ハーレーのエンジンの違い。EVOとツインカム

質問

はじめてのハーレー購入で悩んでます。
中古でのダイナ系の購入で悩んでいるのですが、EVOとツインカムではエンジンの鼓動や乗り心地の違いはあるのでしょうか？

あとそれぞれ利点欠点などあれば教えていただきたいです。

回答No.4

hidexkid

エンジンの構造が全く別です。EVOまではハーレーファンが言う所のハーレーでツインカムはハーレーの伝統を脱却した新型エンジンです。
ハーレーが年々新型を作っていくのは当然ですし、高性能を目指していること自体は昔から変わってません。

ハーレーとは虹に似ています。
虹がなぜ現れるのか知らない人には美しく見えます。なぜ虹が出来るのかを科学的に知る事こそ人間の知識欲ですが、満たした時には沢山の知識と引き換えに夢を失っているのです。

鼓動はEVOがハーレー的で全然良いです。
乗り心地は振動やトラブルが少ないという点でツインカムです。
高速でぶん回したり長距離走って何も心配したくないし疲れたくなければツインカムがお奨めです。
家で頻繁にメカいじったり最高の調子が出ただけでうれしい！みたいなホビーしたいならEVOです。

ナックルやパンは、エンジンが快調に回っただけでWKWKするような夢があります。「宇宙戦艦ヤマト」です。
ショベルは数が多いので入手しやすく人気ですが、エンジンの仕上がりは最低です。
HDが経営難の時期に作ったエンジンなので色々とケチって作られているため、快調にするには大きく手を加えないとダメです。AMF社に買収され、コスト削減・利益追求で創られた、言わば「量産型ザク」がショベルです。やられメカです。
このころ日本などから高性能のエンジンがアメリカに多く輸出され、アメリカにおいてショベルは最低のエンジンに評価される一方で、お金の無いヒッピーたちがこのエンジンとニコイチのようなフレームで安くハンドメイド・バイクを作っていったのですが、彼らのファッションやスタイルが現在のハーレーのスタイルとなっているのです。
つまりショベル以前のハーレーのエンジンと言えばチョップ（ぶった切り）となるのです。その歴史の最終型を飾ったエンジンがEVO。かれらはお金さえあればEVOがほしかった人もいれば手塩をかけて組んだバイクこそ最高という愛着信も強かったでしょう。EVOは言わば夢ハーレーの最終形。レシプロ最後の神飛行機「零戦/６４型」のようなものです。まさに夢と性能を両方持ち合わせたエボリューション。
それ以降アメリカ経済のバブルと共にお金のあるバイカーは高額をかけてショーバイクを作るようになります。若い彼らにとっても古きアメリカの魂ともいえるパンやナックルなどはあこがれのエンジン。これらをピッカピカに仕上げた高級チョッパー時代が来ます。アメリカ経済の登り時期です。一台一千万円とか珍しくない狂った時代の到来です。
そういったアメリカのハーレー文化とは別の軸でハーレー社自体は当然高性能なエンジンの開発を続けます。
ホンダやカワサキを技術的に超えたいのです。

結論：
美しいハーレーを夢見心地で乗りたければ最低でもEVO、しかもエボショベル推奨。
ハーレーの進化を見守り応援したい、またメンテとかで手が汚れるのがいやならばツインカム。

つか、ナックルかレボを迷うならともかく、EVOとツインカムだと微妙ですね。
どうしてもこれらから選ぶならば評価基準は確実に「夢はEVO、技術はツインカム」です。
私ならEVOを買います。ツインカムを買うくらいならハヤブサとか買った方が楽しい気がします。