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酸化還元反応の単元に疑問に感じたこと(難)
12H2S+O2→2S+2H2O この反応は、硫化水素に酸素を反応させたので酸化反応であるが、こ のとき、硫化水素は水素原子を失っている。そこで、ある物質が水素 原子を失う変化を酸化、逆に、ある物質が水素原子と化合する変化を 還元という。 2マグネシウムを空気中で点火すると、強い閃光を放って激しく燃焼し 、白色の酸化マグネシウムを生成する。 この反応は、マグネシウムは反応するときに電子を失って反応するの酸化し、酸素は電子を得て反応するので、還元である。 よって酸化還元反応である。 3赤熱した銅線を塩素Cl2ガス中に入れると、褐色をあげながら反応して、塩化銅(II)CuCl2が生成する。 Cu+Cl2→CuCl2 {Cu→Cu^2++2e- {Cl2+2e^-→2Cl^- 4CO、CO2、H2Oなど共有結合でできた分子が関係した反応では、どのように電子の授受が起こったのかはイオン結合した物質と比べ はっきりしないので、酸化された物質や還元された物質を判断することはむずかしい。例N2+3H2→2NH3 よって酸化数が便利である。 1物質が酸素と化合したとき、その物資は酸化されたといい、酸化物が酸素を失ったとき還元というと最初に書かれていました。 今回も、Oと結びついたものは酸化、Oを失ったものは還元で考えれば何が酸化して何が還元したか判断できると思うので、水素が~は酸化とか覚える必要あるんですか?また、覚える必要があるならなぜか教えて下さい。 2これも1と同様で、電子を失ったから~は覚える必要ありますか?? また、覚える必要があるならなぜか教えて下さい。 3{Cl2+2e^-→2Cl^-この部分に疑問を感じます。 Cu+Cl2→CuCl2はイオン結合でCuは電子を1個失って、Clは2つなので2個電子を得て結合しているんですよね。 Cl2+2e^-→2Cl^-の部分はこの反応に関係ありますか?? 4酸化数がどういう点で便利なのかよくわかりません。 どういう点で便利なんですか?? 結構、突っ込み所が満載な質問だと思うので、1~4の回答と誤解している部分をなるべく初学者にもわかるように回答していただけると幸いです。
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CuO+H2→Cu+H2O・・(1) 2H2S+O2→2S+2H2O・・・(2) 2Mg+O2→2MgO・・・(3) (1)は酸化銅は酸素を失っているので、還元されている。 水素は酸素を得ているので、酸化されている。 (2)は硫酸は水素原子を失っているので、酸化されいる。 酸素は水素原子を得ているので、還元されいる。 (3)はマグネシウムは電子を失って反応しているので、酸化されている。 酸素は電子を得て反応しているので、還元されている。 このように、3つ書かれていました。 しかし、疑問です。 3は電子でも酸化還元はわかりますが、Mgは酸素を得ているので酸化されている。酸素は酸素を失っているので、還元されているという見方も可能ですよね。 このように、1つの反応式で色々な見方で何が酸化していて何が還元しているか解釈できませんか??(要するに見方は1つではないですよねということを確認したいのです)
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CuO+H2→Cu+H2O の反応において >水素はこのとき、H^{0}→H^{+}と変化していますね。 ということが言えるためには酸化数の考え方が必要なのです。 もしH^{+}が酸化数ではなくてイオンの価数のことを表しているのであれば「H2Oは共有結合なのになぜイオンの価数が決まるのか」ということになります。 酸化数の考え方を使わないのであれば酸素の移動、水素の移動、電子の移動はどれも十分ではありません。うまく説明できる反応もあればそうでない反応もあります。酸化・還元が同時に起こっているということを示すにはどこか具合の悪いところが出てきます。 逆だろうと思います。 酸化・還元が同時に起こるということははじめから意識されていたことではありません。反応の積み重ねでだんだんと意識されるようになってきたものです。 そうすると酸素の移動、水素の移動、電子の移動のどれもが十分ではないということになり、それに対する解決策として「酸化数」の考えが提出されてきたのです。(これは#3に書いたことの繰り返しです。) イオン結合でないものをイオン結合であるかのように扱うというのは酸化数の立場です。酸化数と関係なしに「H2Oはイオン結合です」なんて言えばセンター入試のレベルでアウトです。 酸素の移動、水素の移動は元素についての判断ではありません。化合物についての判断です。「酸化銅が銅に還元された」という表現のはずです。 元素について言うのは電子の移動です。単原子イオンについて言う表現になります。それをさらに多原子イオン、分子にまで当てはめようとしたものが酸化数です。 酸化数を習っていない段階での高校生が酸素の移動、水素の移動、電子の移動の考えで酸化・還元が同時に起こっていることを示すのは難しいことです。私は無理だと考えています。 上の反応を電子の移動で言うと Cu^(2+)+2e^(-)→Cu O^(2-)+2H2→2H2O+2e^(-) ということしかわかりません。 この式からでは電子がどこから出てきたのかがわかるはずがありません。 銅については還元されたということがはっきりいえます。結合している酸素が取れたということでも、電子が入ってきたということでもいえます。相手の変化ははっきりしません。 お示しの反応式 >2CuO + C → 2Cu + CO2 吹管反応で酸化銅の還元 では酸素の移動の判断ではうまくいきます。 電子の移動では 2O^(2-)+C→CO2+2e^(-) ということしかわかりません。 これ以上進む(元素の酸化状態にまで考えを進める)ためには「酸化数」の考え方が必要なのです。 「酸化数」はこういう目的だけに限定した約束事です。 電気陰性度を手がかりにして電荷を割り振るということをやっています。 >イオン結合でないものをイオン結合であるかのように扱うというのは この説明について言っていると解釈します。 Hで判断すると、CuOはH2と結びついて、H2Oになり、 H2はH2を失っていると解釈してしまいした。 酸素の移動、水素の移動は元素についての判断ではありません。化合物についての判断です。「酸化銅が銅に還元された」という表現のはずです。 この化合物の判断が何か曖昧な表現と感じて、理解に苦しんでいます。 例えば、銅は酸素と結びついて酸化銅に酸化したといいますよね。 この部分を少し砕いて教えてくれませんか?? CuOはH2と結びついて、この部分をイオン結合のように扱っているとおっしゃる理由を教えて下さい。 すいません。 教えて下さい。
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