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石川啄木の

石川啄木の 百姓の多くは酒をやめしといふ。 もつと困らば、 何をやめるらむ。 の意味が、わからないので教えてください。

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回答No.2

 一応、文語(古語)で詠まれた短歌ですから、文語文法の知識が必要ですね。  「やめし」は、「やむ」(現代語の「やめる」)に、過去の助動詞「き」の連体形がついたものです。  「といふ」は人から聞いたことを表しますね。(新聞で読んだのかもしれませんが)  (人から聞いたことを表すには、文語では、現代語の「そうだ」に相当する伝聞の助動詞の「なり」がありますから、それを使って表現する方法もあります。)  宮沢賢治が「寒サノ夏ハオロオロ歩キ」と詠んだように、啄木の出身地・東北地方は、夏に「やませ」が吹いて冷害になり、不作・凶作がたびたびありました。  今回は飢饉とまではいかなかったのでしょう。農民たちは収入の減った分、「酒をやめ『た』」だけで済んだのです。  しかし、飢え死にする人がでるような凶作になれば……。  「らむ」は基本的に推量の助動詞です。  推量は現代語では「~だろう」といった言い方で表現します。  「やめるらむ」は、文語としてはちょっとぎこちない表現と言えますが、まあ、啄木は明治時代の人間ですから、清少納言なんかと同列に扱うのはかわいそうですね。    「らむ」の正確な使い方は、 http://dictionary.goo.ne.jp/ (国語辞書は『大辞林』) などのネット辞書で検索して調べて見て下さい。

miretto
質問者

お礼

丁寧に説明していただいて、ありがとうございます。 古語の助動詞の意味をしっかりとっていったら、 わかりました。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • B-juggler
  • ベストアンサー率30% (488/1596)
回答No.1

宿題か何かですか? これはそのままですよ。 古文かもしれないね、どこが分からないかな? 書いてもらえると、ヒントが書けるんだけど。 宿題じゃなければ、丸投げされても構わないけれど。 これはそのままだからね。 「やめし」はどういう意味になるか、何活用でしょうか?  #おそらく命令形だね。 「やめるらむ」 とくに らむ のところ、これはどういうことばの何形かな? お百姓さんは お酒をやめなさいという。 だけども、もっと困ったら 今度は何をやめればいいんだろうか? う~む・・・。 位の意味ですよ。 これは日本語だから、そのまま感じたまんまでダイジョウブですよ。 分からなかったら、調べればいい。今辞書引くのと一緒ですよ。

miretto
質問者

お礼

すみません、説明不足でした。 だれがだれにお酒をやめなさいと言ったのかがわかりませんでした。 丁寧に教えていただいて、ありがとうございました。

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