• ベストアンサー

広義積分の存在を示す。

hを(-2,2)上で定義されたC^1-級関数とする。h(0)=0であれば、広義積分∫[0→1]h(x)/{x^(3/2)}dxが存在することを示せ。 という問題で、自分なりに考えてはみたのですが、全く自信ありません。すみませんが、正しい解法を教えてください。ちなみに自分の解答は以下のようになりました。 h(x)を原点まわりにテイラー展開すると、 h(x)=h(0)+h'(0)x+R[2]=h'(0)x+R[2]となる。 ここで、R[2]={{f(c)}^(2)}x/(n+1)!である。(0<c<x) これを∫[0→1]h(x)/{x^(3/2)}dxに代入すると、 ∫[0→1]{h'(0)x+R[2]}/{x^(3/2)}dx =∫[0→1]h'(0)*x^(-1/2)dx+{{f(c)}^(2)}/(n+1)!*∫[0→1]x^(-1/2)dx =h(0)+2h'(0)+2{{f(c)}^(2)}/(n+1)! =2h'(0)+2{{f(c)}^(2)}/(n+1)! (0<c<x) となるので、これが∫[0→1]h(x)/{x^(3/2)}dxの値となり、この広義積分は存在することが分かる。(証明終)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • arrysthmia
  • ベストアンサー率38% (442/1154)
回答No.2

h は C^1-級 としか仮定されていないから、2次のテイラー定理は使えない。 1次のテイラー定理(つまり、平均値定理)を使って、 h(x) = x h'(c) となる c が 0 < c < x < 1 の範囲に存在する。 h が C^1-級 なので、h' は (-2,2) で連続。よって、[0,1] では有界である。 | h' | の [0,1] での上界のひとつを M と置く。| h'(c) | ≦ M。 ∫[0→1] | h(x)/{x^(3/2)} | dx ≦ ∫[0→1] M x^(-1/2) dx = 2M だから、∫[0→1] h(x)/{x^(3/2)} dx は絶対収束する。Q.E.D. 蛇足だが、R[2] = {{f(c)}^(2)} x/(n+1)! の c は、x に依存するので、 ∫[0→1] {h'(0)x+R[2]}/{x^(3/2)} dx = ∫[0→1] h'(0)*x^(-1/2) dx + {{f(c)}^(2)}/(n+1)! * ∫[0→1] x^(-1/2) dx と、c を ∫ の外へ出しているのもマズい。

その他の回答 (1)

  • koko_u_u
  • ベストアンサー率18% (216/1139)
回答No.1

>h(x)=h(0)+h'(0)x+R[2]=h'(0)x+R[2]となる。 h は C^1 級なので、二階微分の存在を仮定してはいけません。

関連するQ&A

  • 広義積分可能についてです。

    f(x)は(a,b)で連続とします。 このとき(a,b)で広義積分可能かということを考えるときは a<c<bとなるすべてのcに対して lim(→0)∫(a+ε~c)f(x)dxと lim(→0)∫(c~b-ε)f(x)dx を考えますよね。 lim(→0)∫(a+ε~c)f(x)dxを考えるとき [a+ε,c]でf(x)は連続よりf(x)は有界 よって[a+ε,c]上すべてのxに対して|f(x)|≦Mとなる定数M>0が存在する よって lim(→0)∫(a+ε~c)f(x)dx ≦lim(→0)∫(a+ε~c)Mdx =lim(→0)M(a+ε-c) =M(a-c) となるため lim(→0)∫(a+ε~c)f(x)dx は存在する lim(→0)∫(c~b-ε)f(x)dx についても同様に考えられるため広義積分可能 この解釈は合ってるでしょうか? 誤っている場合は解説をよろしくお願い致します。 初歩的なことで申し訳ありません…

  • 不定積分と広義積分

    不定積分、広義積分を求める問題です。 (1) ∫x^2/(x^4+1)dx (2) ∫(x^2-1)^(3/2)dx (3) ∫(-∞から∞まで)1/(x^6+1)dx 三角関数で置換してやってみたりしましたが、どうも上手くいかないみたいで。何か良い解法があれば教えてください。

  • 広義積分の計算って?

    計算がよく分からなかったので質問させていただきました。 f(x) = 1 / (x^(2/3)*(1+x^(1/3))) について (1)不定積分を計算しなさい ∫f(x)dx (2)広義積分を存在するならば計算しなさい ∫f(x)dx .....0≦x≦1 お願いします

  • 広義積分の問題を教えて下さい

    次の問題の答えを教えて下さい。 1.次の広義積分を求めよ。ただし、r,kは正の定数とする。 (a)∫(rから∞)dx/x^2 (b)∫(0からr)dx/√r-x (c)∫(-∞から0)e^(kx)dx (d)∫(0から1)dx/x^2の三乗根 (e)∫(1から∞)dx/x(1+x) (f)∫(0から1)√(x/1-x)dx 2.次の広義積分を求めよ。 (a)∫(-1から1)dx/x (b)∫(-1から1)dx/x^2 (c)∫(-∞から∞)dx/x^2+1 3.広義積分I=∫(0からπ/2)log(sinx)dxの値を、次のようにして求めよ。 (a) I=∫(π/2からπ)log(sinx)dx=∫(0からπ/2)log(cosx)dxが成り立つことを示せ。 (b)x=2tとおいて2I=∫(0からπ)log(sinx)dxの値を計算することによって、I=-(π/2)log2であることを示せ。 4.s>0として、ガンマ巻数Γ(s)=∫(0から∞)e^(-x)x^(s-1)dxについて式Γ(s+1)=sΓ(s)が成り立つことを示せ。 5.p>0,q>0として、ベータ関数Β(p,q)=∫(0から1)x^(p-1)(1-x)^(q-1)dxについて式Β(p,q)が成り立つことを示せ。 お願いします。

  • 広義積分の問題を教えてください。

    fとgを区間I=(0,∞)で定義された連続非負関数で、この区間で広義積分可能であるとします。 さらに、 f(x)→0 (x→0) xg(x)→0 (x→∞) を満たしているとき、 lim[n→∞] n∫f(x)g(nx)dx = 0 (積分区間はI) が成り立つことを示したいです。 以下のように積分区間を0から1,1から∞にわけて、 それぞれ評価しようとしましたがうまくいきません。 具体的には、 J=n∫f(x)g(nx)dx とおいて、 J= n∫f(x)g(nx)dx + n∫f(x)g(nx)dx (最初の項を(1) 2つめの項を(2)として) (1)の積分区間は0~1 (2)の積分区間は1~∞ (1)において、g(nx)が非負なので、平均値の定理から、 (1)=nf(Cn)∫g(nx)dx となるような、nに依存する値 Cn∈[0,1]が存在。 nx=tと置換すれば、 (1)=f(Cn)∫g(t)dt    (積分区間は0からnに変化) というキレイな形になり、 ∫g(t)dt  は、gが広義積分可能なことから、有限値に収束。 このままf(Cn)が0に収束してくれれば良いんですが、 Cnは [0,1]上 特に性質なくいろんなところをとりえます。 だから、Cnが単調減少して、仮定の条件をつかって クリア!みたいなことにはならないのです。 根本的に方針が違うのだと思うのですが、 どなたかヒントでもいいので教えてください。

  • 広義重積分の計算

    広義重積分の計算 領域D = {(x,y)|0≦x≦y≦1}における関数、f(x,y) = x / ((x^2 + y^2)^1/2) の広義の重積分Vを求めよ。 という問題です。 原点で不連続になることが分かります。 解答には、lim{c→+0} ∫{c→1} ∫{0→y} f(x,y) dx dy と載っていました。 自分は先にyで積分した方法で解こうとしたのですが、以下で正しいでしょうか? lim{x→+0} ∫{0→1} ∫{x→1} f(x,y) dy dx xとyの両方が0の時に不連続になるので、x方向とy方向の両方を0に近づけたlimitを取らなければならないのではないかという疑問もあります。 そこのところがよく分かりませんので、よろしくお願いします。

  • 広義積分について

    広義積分 ∫1 -1 (1+x)^1/3 dx の値を求めよ。 また広義積分と定積分の違いはなんですか? よろしくお願いします。

  • 広義積分

    広義積分についてよくわからないので質問させていただきます 1.∫logx dx[0,1]のとき、0をcとおいて lim(c→+0)∫logx dx[c,1]を計算して、F(c)=c-clogc-1とおきグラフを描いてみると lim(c→+0)F(c)=-∞となるのですが、これは数学的にあっていますか? 2.同様にして ∫1/x^2 dx[0.1]と∫1/x^2 dx[1.∞]をそれぞれ計算すると前者は∞になり後者は1になります。 しかし図で考えると面積で言えば前者は後者よりも面積1(0≦x≦1,0≦y≦1の範囲)だけ多いと考えられるので、もし後者の面積が1になるのなら前者は2になるはずですが実際は∞になります。 どうしてでしょうか?

  • 広義積分

    ∫[-∞ → ∞] ((x-i)^2)e^(-x^2) dx の広義積分がわかりません。 e^(-x^2)の広義積分が√πになることを利用する、とかかれていたので部分積分から行くのかと思ったのですが、どうしてもできません。 よろしくおねがいします。

  • 広義積分

    α>1とする。 広義積分 I =∫(1→∞) log(x)/x^(α) dxに対して (1) x^(1-α)*log(x)を微分せよ。 (2) R>1とする。∫(1→R) log(x)/x^(α) dxを求めよ。 (3) Iを求めよ。 (1)に対しては,d/dx {x^(1-α)*log(x) }= {(1-α)log(x)+1}/x^(α)という答えがでました。 (1)を利用して(2)以降をといていくと思うのですが,やり方がわかりません。誰か助けてください。