な国家が出来ないと言うのは余りにも乱暴な意見ですね。民衆の蜂起では多くの人の血が流れます。だから、出来ることならそのようなことが起こらないで民主化の方向に進化した方が良いですし、もしそれが出来る国民なら、それを成熟した国民と言うべきでしょう。 そのような成熟した国民として私が直ぐに思い浮かぶのは英国です。あの国では、名誉革命とか無血革命と言う国政の大改革を行い議会民主制という民主主義の華を手に入れて来ましたが、フランスのような派手な流血は無かったですね。ロシア革命もあれだけ血を流したのに、70年後には失敗に終わっています。フランスなんか、あの革命のお陰で、その後にナポレオンを皇帝に祭り上げ、その独裁を許してしまっていましたね。 人類史を振り返ってみると、我々日本人の先輩達は英国人並に成熟していたように思えます。戦国の大混乱期を除いて、民衆まで巻き込んだ国政の改革を経ずに、既に大正期には立派な民主主義が根付いていましたからね。日本人には徹底した平等意識が大昔からあったようす。今でも日本人は「自由と平等」と必ず二つの概念をペアで出しますが、アメリカでは「自由」という言葉きり出て来ません。平等と言い出してしまったら、黒人はどうするのか、ヒスパニックはどうするのかと、社会が大混乱いなってしまうのです。そして、日本ではその徹底した平等意識が大抵の場合には良く働いていたようです。 しかし、その平等意識が裏目に出たことも無いわけではないですね。戦前の中国東北区の日本の関東軍のように、若手将校らが平等意識の発露としての下克上で、その当時の軍人の上層指導部を無視して、ドンドン中国との戦線を拡大させてしまった。こんなこと、欧米並みの不平等な命令社会だったら起こる筈がありませんね。日本人の世界に類を見ない平等意識は、このように失敗したこともありますが、殆どの場合はうまく行き、無血革命を成功させて来たようです。 革命意識に燃えて国家を改革しようとして大量の無駄な血を流してしまった指導者の例としては、アメリカのリンカーンなんか、その典型的な例ではないでしょうか。彼は奴隷解放なんて聞こえの良いスローガンを挙げて、南部の奴隷所有者から奴隷を取り上げようとしました。自分たちの財産たいきなり取り上げられようとしたんだから、当然南部の有産階級は激怒して、その結果、南北戦争を起こしてしまったのです。アメリカの歴史を振り返っても、アメリカ人が戦争であれだけ沢山殺された例は未だにありません。そして、一様北部の勝ちになったのですが、そのしこりは150年経った後でも未だに残っております。その結果、戦争での人的被害ばかりでなく、巨万のお金が未だに無駄に使われております。そんな無駄をしたのに、相変わらず人種差別が無くなっては居りません。そんな革命好きで、大量殺人をやったリンカーンが何故アメリカで未だに一番人気のある大統領なのか、私の理解を超えております。 もしリンカーンが、その当時ヨーロッパで行ったように政府が先ず奴隷を買い上げて、それを解放すると言う形を取れば、南部の有産階級も金がもらえるんだから彼等が命をかけてでも戦おうとはしなかったでしょう。さらに、ヨーロパンでは何のしこりも残っていないので、現在ではそのしこりのために無駄な金を使う必要も無く、もと奴隷として黒人達をさげすむようなこともない状態になっているのですが、アメリカでもそのような状態になっていた筈ですね。リンカーンは、今でも時々いるような皆に迷惑をかける「理想に燃えた」幼稚な革命家だったんじゃないですか。やらなくても良い革命のお陰で、南北戦争で命を失ったあれだけ多くのアメリカの若者と、その後のしこりで亡くなられた多くの黒人と白人達のご冥福を祈ります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 多くの血を流すほどの派手な革命を起こさなかった 日本人はある意味で凄いのかもしれないですね。 民衆が立ち上がっても、長く続かないのは不思議ですね。 やはり、国の統治の仕方が分からないからなのでしょうか。
- lions-123
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>日本に革命が起こらなかったのは何故ですか? ↓ 政権の変換を指すのであれば、成否は別としてあると思います。 全国統一がなされていなかった時代が長く、民族や宗教とかの大きな対立や食うか食われるかの戦いではなかった。 その革命前後は、尊皇攘夷とか政策路線対立がベースであり、大半は幕府による幕藩体制ですから、日本の場合は、個々の藩や藩の中枢やお家継承やトップを巡る権力闘争(小規模・短期・地域限定)だと思います。 私見ですが・・・ 日本の主な革命(規模や成否は別として、意図や行動が革命を目指したもの) ◇大化の改新 ◇恵美押勝の乱 ◇承平・承慶の乱 ◇保元・平治の乱 ◇承久の乱 ◇正中の変 ◇建武の中興 ◇応仁の乱 ◇本能寺の変 ◇桜田門外の変 ◇大政奉還 ◇西南戦争 ◇五・一五事件 ◇二・二六事件
お礼
ご回答ありがとうございます。 こうやって見ると~の変や~の乱がつくものも大体、支配階級同士の戦いですね。 その時、民衆はどうしていたのだろうと考えてしまいます。 戦いばかりしている支配階級に不満を持って、革命を起こして自分たちの国を作ろうと 思わなかったのかなって・・・
- yasuhiro1967
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革命とは現状の政治体制を覆すという事なので、 この国でも何度か起きています。 大化の改新とか、 大政奉還による明治維新とか、 戦国時代も、長期に渡る連続した革命といえるでしょう。 最近では去年の政権交代も、 今では良かったとはとても思えませんが、 革命と言えないでしょうか? 革命という言葉自体は明治に入ってきた言葉なので、 使われていないだけです。 革命という言葉よりも維新という言葉が一般的であった様にも思えます。 但しその維新という言葉も幕末に中国から入ってきた様ですが... 新しいところでは515事件とか226事件も失敗したとは言え、 成功していれば維新と呼ばれていたでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 私が考える革命の定義は、No2さんのお礼に記載させて頂きました。 大政奉還も明治維新も、どちらかというと薩長の武士が幕府を倒した形なので、 支配階級が武士であることには変わりはない気がして・・・ 民衆が立ち上がった事例は少ないですよね。
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