金融政策で金利が下がる仕組みとは?
- 金融緩和(マネーサプライ増加)すると、金利が下がる理由は複数あります。
- 例えば、国債の買いオペによって国債への需要が上がり、価格が上昇します。
- これにより配当分の金利が相対的に小さくなり、金利が下がるとされています。また、金融緩和によって企業への貸し出しが減少するため、利子率も下がると言われています。
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金融政策で質問です。
金融政策で質問です。 金融緩和(マネーサプライ増加)すると、金利が下がるのはなぜでしょうか。 (1)国債を買う(買いオペ)すると、その国債への需要が上がって価格が上がり、 それにより配当分の金利が相対的に小さくなる、と聞いたことがありますが。 買いオペすると金利が下がる、という仕組みが知りたいです。 (2)(1)と関連するかもしれませんが、企業への貸し出しが減るからその分、利子率 (ここでは貸し出しの利率ですかね)が下がると聞いたことがあります。 これは銀行の貨幣が増えるから? (3)公定歩合操作は現在はやってないから、直接銀行に貨幣が入ることはないのでしょうか? がー、判りません!!どなたか宜しくお願いします。。。
- hostsmania
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専門家という訳ではありませんがわかる範囲で回答します。 1.国債の価格が上がると金利が下がる仕組みについて (1)国債の価格そのものについては、買い手が増えるので値段が上がるということです。 そう意味ではモノの価格の決まり方と同じです。 (2)金利が下がるのは、利息と債券(国債)の関係が分子と分母の関係にあるからです。 分母(国債の価格)が大きくとなっても利息が変わらないので当然金利(利率)は低くなります。 2.企業の貸出が減るから利子率が下がることについて これについてはちょっと異論があります。 一般に金融緩和策というのは銀行の貸出を促し、貸出を通じて資金を市中に回すものだからです。 だぶついた資金を貸出により運用しようとして貸出競争が起こり金利が下がるという構図になるはずです。 ただし、そういうケースもなくはないと思います。 金融機能が萎縮してリスクをとらなくなった場合です。 高リスクの貸出が行なわれず、低リスクの貸出に資金が集中すると金利全体が低くなります。 (この場合低リスクに絞ってしまうので当然貸出残高も減ってしまいます) この場合でも国債を中心とする市中金利に影響を与えることはないと思うのですが・・・ 3.公定歩合操作廃止以降について (1)(銀行が売却した)国債の買い取り代金が入るという点では直接資金が入ると言えます。 (2)補完貸付制度により日銀より貸出を受けることがあります。 以上、こんな回答でどうでしょうか。
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- Mokuzo100nenn
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1.金利とはおカネの値段です。資金のコストとも呼びます。 2.経済の原則として、需要供給関係が供給過剰に向かうと対象物(この場合おカネ)の値段が下がります。 3.金融緩和=資金供給の増加=資金のコストの低下=金利の低下、です。
お礼
ご回答ありがとうございました! 金利とはオカネの値段、という1の説明と、それに関連する 2の経済基本原則との絡みの説明が非常に分かりやすかったです。
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ご回答ありがとうございました! 特に(2)の貸し出し競争に伴う金利低下の説明が非常に助かりました。 ありがとうございます。