• ベストアンサー

フェルマーの最終定理の証明を本当にフェルマー自身は完成させていたと考えられるのか

 表題のとおりなんですが、果たして「余白」の問題だけだったのか、あるいは感覚的には正しいと直感したが本当は彼自身正確な証明には到達していなかったのか、到達していたとして「驚くべき証明」は近年になって得られた証明と一致していると考えてよいのか、どうなんでしょう。  私のような門外漢には考察は無理ですが、フェルマーの業績や研究を検証すればある程度は想像できるのではと思いまして。もちろん厳密にはわからないでしょうが。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

フェルマーは秘密主義的なところがあったのか、自分が発見した数々の定理の証明を示し ませんでしたが、それらは(例外もありますが)正しいことが、後の数学者によって 次々に証明されました。 そして、最後に例の命題の真偽が証明されないまま残ったので最終定理と 呼ばれたわけです。 最終定理について「驚くべき解法を思いついた」と余白に書き残したのは、 彼の勘違いだろうというのが、専門家の一致した見解のようです。 n=4のときは、図形問題に置き換えて彼自身が証明しています。 nが3以上の全ての自然数については、「何故これをモンダイにしないのだろう」と、 彼は述べており、大きな関心を持っていたことを窺わせますが、n=4以外のときの証明に ついて書き記したことがないところをみると、おそらく、自分の勘違いに気づいて いたのでしょう。n=3の場合は、後にオイラーが証明していますが、これはn=4の場合 より難しい。 全ての自然数についてのワイルズ教授による証明は、200ページに及ぶ難解なものです。 成り立たないことの証明というのは、勘違いしやすいものです。 これに挑戦したほとんどの数学者は、一度は成り立たないことを証明したと 勘違いした経験を持ってるらしい。

poor_Quark
質問者

お礼

 やはりそう考えるのがやっぱり自然ではないだろうか、と漠然とではありますが感じていました。ご回答ありがとうございました。すっきりしました。

その他の回答 (2)

noname#108554
noname#108554
回答No.2

ブルーバックス「フェルマーの定理が解けた!」足立恒雄著89ページに、「フェルマーは大定理を証明していたか?」という項目があります。

poor_Quark
質問者

お礼

 ご紹介いただいた本は読んでみます。ご回答ありがとうございました。

  • arukamun
  • ベストアンサー率35% (842/2394)
回答No.1

私はフェルマー自身はフェルマーの最終定理が正しいかの証明は出来ていないと思います。 なんと言っても「最終」定理というくらいですから、あっさり解けてしまえば他の定理が最終定理になっていたと思います。 もし、フェルマーが解けていたら、他の哲学者や数学者も解けてしまう可能性はある訳ですから、相当必死になって、ある程度の数や任意の数に対して、成り立っている事を証明したと思います。

poor_Quark
質問者

お礼

ですよね。「余白が狭すぎて書けない」などと稀代の数学者(本職ではなかったらしいですが)が言うものかしらとつい思ってしまいます。さっそくのご回答ありがとうございます。

関連するQ&A

  • フェルマーの最終定理の証明

    最も難しい問題の一つに,フェルマーの最終定理と呼ばれるものがあります. これは,アンドリュー・ワイルズによって証明されました.論文は以下です. Andrew Wiles (May 1995). “Modular elliptic curves and Fermat's Last Theorem (モジュラー楕円曲線とフェルマーの最終定理)”. Annals of Mathematics 141 (3): 443-551. http://math.stanford.edu/~lekheng/flt/wiles.pdf Richard Taylor and Andrew Wiles (May 1995). “Ring-theoretic properties of certain Hecke algebras (ある種のヘッケ環の環論的性質)”. Annals of Mathematics 141 (3): 553-572. http://math.stanford.edu/~lekheng/flt/taylor-wiles.pdf しかしながら,当たり前ではありますが,数学者以外の人間がこの論文を読んでも,理解することができません.なので,ものすごく噛み砕いて(厳密性は無視してもかまわないです.100%の理解は望んでいません.),大学の初等数学レベルの人間にもある程度エッセンスがわかる程度に解説していただけないでしょうか?もしくは解説しているホームページ等文献がありましたら教えてください.

  • フェルマーの最終定理とフェルマー

    フェルマーの最終定理というベタな質問で、読み物も出回っていますが。 確か、証明は本人は知っているけど、書くのを端折ったというようなことになっています。それは本当だったのでしょうか。また、この証明はフェルマー以降に発見された様々な数学的発展を利用して獲得されたものでしょうか。だとしたら、フェルマー自信が証明を完了していたとは思いにくいのですが。もし本人が生きていたら〇をもらえる、そういうものではないと思うのですが。 ベタな質問だと思いますが、どうだったかなと思いました。

  • プログラムの形式的証明は本当に使い物になるのでしょうか?

    近年プログラミングの世界でも VDM(http://en.wikipedia.org/wiki/Vienna_Development_Method) に代表さ れる形式的証明がもてはやされ始めました。 でも私には、プログラムの形式 的証明は、うさんくさいものに思えてなりません。 形式的証明が絶対に不可能だとは思っていません。Goedel の不完全性定理や、 Turing マシンの停止判定問題などから解るように、万能の証明方法を探すの は無駄です。でも、これらの証明不能性は問題の範囲をメタな対象まで含め てしまうことから発生しています。形式的証明の対象範囲を旨く限定してや ればプログラムが仕様どうりに動くことを形式的に証明できることはありう るだろうと思います。 でも一般的に証明問題は難しすぎます。プログラム動作の形式的証明が旨く 機能できる範囲など極端に限られると私の直感は主張しています。 現在でも、プロの数学者が定理や公理を構築する作業は、自分の頭の中での 論理展開をノートに書き残す方法で行っているでしょう。 Coq(http://coq.inria.fr/) なども出てきましたが、このようなソフトを使 っているのは、自動証明の研究者などに限られるでしょう。しばらくは(たぶ ん 100 年以上は)プロ数学者の研究・証明のために行う論理展開作業をコン ピュータが代行することはないと思います。 現実のコンピュータ・プログラムが対象としているのは、数学の世界のよう な綺麗なものではありません。人間が定める膨大かつ不明瞭な仕様書の塊は、 形式的証明の対象にできるとは思えません。たとえできたとしても純粋数学 より難しいはずです。 限られた特殊な領域では、現実のプログラムを形式的証明で扱えるかもしれ ません。でも、そんな形式的証明を理解でき人間は限られるでしょう。大多 数のプログラマーには理解されないでしょう。形式的証明自身に誤りが入り 込んでいないかを検証することは不可能に近い作業になると思います。 私には現実のプログラムが仕様書どうりに動くことを形式に証明することは、 まだ実務的には無意味な作業としか思えません。皆様の御意見を伺わせても らえますでしょうか

  • 「フェルマーの最終定理」のことなんですが

    その証明にこれほど長い年月を要した理由は、問題の難解性にあるのではなく、これが「行き止まりの定理」つまり、これが証明されたところで他の未解決問題の解決に役立つわけでもないし、証明済みの問題をエレガントに書き直すことに寄与することもないが故に多くの数学者たちの興味をひかなかったからではないかと思うのですが、プロの数学者はどう思っているのでしょうか。

  • フェルマーの最終定理について

    フェルマーの最終定理について質問をします. フェルマーは、この定理を発見したときに、n=4の場合だけは証明したと本に書かれてあったのですが、その証明がよく分からないのです。というか、どのような証明をしたのかが分かりません。 この証明の仕方を、詳しく知っている方がいましたら、教えてください。 よろしくお願い致します。

  • フェルマーの最終定理について

    フェルマーの最終定理って 最終的に証明したのって アンドリュー・ワイルズって方ですよね? 彼はまずフェルマーの最終定理がまちがっていると仮定して、矛盾を見つけて、証明したようですが そのあとに致命的に間違っているところがあったときいたのですが、それはどこだったんですか?

  • フェルマーの最終定理

    フェルマーの最終定理の証明が載っているホームページを知っていますか。知っていたら教えてくれませんか。

  • フェルマーの最終定理

    フェルマーの最終定理ってありますよね?Xのn乗+Yのn乗=Zのn乗  これに3以上の整数解は(nの)ないってやつですよね? これの証明ってどんなのですか?

  • フェルマーの最終定理について

    数学は得意ではないし本当の内容は分かりませんが、フェルマーの最終定理の経緯を本で読むととても興味深いですね。そこで素人の質問なのですが、 1) この定理の証明のために数学が発展してきたことは分かりましたが、定理自体は他の何かの定理の証明に使われたりなどしているのでしょうか? 2) 将来、何か実生活に役立つようなことはあるでしょうか(解がないことで何か保障されるといったような)? 3) フェルマーがこの定理を発見していなかったら、後年だれかが発見していたでしょうか? 4) フライのアイデアがなかったら、谷山・志村予想が証明された後もフェルマーの最終定理は証明されずにずっと残っていたでしょうか? 5) 将来、ワイルズの証明よりもっと簡易な証明、あるいは谷山・志村予想と関係ない証明は現れるでしょうか? アンケート的な疑問が多くて恐縮ですが、数学に詳しい方のお考えを聞けたら幸いです。

  • フェルマーの最終定理について

    何百年もかかって証明されるまでの道のりを、ドキュメンタリーで 興味深く読みました。 が、しかし。存在しない事を証明したところで、何かを生み出すのですか? もっと突きつめて言えば、こんなこと、一体全体人類にとって何の役に立つのでしょうか?