解決済みの質問
すばらしいと思った回答
物理関連で
「目から鱗が落ちた」「非常に興味深い考え方だ」など感銘を受けた考え方があれば
ご紹介いただきたいです。
曖昧な質問で申し訳ないのですが、
考え事をすれば何かと行き詰る硬い頭を何とかほぐしたくて質問させていただきました。
物理関連であればどんなことでも構いません。
固定観念を打ち砕かれた今まで知らなかった論理的アプローチの様なものを物理板で経験された
方がいればよろしくお願いいたします。
投稿日時 - 2010-08-14 05:04:31
>この他この物理板でウィットに富んだ質問と回答などを過去に見た方がいれば
Cyototu先生は回答履歴を開示しておるので、先生のプロフィールから過去問を見てごらんなさい。
物理屋にしては上等な日本語を使うし、内容も大変面白いです。
物理板だけじゃなくて天文学とか哲学のカテゴリにも刺激的な回答をされています。
哲学版というところにはいろんな参加者がいらして不愉快な思いをするかもしれません。万人が参加できる哲学の宿命ですけどね。
質問者さんは工学系でございやしょう?
空気よりも重たい金属性の飛行機がベルヌーイの定理で浮いているのは理解できますよね。では背面飛行の時はどうして浮いているか解りますか? 最近そんなことを科学のカテゴリで質問させていただき、少々目から鱗が落ちました。
投稿日時 - 2010-08-25 10:14:30
お礼
返信遅れました。
Cyototu先生の履歴をいくつか読ませていただきした。
ウィットに富んだ方だいうのを無学な僕でもビシビシ感じる
ユニークな回答の数々でした。
背面飛行についても調べました。
回答を読んでみて、あ、なるほど何で気づかなかったんだろう
良い意味でだまされた気分になりました。
非常に興味深く拝見させていただきました。
ご回答有難うございます。
投稿日時 - 2010-08-29 23:16:03
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ベストアンサー以外の回答(1件中 1~1件目)
近代物理学の大成果で散逸構造の理論と言うのが在ります。これは、この宇宙にどのようにして複雑な構造が物理学の法則に従いながら自発的に出現して来るのかを解き明かした理論です。その条件は3っあります。
1)その系が外界と物質や情報の遣り取りして、外に開かれていなくてはならない。
2)熱死状態と呼ばれる熱平衡状態から十分に離れており、数学でいう所謂非線形効果が無視出来なくなっている状態でなくてはならない。
3)この宇宙には過去から未来へと向かう時間の流れ(時間の対称性の破れ)があり、その系の構造を壊そうとする偶然の破壊作用の記憶を忘れる「散逸」機能がなくてはならない。
その3っの条件が揃うと、系は自ら内部で変化を仕始め、今まで安定だったものが段々と不安定状態に近づいて行き、その不安定点に到達した時に、その点の周りに2つの新しい安定所状態が出来る。この不安定点のことを専門用語で分岐点と言います。そして、一寸した偶然でその系を大きく左右に揺らぎ出し、そのうちに左右どちらかの新しい安定状態に飛び移る。そして、またしばらくその新しい安定状態のなかでゆっくりと系が変化して行く。そしてまた新たな不安定状態に近づき、また偶然の揺らぎで新しい構造を持った安定点に移りと、次々と繰り返しながら、始めの系はその偶然と不安定性を契機としてどんどん複雑な構造を手にいてけ行くことが明らかになった。
この理論の凄さは、複雑な構造を造り上げるためには必ず不安定点を通過した混乱状態を経験しなくてはならないことを明らかにしたことです。それが嫌だったら、複雑な構造が自発的に出来ることはない。また、その時どんな複雑な構造が出来るかは完全に偶然に支配されているので、前もって右の新しい構造に飛び移るか、左の新しい構造に飛び移るかが決められている訳ではない。そしてこのことが、右を持った構造ばかりでなく左を持った構造の出現を許し、この宇宙や世の中に多様性が現れる根拠になっている。そして偶然が本質的なので、個人や世の中が今後どう発展して行くかのシナリオが前もって与えられていない。さらに、外部の破壊作用を忘れると言う、専門用語では散逸過程という機構がなくては構造が出来ないので、そのようにして出来た複雑な構造は、その記憶の喪失を何度も繰り返して行くうちにその情報の欠如が鬱積して、必ずいつかは死ななければならない根拠も明らかにしたのです。
人間が大人になるために誰もが必ず思春期の反抗期を通過します。これは上で述べた分岐点の具体例です。そして、記憶の喪失は系を安定に保つと同時に系を死に至らしめます。我々が何故死ぬのかの根拠が明らかになった訳です。また、未来のシナリオが与えられていないと言うことは、この宇宙では現時点で未来が決まってしまっている訳ではなく、未来の可能性だけが与えられていると言うことです。もし前もってシナリオが決まっている世界なら貴方は自分自身で未来を構築出来ません。何故ならもう既にどうなるか決まってしまっているからです。しかし、この散逸構造の理論の結果、我々が未来の構築に参加出来ることが明らかになったのです。この理論の定量的な正しさは、現在、理学工学社会学あらゆる分野で数限りなく肯定的に検証されております。この理論を提唱したイリヤ・プリゴジンは1977年にノーベル賞を授賞しました。
物理学が反抗期を説明したり、死に至る理由を説明したり、多様性の根拠を説明したり、目から鱗が落ちっぱなしじゃ在りませんか。
物理学って言うのは、この宇宙の大きさがどうのとか、この宇宙を造っている部品が何か等と言う、オタクな連中ばかりが興味を持つような、人によってはどうでも良い超単純なことばかりを研究する学問ではないと言うことです。実際、部品が何であるか分かったところで、私達の知りたいことの万分の一、億分の一も明らかになったことにはなりませんね。まさか、鉄の一塊を見せて、これが自動車ですなんて恍惚としている奴がいたら、単なる変人でしょう。この宇宙を形作っている最も基本的な物が何であるかを明らかにすることは、自動車を作っている部品の究極は鉄ですと言ってい程度の知識です。確かに鉄であることを知ることは自動車に取って重要な知識でしょうが、それで自動車が分かったとは誰も言わないでしょう。宇宙が閉じているの開いているなどが分かっても、また、それを構成している時空や物が何であるかが分かっても、それは単なる入れ物や部品が分かるようになったに過ぎません。
物理学とは、単にこの宇宙の部品や入れ物が何であるかを明らかにするばかりでなく、この複雑で多様な構造を持った私達や私達の周りの環境が何であるのか、私たちは自分たちの未来にどうか関わっているのかまで解き明かしてしまうような途轍もない学問なんですね。
投稿日時 - 2010-08-15 10:34:56
お礼
返信遅れまして申し訳ありません。
む・・・難しい。
いつか興味があれば・・・勉強して見たいと思います。
<物理学が反抗期を説明したり、死に至る理由を説明したり、多様性の根拠を説明したり
おお、夢がありますね。
<自動車を作っている部品の究極は鉄ですと言ってい程度の知識です。
ユニークでわかりやすい説明だと思いました。どこかで使わせていただきたいと思います。
私自身は宇宙の根本が何かとかそういうのは余り興味がないですね・・・。
工学部なので、使えれば問題がないとか、哲学的な考え方はむしろ害だとか考えるほうです。
詳しいご説明有難うございました。
この他この物理板でウィットに富んだ質問と回答などを過去に見た方がいれば
ご紹介いただければ幸いです。
投稿日時 - 2010-08-17 21:56:09