テレビとPCの融合とは？テレビとネットの融合？それとも家庭のテレビがP

質問

テレビとPCの融合とは？テレビとネットの融合？それとも家庭のテレビがPCになる？
今様々な機器が販売されています。
最近出たアイポットやモバイルパソコンや近い将来出るであろう
ソニーがグーグルと開発しているテレビなど・・・・・
でも良く分からないのです。
PC自体も、大型テレビ並みの物は既にありますし、大画面テレビのような大きい物に付け替えることも可能です。
地デジやBSやCSなどのチューナーが入っているPCもありますし、機能も豊富、もうすでに、テレビとPCは融合していると思うのです。
それとも、
ネット上で全ての作業が出来ると言うことなのでしょうか？
容量の大きいハードディスクも高性能のCPUもソフトもウイルスソフトも必要ない・・・
全て、ネット上にあって、ネット上で作業出来ると言う事なのでしょうか？
それならば、高額なPCなんか買わなくても良いし、高額なPCパーツも必要なくなるし、
頻繁にあるOSなどの更新やソフトも個人でしなくても良いし、買い替えもしなくても良いから機器も壊れるまで使えるしエコ！
あとは、送受信の高速化とプリンターだけが必要となると言う事でしょうか？

回答No.1

parts · ベストアンサー

これは、あくまで販売上の戦略です。
あまり、深く考えない方がいいでしょう。

元々、テレビとパソコンの境界線がなくなるだろうという話は90年代に言われるようになりました。当初は、ワープロがパソコンに置き換わったことと、テレビチューナーを搭載した第一世代のパソコンが誕生したことなどから、始まっています。即ち、パソコンがテレビを取り込み、テレビというジャンルを失うという方向で始まったのです。

ただ、現実には今の状況を見ればわかりますが、それはあり得ない話になりつつあります。
テレビとPCが一つになれば、どちらか一方は売れなくなり、さらにどちらかの値段は上がるかもしれません。そして、使い方としてテレビとパソコンは両方を同時に使うケースもありますから、実用上の相性が悪いのですよ。
そのため、テレビがパソコンが飲み込むという話はほとんど消えたのです。

今言われている融合というのはそれを補正したもので、パソコンの持つ機能の一部をテレビに取り込むことと、パソコンと同等の技術を備えるOSやハードウェアを投入したテレビを導入することを意味します。
パソコンはこれ以上テレビには近づけません。パソコンにテレビと全く同じ大きさ、使い勝手などのバラエティを加えても、やはりパソコンはパソコンでありテレビを買うことが目的の人はテレビを買いますからね。

逆に言えば、テレビに付加機能としてパソコンの持つ技術の一部を搭載すれば、テレビはパソコンに近づくことができます。それが、今の融合というものです。ただ、これを急速に推し進めるにはきわめて大きな問題が横たわっています。（後述）

Ｑ／ネット上で全ての作業が出来ると言うことなのでしょうか？

Ａ／Google TVなどはそれを目指した開発が行われているようです。これをクラウドと呼びます。ただし、これにも欠点があり、ナローバンド（狭帯域通信）環境下では使い物にならないこと。ソフトウェアはダウンロードで提供されますから、必ずブロードバンド環境が必要になります。また、提供するベンダーは、大規模な通信サーバを用意する必要があります。

さらに、ウィルス感染はしないと思っている人も多いですが、残念ながら感染する可能性はあります。そのウィルス発生の確率はOSの出来とユーザー数に左右されます。

Ｑ／頻繁にあるOSなどの更新やソフトも個人でしなくても良いし、買い替えもしなくても良いから機器も壊れるまで使えるしエコ？

Ａ／それもないですね。たとえば、ＯＳに新しい機能が追加された場合。その機能が使えるかどうかは、ハードウェアの性能に依存しますから、対応していないと見なされたハードウェアではある機能は動かないでしょう。また、OSのサポートフェーズによっては、その期間を過ぎたシステムでは、セキュリティ上の脆弱性が放置される可能性があります。危険性を伴うため買い換えが必要になるかもしれません。
パソコンであれば、それが当たり前で買い換えやハードウェアのアップグレードを行うでしょう。しかし、テレビや情報家電の場合は、ご質問のように買い換える必要はないと錯覚してしまうでしょうし、そもそも個人でパーツの交換はできませんからゴミになるのが早まるだけか、セキュリティ上の不安を意識つつ使うしかありません。

こういった複雑な組み込み家電のサポートフェーズのあり方はかなり難しく、機能が増えるほどセキュリティ上やシステム構成上の問題が出やすくなります。融合が難しいとされる最大の要因はこのサポートフェーズです。20年～30年たってもテレビは使われているかもしれませんからね。

いかがでしょうか？

お礼

詳しく説明いただきありがとうございました。