まず窒素の種類や挙動から理解する必要があるでしょう。ごく大雑把に言いますと、水や土壌など自然界や排水処理場で、窒素は微生物の働きによって、
1.元は有機物やアンモニアとして存在
2.硝化反応で亜硝酸性窒素へ
3.更に硝化反応で硝酸性窒素へ
4.最後に脱窒反応で窒素ガスへ
の順で反応(分解)が進んでゆきます。先のお二方も述べられていますが、環境科学で脱窒と言えば、普通は4.の反応を指す場合が多いですから、有機物やアンモニアが「浄化」されるためには不可欠な反応なのです。
しかし、例えば土壌中で植物の肥料として在ってほしい硝酸性窒素が、微生物による脱窒反応のために空気中へ逃げてしまう場合は困った現象ということになります。この場合、例えば脱窒を行う細菌は微量の硫黄分や硫酸化合物を栄養源としたり、空気に弱かったりしますので、こうした成分を土に含ませないようにするとか、土を耕して空気を含ませてあげるなどの対策が必要となるのです。
投稿日時 - 2009-11-28 21:10:15
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