解決済みの質問
ご回答者さん こんばんわ。
大学のレポートで「学級崩壊」を調べることになりました。
最新の本がないので、「学級崩壊をどうみるか」という
NHK出版の10年前の本を読んでいます。
これによると、
「家庭や社会にも原因があるが、大きな原因は、家庭や社会の変化に
影響を受けた子どもを教育できない教師の力量不足」という結論です。
知り合いの複数の校長も同意見でした。
ただ、この本の前半では、
「力量十分の教師をもってしても、学級崩壊を起こし得る」と書いて
おり、内容として矛盾しています。
ということで、結論が分からず混乱しております。
学級崩壊は教師の力量なのか、ということです。
そこで、何か参考書籍をご存知の方、
参考意見をお持ちの方がいらっしゃいましたらお教えください!
よろしくお願いします!
投稿日時 - 2009-12-23 22:18:02
小学校で勤務しています。
自分自身は幸い、学級を崩壊させてしまった経験はありませんが
周りに崩壊してしまった学級をたくさん見てきましたし
自分の学級がいつそうなっても不思議ではないと思っています。
hokutotukusiさんも、いろいろ勉強してお感じになったと思いますが
「学級崩壊の原因は、100%○○です!」という答えはありません。
教師の力量不足、家庭の教育力低下、社会の変化…と、様々な要因が絡み合っていることは確かです。
ただ、hokutotukusiさんのご質問は
「(ある一人の)子どもの問題行動」の原因ではなく
「学級崩壊」の原因、ですよね。
そう考えると、やはり
子どもを学級という集団として受け入れ、まとめていく立場にある教師の力量は、その原因の大半を占めるだろうと、私は考えています。
図に描くとわかりやすいと思うのですが…
学級崩壊の要因を、仮に【学校体制・学級・教師】【家庭】【地域・社会】の3つの側面から考えてみるとします。
【学校体制・学級・教師】
(良い状態)個性の違いを認め合える人間関係が築けている、児童一人一人が安心して自分らしさを表現できる環境がある、児童と担任の間に信頼関係が築かれている、生活面でも学習面でも教師の指導力が高い
(悪い状態)自分と違うところを認められない子が多く、人間関係がギスギスしている、周りからバカにされることを恐れて自分の気持ちを押しこめて我慢する子がいる、児童と担任の間の信頼関係が崩れている、教師の指導力が成熟していない
【家庭】
(良い状態)子どもが学校でのできごとをよく話す、また、話しやすい環境を親が作っている、友達や先生の悪口も受け止めながら、同意するのではなく前向きなアドバイスをする、我が子の言うことを盲目的に信じすぎない、保護者同士・保護者―学校間のコミュニケーションがよくとれている
(悪い状態)学校のことを話しづらい雰囲気である、その結果子供があまり学校の様子を話さない、我が子の言うことを盲目的に信じ、子どもと同じレベルで友達や先生の悪口を一緒に言う、保護者同士や学校との良好なコミュニケーションが取れていない
【地域・社会】
(良い状態)地域の大人たち(商店街・町内会など)に子どもたちを見守ろうという姿勢がある、学校の行事や学習に協力的である、子どもたちが挨拶ができる大人が地域にたくさんいる
(悪い状態)地域全体が子どもや学校活動に無関心、子どもと地域の大人の交流がまったくない
などなど。私の思いつく限りですが。
この3つの場において、それぞれが「良い状態」にあるならば、学級崩壊は起こらないでしょう。
でも、1つでも「悪い状態」にあると、少しずついいバランスは崩れていき、学級崩壊の原因になるでしょう。
ましてや2つ、または3つとも「悪い状態」であれば…どうなるかは容易に想像できますよね。
問題の原因を一つに求めることは、とても危険なことです。
また、その要因に関わりながら、自分の立場を棚に上げて他にばかり原因を押し付けることも、大変危険です。
なので、私はそうならないよう、自分の対処法、指導法をふり返り、よりよくしていく努力を続けているつもりです。
その上で初めて、家庭や地域にも協力を求めることができるのですから。
話がそれたかもしれません。
hokutotukusiさんの研究と、それが生かされるであろう将来に
少しでも役立てば幸いです。
投稿日時 - 2010-01-01 11:18:11
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