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エストラジオール

kohitsujikaiです。 環境ホルモン問題について質問させて下さい。 最近、合成化学物質による内分泌撹乱作用に加えて、人畜由来のエストラジオールが動物(特に水生生物)のメス化等に対して有意な作用を及ぼしていると聞きました。ただ、私の調べた限りでは、多くの合成化学物質に比べて、その環境動態があまり研究されていないように思うのですが、これは私の調べ方が悪いのでしょうか、それとも、その排出源(尿)から考えて法的規制が難しいということで、あまり研究が進んでいないのでしょうか。もしも良い参考文献等がありましたら教えて下さい。 あと、これはもしかしたら医学のカテゴリーで聞くべき質問なのかも知れませんが、ついでに教えて下さい。ヒトや家畜の尿に含まれるエストラジオールの濃度は大体どのくらいなのでしょうか。 (*)昨日の夕方に同じ質問を投稿させていただいたのですが、今朝になっても表示されないので、改めて投稿させていただきました。もしもダブっていたらお許し下さい(見た感じ、ダブってないと思うのですが、、、)。

みんなの回答

noname#211914
noname#211914
回答No.5

MiJunです。 以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「内分泌攪乱物質および関連物質に関するリストについて」 ●http://www.nihs.go.jp/hse/endocrine/medicine/list1.htm (女性ホルモン剤) 参照文献の記載もあります。 個人的には現状の法規制を調べてませんが、当然あってしかるべきでしょう。でも現実的な手段を考えると、下水処理施設での除去しかないと思います。微量物質の分離・除去は技術的にも設備投資にしても相当なものとなると予想されます。 もちろん、人間の健康維持のためには安いものと考えるのが適当でしょう。 あるいは、「ピル」等の薬剤の販売・投与の規制が必要かもしれませんね? ただこれも最近やっと国内で承認された状況を考えると賛否両論があるのではないでしょうか? ご参考まで。   

参考URL:
http://www.nihs.go.jp/hse/endocrine/list-expl.html
noname#20560
質問者

補足

ご回答有難うございます。 >微量物質の分離・除去は技術的にも設備投資にしても相当なもの 私もそう思います。多量ものを微量にまで除去するのは容易いのですが、微量のもの(しかも今までゼロと考えて差し支えなかった微量さ)を更に微量にするのは非常に難しいでしょう。 >あるいは、「ピル」等の薬剤の販売・投与の規制が必要かもしれませんね? ただこれも最近やっと国内で承認された状況を考えると賛否両論があるのではないでしょうか? たしかに、「ピル」を規制するのはきついでしょうね。環境中に出れば内分泌撹乱物質として作用し得ると言っても、まずは医薬品として皆認識していますから。そう考えると、環境浄化技術についての研究がもっとなされていかねばなりませんね。『情報』『バイオ』と並んで『環境』も大きな研究キーワードの1つとなってきていますから、国内外の研究状況についても暇なときに調べてみようかなと思っております。 ************************************ MiJunさん、a-kumaさん、momyiuさん、貴重なご意見を下さり有難うございます。言い出しっぺの私が結構満足しましたので、このへんで一旦終了しようと思います。私のつまらない質問にお付き合い下さったことを感謝いたします。

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  • a-kuma
  • ベストアンサー率50% (1122/2211)
回答No.4

> 処理後の濃度(pptレベル)で水生生物に影響しないのかどうかという > 安全性の点です。 何とも言えないですね。 まずは、測定されたエストラジオールですが、測定方法に問題はないか、 という疑問を持つ方もおられます(→参考URL)。 それに kohitsujikai さんがお書きのように、自然界での移動経路や 分解過程が、良く分かっていない。 > 処理水放流後は速やかに河川水に希釈されるので別に心配しなくてもいい > のでしょうか? なので、放流口付近で何ppt以下に抑えていれば大丈夫、ということも 言えないし、そのレベルだと、検出限界以下だという問題もあります。 もともと、いわゆる「環境ホルモン」は、極微量なのに、その効果が発現 することを問題視されたわけで、その物質に対して「希釈されているから 大丈夫」という人はどうかしてる。

参考URL:
http://env.kan.ynu.ac.jp/~nakanisi/zak96_100.html
noname#20560
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 エストラジオールが「極微量で作用する環境ホルモン」の中でも特に低い濃度で作用する部類であること、そして、そのエストロゲン活性の強さから考えると、もっとエストラジオールに対しても考慮したほうがいいのでは、と思うのです。合成化合物についてはPRTRによって今後環境中への排出に注意が払われますが、エストラジオールに対する法的整備は、なかなか進みそうにありません。まあ、排出源を考えると法的規制をかけにくい、ということなのかも知れませんが、、、。

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noname#211914
noname#211914
回答No.3

直接的な回答ではありませんが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「環境ホルモン情報」 このページから ○http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/chem5/pill.html (低用量ピル/エチニルエストラジオールほか) ◎http://env.kan.ynu.ac.jp/~nakanisi/zak96_100.html#zakkan98 (3-98.雑感) ◎http://www.tokyo-eiken.go.jp/topics/endocrin.html (東京都立衛生研究所「内分泌かく乱化学物質(67物質)データ集」) この中に詳細な情報があります。 蛇足ですが、 ●http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/env/eh_mol.html (環境ホルモンとして疑われている化合物の例) ご参考まで。 補足お願いします。

参考URL:
http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/env/eh_home.html
noname#20560
質問者

お礼

有難うございます。 環境動態や生体影響の文献をいくつか見てみると、合成化学物質(ビスフェノール、ノニルフェノールなど)の作用や環境濃度について実験する場合はエストラジオールを陽性対照に置いていますね。しかも、生体影響の実験では、エストラジオールの濃度は合成化学物質に比べて極めて低い濃度で使用されていることが多いようです(つまり、それだけ低い濃度ででも対照になる)。もちろん67物質に関する研究も重要であり、どんどん進めるべきだと思うのですが、同時にエストラジールについても、もっと危機意識を持ったほうがいいのではないかと思うのですが、これは大袈裟でしょうか?お考えをお聞かせいただければ幸いです。

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  • momyu
  • ベストアンサー率30% (12/39)
回答No.2

あまり適切な意見ではないと思いますが、参考程度にお願いします。 最近、何かと話題の環境ホルモンではありますが、実際私も海洋生物実験所でイカ を解剖したときにその影響を見て驚いた記憶があります。 たしかエストラジオールはステロイド系女性ホルモンの一種ですよね。尿にも微量 に含まれているのは確かですが、それが海洋生物等のメス化に直接関与していると は思えません。本来、動物の体内中で作用を促す働きを求められるホルモンは不安 定な物質ですから、その存在期間はごく限られたものだと勉強しました。しかも、 下水処理のシステムを介しているわけですから、その残存量は影響を及ぼすほどの ものなのでしょうか? 本来、環境ホルモンとは我々動物体内から合成されるホルモンとは全く別の由来で 人間の生産活動(工業等)における副産物的な化学物質が、たまたまホルモンと同 様の働きをするというものです。 ですから、環境に対する化学物質の研究が決して遅れているわけではありません。 ただ、ホルモン同様の働きをする化学物質が多すぎるため、まだ未知な部分が多い という事は事実だと思います。有名なダイオキシンでさえ認定されたもので千種類 以上で、まだまだあるという結果らしいですからね。 あまりお役に立つような意見ではなくてすみません。

noname#20560
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 イカへの影響は、有機スズでしょうか?イボニシ貝は確か有機スズでしたよね。エストラジールのメス化ですが、何故これに私がこだわるかと言うと、以前に新聞でNPの環境動態と生体影響について研究されている大学グループが、多摩川のコイのメス化の原因にエストラジールが絡んでいる可能性が高い、と発表したからです(それまでは、NP単独犯行説が有力だったわけです)。具体的にいつの新聞だったかはちょうど今私の異動が重なり、今すぐには分からないので申し訳ないのですが、環境化学会などでも多分発表されているのではないかと思います。  あと、『環境に対する化学物質の研究が遅れているのでは』という点ですが、私の舌足らずな表現で誤解を招いたことを先ずお詫びします。真意は、『ダイオキシン、PCB、ノニル、等の合成化学物質に比べて天然エストロゲンの環境動態についての研究が遅れているのではないか』であり、これに訂正いたします。ただ、a-kumaさんのコメントにもありましたが、環境中のエストロゲン濃度はよく調べられていることが分かりました。あとは、環境中でどのような分解経路(恐らく微生物分解)を辿るかについて興味があるのですが、現在検索中です。

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  • a-kuma
  • ベストアンサー率50% (1122/2211)
回答No.1

> 多くの合成化学物質に比べて、その環境動態があまり研究されていないように思う そんなことはないです。 とりあえず、代表として大元締めの国土交通省(旧建設省)の情報を 参照URLでみてください。 直接、尿に含まれている濃度ではありませんが、流入下水に含まれる エストラジオールがどの程度含まれているかの情報があります。

参考URL:
http://www.mlit.go.jp/toshichiikiseibi/city/sewerage/information/naib000419gaiyou.html
noname#20560
質問者

お礼

ありがとうございます。 省庁統合でアドレスが少し変っていましたが、恐らくこれですね?http://www.mlit.go.jp/crd/city/sewerage/information/naib000419gaiyou.html 表1を見ると、処理前も処理後もかなり高い割合でエストラジオールが検出されているようですね。また、図2ですと、処理前後の具体的な濃度がありますが、これだと、処理後は1オーダー濃度が下がるようです。ただ、ここでひとつ疑問なのは、処理後の濃度(pptレベル)で水生生物に影響しないのかどうかという安全性の点です。たしか確かエストラジールはpptで十分に作用を発揮しだすと記憶しています。ただ、処理水放流後は速やかに河川水に希釈されるので別に心配しなくてもいいのでしょうか?

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