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自動車の未来について。
noname#12265の回答
さぁ、すごい質問が来ましたね~このカテゴリでご活躍の専門家の皆様、思いっきり打ちこみましょう!(と言って、実は自分も専門家の皆様のご意見を読みたいだけ(^^;)・・・・) 未来、ですか~。いきなり現実的な話になってしまいますが、我々技術者サイドから見れば、まずは「法律次第」とゆぅ感じですね~。 ウチ(自動車の研究所です)の室長は、若いモンに「タイヤの代りにはなにを思いつく?」と質問して困らせています。タイヤの代り・・・・とりあえず浮上して・・・・すると航空法に抵触するのでは?・・・・となって話が進みません。 スカイカーは、ウチの会社でも話題になっています。量産効果が進めば、¥400万/1台程度になり誰でも買える可能性が出てくる、とメーカが主張していますが、日本ではどぅでしょう?航空法を緩和していただかないと、例え¥100万/1台になったところで、操縦出来るヒトが限られてしまってはクルマの代りにはなりませんね。 正直なところ、一事が万事こんな感じです。AHSとかITSとか騒がれていますが、自動操縦も情報通信も、その普及は法規制にかかっています。 これ以上交通事故が増加すれば、強制的な法規となる可能性もあり、そぅなるとクルマの面白さも何もあったモノではありません。個人所有の電車、とゆぅ感じの乗物になってしまうでしょう。 例えばEVは確かに動力性能がガソリン車より低いですが、それは普及しない理由にはなりません。 かつて、北米でマスキー法(排ガス法)が作られた当時、どのメーカのクルマも幼稚な排ガス浄化装置の為に、馬力とトルクが落ち、燃費が異常に悪化しましたが、ユーザはそれを買うしかありませんでした。しかしそれでもクルマの普及が頭打ちになる事はありませんでした。 もし法規制で全てのクルマがEV化されても、それなりにクルマは売れます。すると未来のクルマはやはりEV、とゆぅ事になります。 世間の経済状態も無視出来ません。 かつてちょっとはやったアクティブサスペンションは、実はあれが理論的に究極のサスペンションで、あれ以上の高度なサスペンションはありません。 ワタシ個人としましては(専門は操縦安定性・乗心地の研究です)、かつて、全てのクルマがアクティブサスとなり、全てのクルマがジャガーの乗心地とF1のハンドリングを持つ事になると予想しましたが、経済状況がそれを許しませんでしたね(アクティブサスは非常に高価な装置で、バブル崩壊以来、不必要に高価なクルマは売れなくなってしまいました)。 なんか総花的な話になってしまい結論が見えませんが、要するに、どんなモノになるにしても、おカミの決定や経済状況によって未来のクルマの姿が決まる、とゆぅのが現実でしょう(人類は月に行き宇宙ステーションを建造し、その一方でアポロ計画で使われたモノより遥かにアタマがよいコンピュータを¥10万で売る事が出来る技術を既に持っています。普通考える未来の自動車の新技術のほとんどが、コストや取扱の難しさを無視すれば、既に実現可能なのです)。 あまりユメのない話ですみません。
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