「税務上の利益」と「会計上の利益」の違い

質問

３月決算の零細企業です。
設立以来、収支トントン（少しだけプラス）でしたが、
前期の決算で大きく赤字を出しました。
さらに、前期に修正申告をし、大きな納税額が発生しました。

結果、会計上のＢ／Ｓで、繰越利益剰余金が大きく赤字なのに対し、
税務上の欠損金が小額です。

この差を埋める方法はあるのでしょうか。

もう少し具体的に書きますと、
Ｂ／Ｓ繰越利益剰余金と、別表７の翌期繰越額の差です。

この状態ですと、会計上は赤字でも、納税額が発生してしまいます。

決算をする時期に来て非常に困っています。
ご教授お願いいたします。

回答No.1

minosennin

前期の修正申告の内訳は何だったでしょうか。

もし、その内訳が交際費や役員賞与などの「社外流失」項目でしたら救いようがありません。

しかし、その内訳が売上や経費の計上時期のズレなどの「留保」項目でしたら、その分は翌期追認され、課税所得計算で減算されますから、その額だけ会計上の利益より課税所得が少なくなります。

なお、Ｂ／Ｓ繰越利益剰余金と、別表７の翌期繰越額の差を経理上のテクニックで埋めるような方法はないと思います。会社が利益を稼ぎだせば自然と消える性格のものです。